45話 憩いの場その9
「レッツぉせんぱーい」
「ミシュア」
「はあはあ、どこにいるのかと思ったらここにいただなんて」
「ギーディス代理で台本読んでたところ。えーとギーディスがティルと何かをやる作業があるから、迂生が代わりに仕切らせてもらう」
「じゃあわちも代理します」
ミシュアもやる気満々のようで、一応台本を読ませている間に、デンパット王国について紹介しよう。
「デンパット王国はすでにデッドハラン王国と取引をしている。つまりデンパット王国はすでにデッドハラン王国に侵略された国と言うべき国」
「えー!そこにニシャが働いていただんて知らなかったな。そう言えば学校で見かけないのはそういうことだったんだ」
「そっか。ニシャとミシュアは黄遺伝子同士だったね」
「うん。ニシャは確かルシャ兄が行ってから一年か二年後に元ライディー社本部に連れて行かれてたから一緒に逃走してたからてっきり島にいるのかと思ってた」
なぜ今まで気づかなかったのと突っ込みたかった部分でもあるけれどまあいいか。
「デンパット広告会社って有名だよね。そうとなれば広告に何か細工がされてそうな気もする」
「迂生もそう考えてた。そうだ。能力も紹介しておく」
【 能力者一覧 】
・ニシャ 能力:分身
・メーファ 能力:溶解
「メーファ先輩って確かシフォン先輩をいじめている姿結構見かけましたよ」
「何が原因なのかは、まだシフォンに聞けてないけど、処罰は必要だと思う」
「ですよね。それにいつかメーファ先輩たち、何かやりかねないですよ?ほら、シフォン先輩の彼女。めちゃくちゃ可愛いじゃないですか」
「キアは大丈夫。こう見えてリアのお兄さんから護身術を身につけてもらってたらしいから危ない目にあっても大丈夫」
そうでしょうかとミシュアは少々心配をしている。どちらにせよ、キアを必ず守るのはもちろんシフォンだから、もしサポートが必要になったら手伝うって決めていた。
「レッツォ先輩、少し気になることが」
「なんか気になる台本あった?」
「メーファ先輩はいずれニューダ社に入るのは知ってます。シフォン先輩はどちらを選ぶんでしょうか」
「んーリアたちが言ってた言葉でこの一年は考える時間帯にすると思う。キアとシフォンがそれぞれの想いを持っていて、共有しあってる。二人が今後どうするかも気になるけど、次回の話はなんと言っても迂生の大事な人たちが語られるから楽しみだ」
迂生が仕上げた物をティルに確認してオッケー出たし、それをつけるリアの姿を想像するだけで満足。
「レッツォ先輩、にやけまくりです」
「ごめん」
「大切な人のこと思ってたんですか?」
「うん。以前作ったやつを身につけてくれる。ミシュアにも招待状が届いてるから必ず来て」
「行きますよ。先輩が作った物を見に行きます」
ワイズがあんな形で記憶が戻るとは思わなかったけど、二人の幸せをもうこれ以上邪魔させたくないとティルからの要望だ。
「次回、46話ティルからの贈りもの。ミシュア、迂生たちもティルたちを手伝いに行こう」
「はい!素敵な会場にするために行きましょう!」
電気を消して、迂生たちはティルたちがいるところへと向かった。




