第九 メイドの本心
タリアに魔術の練習を見てもらい、一分間、風の球を維持する、、、
そして、タリアに弟子入りを申し出るものが、、、、
話し合い去ろうとした瞬間、ナイフが飛んでくる、、、
そして、ナイフと投げたものは、、、
アドバイスをもらいながら、風の球を維持する、カーミス。
「、、、、」
「お、中々筋がいいね、カーミス、二回目でここまで安定させられるのはすごいよ。」
「、、、ぶはぁ!!はぁ、、、はぁはぁ、、、これ、だいぶきついね、、、」
「だから、特訓なの、できる特訓なんてどうでもいい、できないものを特訓してできるようになることだ大切だからね。」
「なるほど、、、」
「中々、的を得たこと言いますね、オースタリア様。」
そう問いかける、声が後ろから聞こえる。
「!?誰、、、?」
「!!お兄様!!」
「カーミス、だいぶ、魔術の扱いがうまくなったね、、、」
「はい!!タリアに教えてもらったので!!」
「そうか、一つ、お願いを聞いてくれますか?オースタリア様。」
「ん?何?」
「私にも、魔術を教えてもらませんか?」
「、、、どうして?名前も名乗らない人に何を教えるの?」
「!!も、申し訳ありません、、、!!私は、この王国の第二王子、キクイです。」
「、、、キクイね、、、そう、よろしく、で?何を教えてほしいの?」
「魔術です。」
「そう、それで、何で魔術を教えてほしいの?」
「、、、誰かを守りたいからです、、、」
「嘘は嫌いよ、、、キクイ、、、」
「、、、う、嘘?な、何言って、、、」
「貴方は力を欲している、それが何でかは知らない、、、でも、私に対し、、、龍人に対し、嘘をつけると思うなよ?」
タリアが声を低くして、キクイにプレッシャーをかける、、、
「、、、、、、」
キクイは言葉を発せず、ただただ、冷や汗をかいているだけであった、、、
「さて、もう一度、聞こうか、キクイ、、、どうして、魔術を教えてほしい?」
「、、、守りたいから、カーミスを、この王国を!!私は力をもって!!王国を!!世界を!!私が守りたい!!これが!!俺の意思だ!!これが理由だ!!だから、俺は力が欲しい!!」
キクイがそう、語気を強め、力強い眼差しでタリアに懇願をした。
「、、、ふふ、いい目ね、キクイ、、、いいわ、教えてあげる、ただし、基礎的なものを中心に教える、いい?キクイ、カーミス。」
「「はい!!」」
「まぁ、今日はここまで、キクイは戻りな、さぁ、カーミスも戻ろうか。」
そういい、三人が戻ろうとした瞬間、どこからともなくナイフが飛んでくる。
「、、、!!カーミス!!」
タリアが反応をし、カーミスにあたる前にナイフを叩き落とす。
「出てこい!!」
タリアがそう叫ぶが、相手からの反応はない、、、
「、、、くそ!!最後の警告よ!!今!!出て来なさい!!」
タリアがもう一度、叫ぶが依然として相手からの反応はない、、、
「それが、、、あなたの答えね、、、いいわ、探拘魔術風は見逃さない」
タリアがそう唱え、風がタリアを中心に円のように広がっていき、ナイフを投げたであろう犯人を見つけ出し、捕らえた、、、
「、、、!!捕まえた!!こっちにこい!!」
タリアがそう言い、手を引くと、その犯人を自身の近くに引き寄せた。
「、、、!?ど、どうして、あなたが、、、」
「?どうしたの?タリア?」
カーミスがそう言いながら近づき、覗こうとした瞬間、タリアが叫ぶ。
「見るな!!カーミス!!あなたは帰って!!」
「、、、!!?ど、どうして、、、え?」
カーミスは、体をひねったタリアの隙間から見えたものは、、、
カーミスの専属メイドアリスの姿であった、、、
「、、、ど、どうして、、、?あ、アリス、、、どうしてなの!!?」
「、、、あんたが、、あんたが!!気に入らなかったの!!あんたは!!私より年下!!なのに!!魔術の才も!!その知力も!!あんたは!!あんたは、、、私を軽々超える、、、私が、、、長年研究としてきたものを、あんたは一目見て構造を理解する、、、その才が、、、嫌い、、、だったのよ、、、」
