27話 エピルス本部侵入① 四天王タング編
このために準備しておくべきだったかなと思いながらも、みんなは動きやすい格好で行くから大丈夫と言われてしまった。
俺はリアが作ってくれたスーツ姿で助けに行こうか迷ったがいつもの格好で助けに行こう。普段着に着替えていると無線でルシャンダが喋り出した。
『ワイズ、わかっているでありますが、ワイズがいなければフリジンダ社は倒産するであります』
「俺が不在になること、イルルから聞いたんだな」
『むぅ。リアにちゃんと言わないとリアはあの力を発揮してしまうであります。だからちゃんと言うべきでありますよ』
俺が不在になるかどうかは正直言うとまだわからないとイルルから聞いてる。もしかすると死に繋がる可能性もあるらしいからな。それでもイルルはちゃんと助言もしてくれたし、俺はこのまま前に進むだけのことだ。
「リアを助けたらすぐ伝えるから安心してくれ。それに俺は死なないから」
私服に着替え終え、またこのスーツを着るためにリアを救いに行く。ルシャンダはそれ以外何も言わず、俺に報告してくれる。
『団長たちから準備できた合図来たでありますよ。ワイズ、頼むであります』
了解と伝え、外で待機をしてもらっているみんなに告げる。
「これからリア救出を行う。昨日も伝えたけどライディー騎士団は、みんなを捕まえるためにいるんじゃない。リアを救出するために協力してくれる仲間だと思って行動してほしい。各班に分かれ各ゲートの中で待機を頼む。ルシャンダの合図で総攻撃し、リア救出班の邪魔をする人たちを止めてくれ。それじゃあ、みんな、頼んだぞ」
はいっといい返事をもらって俺はティルと親父と合流するゲートの中へと入った。本部から少し離れた雑木林で待機しているとティルと親父も来る。
「無線、ルシャンダの声聞こえたか?」
「バッチリ聞こえてる。それで僕たちはリア救出班を行かせつつ、ファンズマの帝王とヨウミを止めるということ。あの二人に止められるかやったことないけど、ギーディス団長。そろそろお聞きしてもよろしいですか?なぜ僕とワイズと行動することにしたのかを」
「ティル、こちらも聞きたいことがある。ニディアがいるのにまだリアのこと忘れられない瞳をしているのはなぜだ」
親父、それ聞いちゃ一番駄目なような気もするけどと、ティルは表情を変えず親父に吹っかけた。
「ギーディス団長、ここでワイズを殺してもいいってことですか?僕はこれから先もリアを愛すと決めている。たとえどんな形になろうとも、この手でリアを奪い返すと決めていますし、ニディアは僕のこーー」
親父が手を上げようとして俺は必死で二人の間に入り、ティルの口を塞いでもう片方で親父を止める。
「俺の前や娘の前でその言葉を言ったら、容赦しねえからな!」
「ちょっ落ち着け親父。ここ敵地だってこと忘れんな」
親父はまだ火がついているものの、ティルは知らん顔のような表情で俺の手をとり背を向けてエピルス本部を見ていた。また親父に噛みついたら、止められないぞと親父の火を鎮めていった。
ルシャンダの報告で全員配置についたらしく、館長の合図で俺たちはエピルスの本部へと侵入する。
ファンズマとエピルスに止められるも、親父の力やティルの能力を使って突破し、ルシャンダに誘導してもらいながら、王の間へと向かった。ライディー騎士団の力がなければ完敗してたかもなと、先へ進むと目の前に現れたのはタング。
「ギーディスさん、ここから先は行かせないっすよ」
「タング、悪いが要があるのは帝王とヨウミだけだ」
「残念っすね。だったら新作の水槽に入ってくださいっすよ」
そこに現れたのは新種のファンズマで腹には水槽がつき魚が泳いでいた。あの中に閉じ込められるのはごめんだと、ティルが動くなと言うも動いている。
「無理っすよ。だって新種のファンズマはティルの能力は効かないようできてるんすから、さっさと捕まってくださいっす」
まずいとティルを庇おうとしたその時だった。ゲートが開きタングを止める班が到着した。
