第十五 十将
中級を成功させるカーミス。
すると、いきなり頭上が黒く覆われた、、、
そこで明かされる、、、カーミスの力、、、タリアの思いは、、、
カーミスは、数十秒間風を纏っていた、、、
「、、、、、、」
「おぉ!!やっぱり、才能があるね~、一回やった程度でもう纏えるようになったね~、、、」
「、、、ふふふ、ありがとうございます、、、でも、、、これ、きついです、、、」
「ん?そうだよね~、自然の力を使っているわけだしね~、でも、これは当たり前だよ、、、」
「、、、これが、、、当たり前、、、?」
「うん、当たり前、「神称」持ちはこれを当たり前の魔術として使ってくる、だから、カーミス、上級を使えるように頑張ろうね?上級でも、使う人によっては簡単に地形を変えるよ、、、まぁ、カーミスはそれ以上だと思うけど、、、」
「、、、え?」
「さぁ、次は中級を発動しようか、中級風魔術風纏い削り取る、、、」
タリアが唱え、地面を削る、続いて、カーミスが唱える。
「、、、ふぅ~、中級風魔術風纏い削り取る、、、!!」
すると、カーミスの前に風が現れ、地面を削った、、、
「、、、!!すごい!!すごいよ!!カーミス!!」
「、、、っ!!や、、、やった!!やったよ!!タリア!!」
「うん!!おめでとう!!中級を発動できたね!!本当に、おめでとう!!」
「、、、ねぇ、、、タリア、、、」
「うん?どうしたの?」
「い、嫌ならいいんだけど、、、頭、、、なでてくれない?」
「、、、ふふふ、いいよ、、、」
そう言い、タリアはカーミスの頭に手を置き、なでた、、、
「、、、、っ///ありがとう、、、」
「ふふ、どういたしまして、、、」
すると、カーミスとタリアの頭上が暗くなっていく、、、
「、、、!?な、何、、、!?」
「、、、「神称」、、、「常闇」、、、闇を操る怪物だよ、、、」
「、、、あなたに、怪物と言われたくないですね、、、初めまして、「根源たる魔女」よ、、、私は、十将 第五将「常闇」グライド、と申します、、、」
「、、、じ、十将、、、そ、それって、、、」
「うん、この五大陸には、五つの国があるのは分かるよね?」
「、、、う、うん、、、」
「一国 王国、二国 帝都、三国 聖国、四国 不国、五国 岩国の五つの国、そして、五大陸で怪物と呼ばれるのが十将、、、その第五将があいつだね、、、」
「、、、か、勝てるの!?ねぇ!!タリア!!」
カーミスがそう言いながら、タリアの服を握る、、、その手はひどく震えていた、、、
「、、、これが、、、第一将「根源たる魔女」、、、の生まれ変わりですか、、、随分と、、、弱いですね!!」
「常闇」がそう言いながら、攻撃をしてくる、、、
しかし、その攻撃は、タリアによって防がれた、、、
「、、、どいてくれませんか?龍人様?」
「、、、それは無理、、、大体、いきなり現れて、、、それで、いきなり攻撃なんて、、、ふざけてるの!?」
「、、、知りません、そのようなこと、、、生まれ変わろうと、十将、、、強さは健在のはずでしょ?」
「、、、お前、、、ふざけてるのか、、、!?」
タリアが、怒りを表し、「常闇」を威嚇する、、、
「知っていますよ、、、龍人オースタリア、、、あなた達、龍人は神から認められた、本物の怪物、、、私たちのような称号ではなく、神本人から認められた、真証を渡されているのでしょ?ですが、それは、この地上では、力を出せない、、、本気を出してはいけない、、、そうでしょ?」
「、、、確かにね、、、でも、、、何事にも、想定外はあるものよ!!」
タリアが叫び、「常闇」に向かって、殺意を飛ばす、、、それは、世界全体にいきわたるほどの物であった、、、
「、、、あなた、、、今の殺意、、、」