「、、、それでも、、、それでも、あなたは!!私の!!家族!!家族、、、なのよ、、、小さいころから、一緒だったの、、、あなたの考えもわかってた、あなたの心も理解していた、、、それでも!!あなたを信じた!!これが!!私の!!不器用な私なりの愛情だったの、、、ごめんなさい、、、アリス、、、」
「、、、そういうとこが、、、嫌いなのよ、、、さようなら、泣き虫お嬢様、、、楽しかったよ、、、」
アリスがそう言うと、王城にいた近衛騎士が走ってきて、アリスをとらえ、連行する、、、
「、、、さぁ、帰ろうか、カーミス、、、」
「、、、、、」
「、、、カーミス、あなたは立場上全員に好かれるなんてことはない、でも、それでも、あなたを愛する人がいることを忘れないで、カーミス。」
「、、、うん、、、絶対に忘れないよ、、、絶対に、、、」
カーミスが悲しそうな声で、そう言いながら、タリアと一緒に部屋に戻っていった、、、
~~~~~~~~~~~~~
部屋に戻った、カーミスとタリアが話をする。
「、、、ねぇ、、、タリア、、、私は、本当に誰かを助けられると思う?」
「さぁね、私は、まず、誰かを助けようなんて思わない、でも、あなたはきっと誰かを助けられると思うよ。」
「、、、どうしてそんなことが言えるの、、、?」
「ん?カーミスがとっても優しいもの、、、あなたは、誰かを助けることを第一に考える、普通なら、自分が助かろうと考える、でも、あなたは、竜魔の森にいた時、心の中で願ったのは、自分の命じゃなくて、自分を守ってくれていた騎士の命を優先した、そんなことは普通ならできない、なのに、カーミス、あなたはそれを普通なことのように、当たり前のことのようにした、私はそこに引かれたから、あなたの護衛になったの、だから、あなたはその優しい心を閉ざさないでね?」
「、、、う、うん、、、」
カーミスが恥ずかしそうに、そう返事を返した。
「、、、ねぇ、タリア、、、」
「ん?どうしたの?」
「、、、タリアは、、、誰かを愛したことはある?」
「ん?もちろん!!あるよ、、、それが、私の生きる理由の一つでもある、家族も愛してるし、カーミスも愛してる、ねぇ、カーミス、ずっと気を張っていって疲れない?」
「、、、え?ど、どういうこと?」
「あなた、アリスが裏切るかもしれないって気づいてたって言ったじゃない?つまり、アリスがメイドになった時から、ずっと気を張ってたってことでしょ?今もでしょ?」
「、、、どうして、そんなこと、、、ない、、、ないの、、、」
「まぁ、気張っててもいいけど、私と二人っきりの時ぐらい、気を抜いたっていいじゃないの?悲しいね~、カーミス、、、」
「、、、それも、龍人様の力、、、なのかしら?」
カーミスがそう言いながら、笑顔を浮かべた。
「、、、気晴らしに魔法でも見せてあげる。」
「え?し、室内よ?」
「もちろん、室内でもできるよ?」
「、、、なら、見せて?タリア、、、」
「ふふ、わかったわ、水火魔法幻想作る不思議な空間」
タリアが唱えると、室内の風景が変わり、カーミスが想像をした空間に変わった。
「!!こ、これ、、、私が、見たいと思ってた、英雄譚に出てくる夜空!!」
「えぇ、この空間は今、カーミス、あなたの見たいと思っている光景を映し出す魔法、どう?綺麗でしょ?」
「うん!!とってもきれい!!」
そして、カーミスが目を輝かせ、室内に写し出された空間を見ながら、タリアと一緒に楽しいそうに話をしていた。
お読みいただきありがとうございます。
誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。
高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。




