65話 憩いの場その13
「メリュレの正体がついに判明するとはな。それにしてもカディッち」
カディッちの肩を組み、カディッちはやあ皆の衆と挨拶をしていた。
「怖がってたの全部嘘だったのかよ」
からかっているとそうではないともじもじし始めて、違うのかとまあお茶でも飲みまっせと紅茶が入ったティーカップを渡す。それを飲み、カディッちは明かしてくれたのだ。
「館長は私の憧れでもあるが、やはり館長の偉大さに恐れていたのだ。あのお方の愛弟子ゆえ、眩しすぎて前が見えなかったと言うべきだろうか」
カディッちやっぱ面白いと思いながらも、おさらいと行こうか。
今回メリュレの正体がなんと、なんと!天空のウラデュエのキューピット的な存在を意味しているらしい。
あ!これはまだ言わないほうがよかった系かなと思いながらも、姿はまさしくキューピットの姿。天の使者でもありもうすぐキアを保護しに行くとか言ってたから要注意だな。
それにだ。俺の妹が捕まってしかも俺たちのこと忘れるだなんてと腕を使って涙を拭いていたら、カディッちが肩を組み言われる。
「ナユは無事だ。必ず、救う方法はある。あのお方はなぜナユをあの場にいさせたのか少々気になるが、いずれわかるだろう」
「それでもナユは」
これは私が仕切ったほうがよさそうだなとギーディスに代わり、私が伝えよう。ナユは一度デッドハラン王国に幽閉されたことは皆も存じているかな?
もし覚えてなーいと言う人は、32話エピルス本部侵入⑤帝王と王子編を読み返してくれたまえ。
ナユは元の姿に戻って庭にいた理由に実は意味がある。お気づきになれたかは分からぬが、庭の周りには衛兵がいた。ニディアは恐れ、庭から出ようとしたその際、衛兵に捕まっていたであろう?
実は牢屋を意味しているのだ。幸い、ニディアを慕っていたヴェルディが止め、ニディアは牢屋から出られたと言うことになる。もしヴェルディが来なければ、ナユと同様になっていたかもしれない。
そしてついに館長が愛用していた子、ベインがチラッと出た。ベインは過去に多くの人たちの記憶を書き換えていたのだ。
例えば、リアの幼少期、ヨウミの姿を見てヨウミに怪我を負わせたことを、ライディー騎士団の仕業にするよう館長が指示をした。後は本編に出てきたのは、確かリアとアイズが訪れた町、ニュラン町の住民の記憶も実はベインがしているのだよ。
その場にいたヘリットは住民を元に戻そうと実は動いていたが、ヘリットの記憶回復能力よりベインの方が上回っていた。結局ヘリットの力で記憶回復はできなかったというわけだ。
時期にニュラン町の住民たちがなぜあのようになってしまったのかも本編で明らかになるだろう。
「ギーディス、落ち着いたか?」
「ぐずん、あぁ。それにしてもティルが影魔を使いこなしているとは思わなかった」
「ギーディスの炎魔はどうなんだ?」
聞くとギーディスは左腕を上げ炎魔を出してもらうと、私目掛けで炎魔が襲いかかってくる。
「ギーディス、なんとか言うこと聞かせ、あちち」
カディッち氷だから炎魔飛びついたのかとカディッちを放置し、ティルがついにデッドハラン王国、ボルシャを確保したらしいな。どうやって捕まえたのかはわかっていない。
炎魔が肩に乗り、カディッちは焦げた顔になって隣に来た。
「私の前では炎魔を今後、出さないでもらいたい」
「わかったよ。それにしてもウバンが来た時、思わず笑いそうになった」
ウバンがまさかのネフィラではなくビルーに矢を放つとは思いもしなかったな。ネフィラからあることを言われてディリーのところに行った時は、もう駄目かと思ったが炎魔が助けてくれたからよかったよと炎魔を撫でる。
「そういや、ヘリットはどうしたんだよ」
「そ、それは」
目を泳がしこれは逃がしたようだなと感じた。それかカディッちはウラデュエの人間にヘリットを手放したかのにたくだろう。
「そろそろワイズたちがデッドハラン王国に到着してそうだし、俺たちは捕まえたデッドハラン王国の調査員を取調べようか」
「そうだな。エワンがまだ戻って来ていないが、心配はいらないであろう」
「ティルがいるから無事だろ。では次回、66話、ナユとの出会い。お楽しみに」
※こちらのページは本編ではございません。




