第十八 「雅楽」
王国を出て、聖国に訪れる、、、
聖国は、毎月祭りが開催される国であった、、、
そして、「雅楽」に会った、タリアとカーミス、、、
「雅楽」の踊りは、、、
馬車乗り場に向かっていると、カーミスが口を開く。
「ねぇ、、、転移魔術で飛べばいいんじゃないの?」
「あぁ~、聖国には飛べないよ、、、」
「え?なんで、、、?」
「う~んとね、、、聖国って防壁張ってるのよ、、、しかも、その防壁には「雅楽」も手を貸してる、、、「雅楽」は、自身が踊ることを祭典として、防壁を底上げしてる、、、だから、転移はできないの、、、」
「そうなんだ、、、「雅楽」って楽しい方なのね、、、」
「うん、、、あいつの踊りはうまいし、楽しいよ。」
「早く行ってみたい!!」
「ふふ、そうだね、、、」
タリアとカーミスが話していると、馬車乗り場に着き、聖国に行く馬車に乗り込む、、、
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「いや~、お客さん方!!聖国に行きたいなんて、随分と踊りが隙なんだね~!!」
「え?どうしてです?」
「え?違ったのかい?あそこは、毎月何かと踊ってる国だぞ?祭典と祭りを一緒に開催しているんだとさ、、、随分と楽しそうだよな~、、、」
「、、、祭りは好きですか?御者さん。」
「いや~、楽しい祭りは好きだが、、、そう毎月というのはな~、、、」
「そうですか、、、」
「お客さんは?」
「私は嫌いです、人だかりが苦手で、それに、楽しみたいというのに邪魔をされるのは嫌いなんです。」
「はぁ~、そう言うタイプか~、なら、何故、聖国に行くんだ?」
「それは、十将 第四将「雅楽」に会いたくてね、、、」
「はぁ~、「雅楽」司教様にね~、、、難しいんじゃないのかな~、、、」
「そうですよね、、、でも、きっと会えますよ、、、だから、この時期に行くんですよ、、、」
「、、、なるほどね~、あんた、商人さんかい?」
「さぁ~、情報は武器ですので、、、」
「ははは!!それもそうだな!!」
「、、、?タリア、、、?なんでこの時期なの?」
「、、、あぁ、カーミス、そう言えば、初めてだったね、、、」
「うん、、、何があるの?」
「ちょうどいいし、教えてあげる、聖国は毎月祭典を開く、その祭典にはそれぞれ意味があるけど、今の時期の祭典は、神に対して感謝を伝えるための祭典が今行われているの、そこでは、教皇率いる、神聖兵も同席する、そして、「雅楽」も神に楽しんでほしいということで、踊るからそこで会えるってこと。」
「へぇ~、、、聖国ってそんな国なんだね、、、」
「そうだ、御者さん、聖国までどれくらいですか?」
「聖国までは、、、あと半日ぐらいかな?うちの馬は体力あるからな。」
「そう、、、それなら、私たちは寝てるわね、、、」
「おう!!眠りを誘うのはうちの商売の売りだ!!」
「そう、だいぶいい商売ね、、、」
タリアがそう言い、カーミスとタリアは眠りに落ちた、、、
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眠っているからか、、、時間は早く過ぎ、、、御者が聖国に着いたことを知らせる。
「お客さん!!着きましたよ!!」
「、、、ん、、、ありがと、、、はい、お代、、、」
タリアは馬車から降り、賃金を御者に渡す。
「毎度~、、、!!」
御者がそう言い、その場を後にした、、、
「カーミス!!着いたよ!!起きて!!」
「ん~、、、おはよ~、、、タリア、、、」
「ほら!!ここが聖国だよ!!」
タリアの言葉を聞き、カーミスは眼を開く、、、すると、楽しい声と光景が飛び込んできた、、、
「、、、!!すごい!!こんなに煌びやか!!こんなに楽しそうなんだ!!」
