75話 憩いの場その15
「やあやあ読者の皆さん、ギーディスだよー」
「ハディ、ック、だ、よー」
自分の名でも、点を区切るのかいと突っ込み、えへへと笑うハディック。
「俺は今回出てはいないようが、それにしてもナユがまさかロンゴールと現れた時は正直驚きだわ」
「この三年間でロンゴールはリアたちのお母さんと過ごしているんだよね」
「そう、その通りってハディック、今のように本編でも喋ってくれぇ」
「無理。そういう設定だもん。セリフの時だけ点は区切ってるよね」
ニカッと読者さんに向けて笑うハディックで、これはいくら言っても治らなそうな気もした。それにしてもミライが成長しすぎるよと泣きそうだ。それくらいリアと離れ離れで過ごしているだなんて、一日でも早く助けに行きたいよ。
「ねえねえ、ワイズが受け取っていたこの本、びっくりした」
「そうだな。チラッとワイズに見せてもらったけど、親父からはそういう話、一度も聞かされていないが、親父が隠し通さなきゃならんと言っていたことに関するんだろうとは思う」
「ルシャンダたちの前世の人って考えればいいの?」
「んーそこはどうなんだろうな。それでもグックが慌てて帰ったということは、前世の人と捉えるしかない」
まだこのことは謎が深いが、42話デンパット王国①に登場したデンパット王国の女王様はルシャンダとルマを産んだ母親と仮説を立てている。
パトレアも隠し部屋でルシャンダのことを呟いていたから、そうなのだろうと思いたいが、一つ疑惑が実はあった。ルシャンダとルマが生まれた場所は黄遺伝子施設にいる母親が産んでいる。
だからデンパット王国の女王様が母親ではないということだ。近々タンヴァからそのことを打ち明けてくれるだろうな。
「グック、やっぱり強かった。ルシャンダが来てくれなかったら、きっとわはグックにやられてたかもしれない」
「ルシャンダ、この前のことで相当悔しい思いしたらしいからな」
「足ガクガクしてたけど、雷魔を出せるぐらい、力をつけたってことなんだよね。そうなるとレッツォたちも王族に関係しているの?」
「オーケル館長が片っ端ら赤子を連れて来ていたらしいから、王族や貴族の子たちも誘拐したんじゃ説があるかもしれない」
オーケル館長は可愛いワイズとリアを連れ去った張本人だからな。そいう役割をもらっていたのだろうと、俺たちは推測している。
「なら団長の子たちじゃない子も含まれているっていうことでいいの?」
「それはまだしーって作者さんに言われてるから内緒だよ。そうだ、革命軍を紹介するな」
【 革命軍 】
・ズユ総帥 能力:風からの情報収集
・ソラ空軍大将 能力:天候変化
・リク陸軍大将 能力:陸を自在に操る
・カイ海軍大将 能力:海を自在に操る
「あれ?ソラってどこかで聞いたような」
「ソラはニューダ社員の一員だったが、辞表を出してどこかに行ったよ。まさか革命軍の空軍大将とはな」
「ティル、言ってたよね。僕の社に気候を操る能力者がいるからメリュレは別の能力なんじゃないかって」
「そうそう。そんなことを言ってたよ。それにしてもリアが記憶を戻して生活をしているとは思わなかった」
うんうんとハディックは頷き、しかもヘリットがワイズと連絡をとっているとは知らなかったな。
つんつんと突かれ、なんだと思えばルマが突いていたのだ。
「どうしたルマ?」
「どうしたじゃないのじゃ。今すぐ仕事に戻れなのじゃよ。わしに任せっぱなしにしよって。ザズとエワンにも手伝ってもらっているんじゃから」
あはははははと誤魔化したいが、ティルがなんとR・D社を作ったせいでニューダ社には、殺到の電話が鳴っている。今度会ったら炎魔を使ってティルを燃やす勢いになりそうだが、ティルは戻って来ないようなそんな気がした。
「仕事に戻るよ。さて次回はなんと、なんと」
「早く言うんじゃ、全く。次回、花火大会で。わしはニディアとエワンで花火大会に行くぞ」
「わ、は、ウリ、と、行く」
「花火大会か。もしかして、ホムリの花火大会か。それは楽しみだな。それじゃあ、お楽しみに」
※こちらのページは本編ではございません。