「、、、「常闇」、、、今、、、ここでやるか、、、?」
「、、、いいえ、やめときましょう、あなたのその眼はまさに獣の眼、それに、まだ、「根源たる魔女」は戻っていませんようですのね、、、それでは、、、」
「常闇」は、影を消すかの如く消えていった、、、
「、、、十将、、、お前たちは、、、」
「、、、た、タリア、、、?」
「、、、ん?カーミス、、、大丈夫だった、、、?」
「、、う、うん、大丈夫だったけど、、、あ、あいつは、、、」
「、、、「常闇」なら、もう帰ったよ、、、」
「そう、、、ねぇ、、、「根源たる魔女」って、、、?」
「、、、気になる、、、?」
タリアはそう聞き、苦笑いをした、、、
「うん、、、私が何者で、、、十将は何をしようとしているのか、、、私は、知りたい、、、!!」
カーミスがそう言った、その時の眼はタリアを圧倒するような目であった、、、
「、、、分かったよ、、、カーミス、今から話すことはすべて真実だよ。」
「うん!!」
「、、、まず、カーミス、あなたは、いえ、あなたの前世は、十将 第一将「根源たる魔女」だったの、、、第一将、それは、大陸最強を意味し、何人たりとも寄せ付けず、絶対的な力を持っていた、、、それでも、、、」
「それでも、、?」
「それでも、、、私たち、龍人には勝てなかった、、、」
「、、、!?た、タリア達、、、龍人に対して、、、!?」
「うん、、、それでも、私たち龍人と渡り合った、、、私たちが唯一その実力を認めた人間で、、、唯一、私たちが本気で殺しに行った人間だよ、、、」
「、、、強かったんだね、、、前世の私、、、」
「うん、、、強かったよ、、、でも、優しかった、、、まさに、今の君がまんま大きく強くなったような、、、」
「、、、でも、、、私、、、タリアに勝てる気しないよ、、、?」
「それはそうだよ、、、さっきも言った通り、私は龍人の中じゃ規格外で想定外の存在、多分、その気になれば、誰よりも強くなれるし誰よりも弱くなれる、、、そんな存在、、、」
「そう、、、何だ、、、でも、なんで、、、」
「、、、最強でも、、、悪夢には敵わなかった、、、」
「え?、、、」
「、、、龍人を殺せば、死んだものを生き返らせられる、、、そんな、妄言が耳に入ったんだろうね、、、誰よりも、家族や友人を愛していた、、、」
「、、、、、、、」
「わかる、、、って顔してるね、、、きっと、カーミスもそうするでしょ?」
「、、、うん、、、するかも、、、」
「そうだよね、、、だから、私はあなたを見張るためという、もう一つの目的もあって護衛になった、、、でも、君の優しさに触れて、、もう、、そんな目的もよくなってきてさ、、、このまま、何もなければ、、、戻らなければ、、、このまま、護衛として、君が死ぬまで一緒にいたかった、、、」
「、、、でも、、、あいつに会った、、、」
「、、、うん、、、そこで、カーミス、二つから選んで、、、一つは、このまま王族として過ごし、十将にやられるか、もう一つは、王族を捨てて、私と一緒に来て、元に戻るか、、、どっち?」
タリアがカーミスに対し、質問をした、、、その、眼は世界を壊してしまうような、、、そんな、黒く沈んだ眼であった、、、
「、、、タリア、、怖いよ、、」
カーミスはそう言い、笑う。
「私ね、、、元に戻るのは少し怖いの、、、でも、家族を守れるのなら、タリアと一緒なら、きっと、、、きっと!!もう、、、悪夢は見ないよ、、、」
そう言ったカーミスはタリアの手を握った、、、その手は、震えていたが、、、その震えは、、、恐怖と寵愛から来るものであったのであろう、、、
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