「ふふふ、、、そうだね、、カーミス、、、」
「おや?どちらの方ですかな?」
「、、、私たち、王国から来たものです。」
「おぉ、王国から!!それははるばるようこそ!!」
「えぇ、、、初めまして、、、申し訳ありませんが、お名前は?」
「あぁ!!これは失礼、、、私、十将 第四将「雅楽」と呼ばれている者です、名は、リガンドと申します。」
そう言う、「雅楽」は頭を下げた、、、
「あぁ、、これは、私は、カーミスの護衛兼友のオースタリアと申します、それでこちらは、、、」
「、、、初めまして、、、私は、カーミスと申します、よろしくお願いいたします、「雅楽」様、、、」
「おぉ!!これは丁寧にどうも、、、まぁ、堅苦しいのもあれですし、さぁ、こちらへ、、、」
そう言われ、タリアとカーミスは「雅楽」についていく、、、
そして、椅子に座ったタリアとカーミス。
「さて、どうして、聖国に?祭典も祭りも興味ないでしょ?」
「、、、どうして、そう思うのですか?」
「、、、?だって、あなた、龍人でしょ?」
「、、、気づいてたんですね、、、「雅楽」さん、、、」
「、、、ははは、それは気づきますよ!!だって、あなたの魔力は、人のそれじゃないですもの、、、」
「、、、そう、、、なら、敬語はいらないわね、、、」
「、、、で?そんな、龍人がどうしてそんな少女に仕えてるんだ?」
「、、、みんな、そんなことばっか聞くよね~、どうでもよくない?私が仕えたいんだから仕えてるってだけ、、、」
「そう、、、なら、質問を変えようか、、、どうして、私の前に第一将「根源たる魔女」を私の前に連れてきた、、、」
「雅楽」はそう言った瞬間、今までの笑顔は消え去り、修羅のような顔をしながら、タリアとカーミスを見る。
「、、、どうして?そんなもの、認めさせるためだよ、、、」
「、、、認める、、、?どうしてだ?別に、認めなくとも、第一将にはなれるだろ?」
「、、、確かにね、なれるけど、それじゃ、意味がないの、周りが認めて初めて、王になるの、上に立てるの、だから、認めさせるためにあなたに会った、、、わかった?」
「、、、なるほどね、、、なら、、、ここで、、、認めさせてみな、俺の中にいるのは、傲慢で嫉妬深い魔女だけだ、、、」
「雅楽」がそう言うと、踊り始める、すると、大地が動き始める、、、
「、、、!?な、なにこれ!?何なの!?」
「、、、「雅楽」が、どうして、十将と呼ばれるのか、、、ただ、踊るだけじゃない、あいつの踊りは、大地を鼓舞し、揺らすことができる、それは単純に、大地が私たちに牙をむく、、、少しでも、巻き込まれれば、、、死ぬ、、、!!」
「、、、!?ひ、飛翔魔術!!見えざる風の翼!!」
カーミスが唱える。
「、、、その程度か、、、随分と弱ったな、、、」
「仕方ないでしょ?私が守ってきたんだから、でも、これからは私は守らない、、、カーミス!!あなたが自分であいつを認めさせな!!」
タリアがそう叫ぶと、「雅楽」が動かした大地が、タリアを飲み込む、、、
「タリ、、、!!」
カーミスが叫ぼうとした瞬間、タリアの笑顔を見て、覚悟を決める、、、
「、、、「雅楽」さん!!よろしくお願いします!!」
「、、、ふっ、あぁ!!来いよ!!」
すると、カーミスが手を前に出し、魔術を唱える、、、
「では、、、!!「雅楽」さん、、!!お胸借りますね!!中級風魔術風纏い削り取る!!」
そして、周囲の風を自身に纏わせ、手の前に風の球を作り、「雅楽」に向かって撃つ、、、
「、、、!!ははは!!よくその年で!!中級を使えるな!!」
「雅楽」はそう言うと、笑いながら、踊りを激しくし、カーミスの中級を真っ向から受ける、、、
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