第十一 「神称」と「異名」
5日が経ち、国王あてに手紙が届く。
そこに書いてあったのは、第一師団と第一王子が帰ってくるということであった、、、
そして、タリアとカーミスが特訓をしていると、、、
その力の差は、、、
国王と会ってから、5日が経った。
そして、遠征に行っていた、第一師団と第一王子が帰ってくるという手紙が、国王のもとに送られてきた。
「おぉ、、あいつが帰ってくるのか、、、」
「、、、第一王子様がですか?」
「あぁ、あいつはどれだけ、成長したか楽しみだな、、、」
「そうですね、では、今、王城にいる者たちに伝えてきますね。」
「あぁ、頼むぞ。」
「はい、それでは、、、」
そう言い、部屋を出るのであった。
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「カーミス、起きて、もう、朝だよ~。」
「ん~、、、もうちょっと、、、」
「だめ、今日は特訓でしょ?ほら、行くよ、、、」
タリアがそう言いながら、カーミスの手を引っ張り、体を起こす。
「ん~、、、分かったよ~、起きるから、、、もうちょっと、ゆっくり起こして~、タリア~、、、」
「もう、そんなこと言って起きないでしょ?ほら!!起きて!!」
もう一度そう言いながら、カーミスの背中を押した。
「ん~、、、」
そんなやり取りをしていると、扉がノックされる、、、
「ん?誰だろう?私出るから、着替えておくんだよ、、、カーミス。」
タリアが言いながら、扉まで行き開ける。
「はいはい~、今開けま~す。」
「いきなり、申し訳ありません、オースタリア様、少しお話を、、、」
「いいよ~、何があったの?」
「はい、遠征に行っていた、第一師団と第一王子様が今日の午後に帰ってくるということなので、その報告をと思いまして。」
「う~ん、そうなんだ。」
「えぇ、機会がありましたら、ぜひお会いしてくださいませ、その際には、力試しを申し込まれると思いますが、了承の方をお願いいたします。」
「はいよ~、分かったよ~。」
「それでは、、、」
そう言い、去っていく。
「ねぇ、、カーミス、第一王子ってどんな奴?」
「え?あ、あぁ、ダースリー兄さまは、力を求める人かな?まぁ、それに見合った武芸の才があるのも確かなんだけどね、、、」
「なるほどな、、、まぁ、今日の午後に帰ってくるらしいよ。」
「そうなんだ、、、だいぶ長い遠征だったね、、、」
「ま、それまでは、特訓しようか。」
「うん、行こう。」
カーミスとタリアがそう言い、中庭に向かって行く
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そして、数分が経ち、中庭に着いた二人
「今日は、何を練習するの?タリア。」
「ん?今日はね、風と相性がいい土魔術をするよ。」
「土魔術が風魔術と相性がいいの?」
「うん、土魔術で相手の足を取って、風魔術で相手を制するってのが最も一般的かな?まぁ、水でもいいんだけど、、、カーミスは土が次に適性が高いから先に教えるね。」
「え?そうなの?私、土が適正高いの?」
「うん、高いよ~、カーミスは、風、土、水、雷の順番で適性が高いね~、それ以外は、まぁ、使えないわけじゃないって感じかな~?」
「そうなんだ、、、それで、土はどんなことするの?」
「ん?地面を隆起させる。」
「え?り、隆起?ど、どういう、、、」
「こういうこと、、、土魔術波打つ大地」
タリアが、地面に手を当て、唱えると、地面が隆起しカーミスを揺らした。
「、、、!?わ、わわわ!!危ない!!危ないよ!!タリア!!」
「あはは、ごめんごめん、、、」
タリアが笑い、地面から手を離すと隆起が収まる。
「、、、今日はこれをやるの?」
「そうそう、でも、初めてだとわかりにくいと思うから、イメージをもって感じ取るのを先にやろうね。」
「うん!!分かった!!」
カーミスが返事をし、地面に手を当て、イメージをする。
「どう?何か感じる?」
「う~ん、地面の中にミミズがいることやモグラがいることは、なんとなくわかるけど、、、その下がよくわからない、、、」
「十分だよ、やっぱり適性が高いね、じゃあ、とりあえず、感じ取った地面を動かしてみようか、、、」
「動かすって、、、」
「大地を水のように動かす、石を湖に投げ入れて波紋が広がるように、、、水が波打つように、、、」
「、、、波紋が広がる、、、波打つように、、、」
カーミスがつぶやき魔力を練る、、、
「、、、土魔術波打つ大地!!」
カーミスが唱えると、タリアが唱えた土魔術には及ばずとも、人が立つには難しいほどの隆起を起こした。
「おぉ!!すごいね!!カーミス!!」
カーミスが地面から手を放す。
「、、、はぁ!!はぁはぁ、、、疲れた、、、」
「うん、お疲れ様、すごいね、カーミス、初めてであそこまで隆起が起こるのはすごいよ。」
「ほんと!?嬉しい、、けど、、、やっぱり、タリアにはかなわない~。」
