第十 国王の謝罪
部屋の中で、魔法を見ていると扉が叩かれる、、、
そこにいたのは、専属騎士のアレクであった、、、
その内容は、国王との謁見、、、いや、話し合いのお誘い、、、
そして、タリアとカーミスは執務室に着き、、、
カーミスとタリアが楽しそうに、話していると扉がノックされた。
「、、、ん?誰だろ?」
「私が出るから、カーミスは待ってて。」
「うん!!分かった!!」
タリアがそう言い、扉を開ける。
「すみません、楽しそうにしているときに、、、」
「あぁ、大丈夫だよ~、騎士さん。」
「カーミス様はいますか?タリアさん。」
「ん?いるよ、それで、用は今ここで聞くよ、、、?」
「わかりました、それでは、カーミス様を国王様が呼んでいるので執務室に出向いてください。」
「ん、分かったよ~。」
「はい、それでは、私は、あなたのお父様に稽古をつけてもらいますので。」
「そう、死なないようにがんば~。」
「はい、、、」
そう返事をした、アレクは背を向け、稽古場に向かって歩いていった。
「、、、カーミス!!国王が呼んでるって!!行くよ!!」
「え!?お父様が!?」
「うん、だから、執務室に向かうよ~。」
「は~い!!」
カーミスが返事をし、タリアの手を引くように執務室に歩いていく。
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そして、執務室に着いた二人、カーミスがノックをする。
「、、、失礼します、お父様、、、」
「おぉ、来たか!!カーミス!!して、後ろにいるのは?」
「ん?龍人のオースタリアだよ~、よろしくね~。」
「!!龍人様!!こ、これは失礼しました!!」
「あぁ~、いいよ、堅苦しいの嫌いだし、、、それで、どうして、カーミスを呼んだの?」
「、、、!!あぁ、カーミス、、、大丈夫だったか?」
「、、、タリアが、守ってくれましたから、、、」
「、、、そうか、、、幼い頃から一緒だった、、メイドがいきなり裏切り、ましては命までも狙ってくるなど、、、すまなかった、、、カーミス、、、」
国王がそう言い、頭を下げる、、、
「!!お、お父様!!あ、頭を!!」
カーミスが言いながら、謝罪を止めようとする、がしかし、タリアがそれを止める。
「、、、!!た、タリア!?ど、どうして、止まるの!!?」
「謝罪は、受け取っときな、一国の王が、一人の親が頭を下げてるんだ、、、それだけ、愛されてて、心配されてるんだよ、カーミス、、、だから、受け取っときな。」
「、、、分かったよ、、、タリア、、、私は、本当に大丈夫ですよ、、、お父様、、、」
「、、、、、、ほ、本当に、、、ありがとう、、、」
国王が感謝をする、すると、カーミスが口角を上げる。
「ふ、、、大丈夫ですから、お父様、私もずっとお父様に感謝しているのです、私に愛情をもって接してくれて、私に面白いことを教えてくれて、私に、私に大切なものをくれて、本当にありがとうございます、お父様、、、」
「、、、か、カーミス、、、う、うぅ、、、」
それから、数十秒間、国王は涙を流した、、、
「、、、本当に、すまない、、、」
「ふふ、落ち着きましたか?お父様?」
「、、、あぁ、早速ですまないが、、、どうして、龍人様がカーミス、お前の護衛になっているのだ?」
「あぁ、それは、、、」
「私から、話すよ~。」
タリアがそう言い、手を上げる。
「、、、はい、わかりました、立ち話もなんですし、どうぞ座ってください。」
「は~い。」
返事をし、カーミスとタリアが座った。
「それじゃ、どうして、私がカーミスの護衛になっているのかについてだね~、まぁ、簡潔に言うと私が、カーミスに興味を持ったからだね。」
「そういえば、どうして?タリアは私になの?強さを求めるなら、私を守ってくれてた、アンリスが良かったんじゃないの?」
「、、、あのね~、カーミス、前も言ったけど、私はあんたの優しい心に引かれたの、他人を重んじ、他人を第一に考えるあなたの心に、だから、私はあなたの護衛になったし、あなたを好いているの。」
「、、、なるほど、オースタリア様は、心がわかるのですか?」
「ん?もちろん、そう言う魔術があるでしょ?それを使ってね、、、」
「、、、それは、、、読心魔術、、、ですか、、、?」
「そうだよ~。」
「、、、使えるのですね、、、」
「ん?使えないの?」
「、、、いえ、読心魔術の使用は、原則審問官がいることが前提ですので、、、それに、細かく聞くには、それなりに集中力がいりますから、、、」
「あぁ~、確かにね~。」
「そういえば、タリアはどこから聞いたの?」
「ん?ん~、距離としてなら、、、1.5kmぐらいの場所からかな?」
「、、、!?い、1.5km!?そ、それは、、、離れすぎでは、、、」
「まぁ、人間にしてみればね、、、私は、龍人だし?それに、鍛錬も積んでるからね~。」
「、、、あ、あの、スキルは何を持っていますか?」
「、、、どうして、そんなこと聞くの?」
「あ!!いえ!!ただ気になっただけです、、、私たちが持ちえないものに、少し気になりまして、、、」
「あぁ、そう言うことね、、、まぁ、私のスキルは色々とできるよ、龍人としての単純な強さでは、お父さんが一番、何かを作ることにたけているのは、私のお母さんかな?」
「、、、やはり、龍人様はすごいですね、、、私たちにも、そんな力があれば、、、」
「力なんてね、あっても使える場面なんて限られるの、、、それに、力より愛が役に立つ場面もたくさんある、まぁ、それでも、あっても困ることはないかな?」
「、、、そうですね、、、やっぱり力ですか、、、」
「ん~?そうかもね~、でも、あなたは愛を教えているじゃないですか、それは何よりも大切ですよ、、、」
「、、、ほ、本当ですか、、、?」
「えぇ、本当です、愛を持たないものは、他人を理解できない、愛を知らないものは、誰かを愛することはできない、愛をもらってない人は、人生を誤ってしまうかもしれない、だから、とっても大切なんです、愛を与えた物の方が大きく、高く、硬くなる、それは人でも、植物でもわからないのですから、、、」
「、、、そう、、、ですか、、、」
「さて、それでは、私たちは戻りましょうか、カーミス?」
「え?で、でも、、、」
「いいんだ、カーミス、戻って、オースタリア様と話しなさい、、、」
「は、はい、、、わかりました、お父様、お仕事頑張ってください!!」
「!!ふふ、ありがと、カーミス、オースタリア様、本当にありがとう、、、」
「いいよ~、さぁ、戻ろ?カーミス」
「うん!!」
そう言いながら、タリアとカーミスが手をつなぎ、部屋へと歩いていった。
「、、、どうでした?久方ぶりに、カーミス様と話して、、、」
「、、、相変わらず、あいつは無邪気で、愛らしい、だが!!龍人様を護衛にしているとはな、、、」
「あぁ、相変わらず、破天荒なところは変わらんな、、、」
「まったく、困ったものだ、、、」
「、、、そういいながら、笑顔になってんぞ、、、タリスタ。」
「ふ、すまんな、、、よし、仕事の再開だ!!」
「はいよ、国王様、、、」
そう言いながら、仕事に戻った国王、、、タリスタはいつもより、早く仕事を終わらした、、、
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