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ブラッドカラー  作者: 福乃 吹風
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5話 憩いの場その1

「やあやあ俺の憩い場へとようこそ」

「こっらぁ、ギーディス、何しとるんじゃぁ」

「これはルマ。どうしたの?」

「なぁに逃してるんじゃ、このぼけ、阿呆!親馬鹿!」

「まぁまあ。さて流れとしてはまず、人物多すぎには気をつけているそうだが、すでに、ぞろぞろと人物登場しすぎるからちょこっとだけおさらいしよう!まず逃走者は今のところ、こんな感じ」

 

【 逃走者 】


・リア     能力:治癒力・能力吸収

・ワイズ    能力:無効化・炎

・ルシャンダ  能力:ゲート

・ソアレ    能力:破壊

・レッツォ   能力:鉄

・ウバン    能力:植物

・イルル    能力:未来予知・氷

・エリュウ   能力:触れたものを氷化


 

「出てきたのは八人。いやぁこれでもまだ逃走者は増える」


 ルマにハリセンで叩かれ大きなたんこぶができ、増やしよってと背中をパコパコされる。


「えーと、ルマはほっとき、次は何を教えようか」

「あれじゃないか?なぜライディー騎士団が逃走者を追っているのかどうか」

「そうしよう。おや、ルマのお仲間はまだいいのかい?」

「よいよい。化け物との歴史も教えたまえ」


 それは長くなりそうだなと思いながらも、ライディー騎士団がなぜ逃走した能力者=子どもたちを追っているのか。説明しよう。


 逃走を成功始めたのはリアたちが初めてだった。恐れていたことが起きてしまい、しかも館長の実子であるリアとティルが脱走を図った。そして次から次へと逃走者が増え、今は何百人という逃走者がいる。

 それでなぜそういう研究をしていたかというと、ある化け物、通称ファンズマという生物がいる限り、この研究は終わらないということだ。実際に見ていただいたかもしれないが、人に成済ました化け物で、ファンズマが暴走すると判断した場合は、騎士団が出動する仕組みとなっている。

 深くまでは俺もまだ知らないことが多いが、館長とファンズマの帝王なんだか知らない奴が契りを交わしたという説もある。そのおかげで、俺やそれ以外の団長にはファンズマを出すことができるってわけだ。


 今回はイルルに見抜かれてしかも俺の息子により、モクディガンの小さな暴走は止まったと言うわけだ。めでたしめでたし。



 ぱこんっとまた叩かれ今度は何と頭をさすっていたら、ルマが腕組みをし、例の子とはどういう関係じゃと言われる。


「あーキアね。キアは俺の甥っ子。だからリアは姪っ子となるわけで、ワイズと同類に心配で見にきてるってわけさ」

「ほうほう。それじゃあいじっても構わないというのだな」

「絶対に却下だし、ティルに怒られるぞ。そうだった。水遺伝子騎士団のお仲間も紹介しておかなければね。またいずれどこかで会いそうだし。今はエリュウによって氷化されてるけどいずれ氷は溶けるっしょ。それとも俺が氷溶かしてあげようか」

「やめとき。全く、子供じゃあるましな。そもそも、この二人には事を破っているのじゃろ?罰じゃあるまいか?」

「そうなるんだけどね。水遺伝子騎士団はこちら」



【 水遺伝子騎士団 】 


・カディーラ団長  能力:氷

・オーデュエ副団長 能力:過去を読み取る

・エワン      能力:雪     

 

「エワンはエリュウに氷化されていた理由をまさかティルがバラすとは思わなかったな」

「そう言えば、妾たちの仲間にエワン入りたてじゃのう」

「ちゃんと面倒見てあげてよ、ルマ」

「子守りは任せろじゃ。それにしてもカディーラの妻、アリュアはどうしたんじゃ?もしや消してはおらぬよな」

「大丈夫。カディっちが凍っている間に、アリュア逃したから」


 こらぁとハリセンで再び叩かれる俺は連行とはしたくない派だし、これ俺の役目じゃないし。さてと息子はどこかなと見ていたら、もうこんな時間になってしまった。

 まだ話はしておきたいが、ここにいるのばれるし団長会議始まる。


「それじゃあルマ、俺はこの辺で」

「逃げるのか?」

「これから団長会議ー。カディっちがあんなことになっちゃったからさ。んじゃ次回6話スノーリア国①お楽しみに」

「妾もそろそろ、戻らねば。ティルたちが待っておる。今度の憩い場で会えるかわからぬがな」


 にっと笑いルマは先に出て、俺は憩いの場の扉を閉めた。


※こちらのページは本編ではございません。情報量が多すぎると思い、作成を行いました。

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