「ふふ、いつか、越されちゃうかもね、、」
「それは、いつだろうね~、、、」
「案外、すぐかもしれないよ~。」
「そうですね、カーミスは私より魔術の才は高いからね。」
後ろから聞き覚えのない声が聞こえ、タリアが後ろを向く。
「、、、!?あなたは、、、?」
「初めまして、私は第一王子、ダースリーと申します、あなたが、龍人のオースタリア様ですか?」
「、、、そうだよ、私を見てよく普通に喋れるね、、、」
「おや?それは、そうでしょ?あなたは殺気を出していませんので何を恐れることがあるのです?」
「、、、なるほどね、、、武芸の才があるってのは本当なんだね、、、」
「、、、いきなりで申し訳ありませんが、力試しに付き合ってもらいませんか?」
「、、、まさか、本当になるとはね、、、いいよ、力試し受けてあげる。」
タリアが承諾し、ダースリーとタリアがそれぞれの位置に着く。
「それでは、よろしくお願いします。」
「うん、よろしくね~。」
お互いが挨拶をすると、ダースリーが雷神が如く踏み込み、タリアに向かって剣を抜き突っ込んでいく、、、
「刺技一点突く茨」
ダースリーの技がタリアののどに向かって放たれた、しかし、タリアはいとも簡単にその技を軽くいなし腕を振り下ろす。
その腕の衝撃は、地面を抉った。
「、、、これは、、、当たったらまずいな、、、」
「へ~、よく避けたね~、、、」
「くっ!!なら、弓技千里を渡る弓」
ダースリーが距離をとると、弓を引き、タリアに向かい矢を撃つ。
その矢は、亜音速にまで達していた、、、
「、、、早いね~、ちょうどいいし、土魔術我守る土壁」
タリアが唱えると、目の前に土の壁ができ、亜音速の矢を直前で止めた。
「、、、私の亜音速の矢をこの至近距離で、、、止めた、、、!?」
「、、、君、称号持ってるでしょ?しかも、神からの称号、神称を、、、」
「、、、、よくわかりましたね、、、はい、確かに持ってますよ、神称「武芸百般」、これは私が持つものすべてを達人の領域で扱えるものです。」
「、、、あなたにピッタリね、、その神称、、、」
「ね、ねぇ、タリア、、、」
「ん?何?カーミス。」
「神称って何?」
「そうだね、、、今、説明してもいい?ダースリー!!」
「えぇ、これも授業の一環ですので、どうぞ。」
「よし、なら、まず、称号についてね、称号には、主に二つある、神からの称号「神称」、人からの称号「異名」の二つ、「神称」は、自分に合ったものを神から与えられ、その場面に会った能力が与えられる、「異名」は、自分の生きざまに合ったものを人から与えられ、これは、世界が自分を認めたことを現すの、だから、ダーズリーは「神称」と「異名」を二つ持っている、そうでしょ?」
「えぇ、そうですね、私の「神称」は「武芸百般」、「異名」は「千の戦人」を持っています。」
「そう、やっぱり持っているのね、、、」
「ねぇ、世界に認められるとどうなるの?タリア。」
「世界に認めれるることは、自分を見失わないことを現し、自分の本来の力を自由自在に引き出すことができるの、それは、人智を超えた能力を出すの。」
「、、、じゃあ、ダースリー兄さまは、、、」
「えぇ、もう怪物の行き達しているかもね、、、」
「、、、怪物って、そんな私を軽々しくあしらう、あなたは何になるんですか、オースタリア様、、、」
「私は、人間じゃないからね、、、」
「そうでしたね、、、」
「ねぇ、お父様は?」
「あぁ、国王はね、「神称」は「善王」、「異名」は「神代の名君」だよ。」
「、、、どうして、オースタリア様はお父様の物を知っているのですか、、、?」
「ん?私は、相手の「神称」と「異名」を見ることができるの、過去でも、今でも、未来でもね、、、」
「そうですか、、、では、そろそろ、戦いに戻ってもらえますか?」
「う~ん、そうだ!!なら、私も「神称」を明かすついでに、これで終わりにしようか、、、」
「何を言って、、、」
ダースリーがそう言いながら、また、雷神の如く踏み込み、タリアに向かって行く、、、タリアは、腕を上に上げていた、、、
「何をしているのですか、、、?オースタリア様!!」
「、、、私の「神称」は「渇望する龍」、これは、自分が戦いと認識した瞬間、生きたいと勝ちたいと思うことで、力を無制限に上がり、相手に合わせて常に変わる、つまり、私は、この力試しを戦いと認識し、勝ちたいと思ったから、あなたの「武芸百般」に対して有利なのは、魔法術、今から、やるのは、その中でも、あなたを一撃で無力化できるもの、水魔法龍を模す渦潮」
タリアが説明をし、腕の上に渦潮が合われ、腕を振り下ろした瞬間、龍の形に変わり、ダースリーに向かって行く、、、
「、、、!!剣技切り裂く神速剣」
ダースリーが剣に持ち替え、真正面から切り伏せようとしたが、渦によってはじかれ、直撃をし、気を失った、、、
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