「ここはいいから行けだべよ!」
「ありがとう、ウバン、ツァッセ」
俺たちは作戦通りにタングの相手をウバンとツァッセに任せ、先へと進んだ。
◇
ワイズたちが本部へと行くのを見届けながら、ぼかぁはツァッセと一緒にタングを止めるべ。
ぼかぁの植物の能力でタングを捕まえようとも交わされ、ツァッセはそれでも切断するために近寄ろうとも、ファンズマが出現するたべよ。
「あぁギーディスさんたち逃げちゃったじゃないっすか。ヨウミさん、そっちにギーディスさんたち行っちゃったんで、よろしくっす。相性悪すぎるっすけど、君たちに撤退命令をお願いしたいっす」
「は?俺たちが撤退するわけがねえだろ。それにリアを返してもらわないと、親父が罰せられるからお前は大人しく俺とウバンで遊んでろよ」
「リアを救うまではぼかぁたちは一歩も動かないだべよ」
隙を狙ってタングを捕まえたかと思えば、ファンズマを盾にされファンズマが根に絡まってしまっただべ。ワイズが言った通りに四天王はうまく倒せないだべよ。
どうするだべかと考える暇もなく、タングの水槽がツァッセに降りかかろうとしてツァッセを庇っただべ。その結果、ぼかぁは不覚に水槽の中に入ってしまい、水域が上がっていくだべよ。
「あちゃあ、相性悪い奴、入れちゃったっす。まあわんぼの水槽のガラスは頑丈だから、簡単に壊れないっすから。さて切断はどうするっすかね」
ぼかぁが捕まってしまったことで、ツァッセは能力で水槽を壊そうとも傷一つつかないでいるだべ。顔ギリギリまで浸かってしまい、とにかく立っていられるようにとポケットから種をまき咲かせ水が引いていくだべよ。
問題はどうやって出るかだべとタングとツァッセが戦っている姿を見ただべ。ここで鑑賞するわけには行かないだべだからと水槽の作りを確認するだべよ。
一般にある水槽のようだべだが必ず弱点はあるはずだべと隅々確認していたら、天井に疑問を感じただべ。植物を使い天井を探ると、天井から開けられそうだべよ。
一緒に来てくれたぼかぁの義兄弟たちに頼み、天井を探ってもらうとパカッと開いただべ。
「あぁ!だから緑遺伝子と接触したくなかったんすよ。今度は天井から開けられないように細工しておかなきゃっすね」
そう言いながら普通にツァッセの相手をしているだべよ。タングは水槽を使っているし、水槽があちこちと出ているだべ。迷路のようになっただべだから、ぼかぁの義兄弟にできた通路を進むだべよ。
ゆっくり、足を立てず二人が戦っている音を掻き分けながら、自分が映る姿は避けつつ動き、みんな配置につけたべ。これは一か八かだべだが、ぼかぁたちは両手を地面につけ下から根っこを出していく。
うまくいってほしいだべとツァッセの行動を読みつつ、今だべと叫ぶと同時にタングを捕まえることができた。
「今だべ!」
ツァッセはタングを細かく切断し、ファンズマと水槽が消えていく。ツァッセとぼかぁの義兄弟とハイタッチし、各袋にタングを入れただべよ。一つにしたら元に戻るかもしれないとギーディスから情報もらっておいて正解だったべ。
「これでひとまず俺たちの役割は終わったよな。指示が出るまではさっきのところで待機するのも良さそうだけど」
「これを持って出歩けば、エピルスは降参するだべ?」
「それもそうか。ならばらけて行動したほうがよさそうだ。待て…袋捨てろ!」
何が起きたのかさっぱりだべだが、きっちり縛っといた袋が激しく動き、義兄弟たちもわっと離すと袋が密集して袋が破裂しただべよ。水たまりとなりそして人の姿に戻るタングだべ。
「あっぶなかった。事前に水になっといてよかったっす。これ考えたのワイズっすよね?」
「そうだべ」
「さすがはギーディスさんの息子っすね。関心しちゃうっすよ。さてウォーミングアップもしたっすから、ここからは本気でいかせてもらうっすね」
タングはファンズマ化し、見たこともないファンズマだべよ。シャガヴァとは別物の水のファンズマであり、そして手にはガラス製でできた槍を構えていただべ。こんなの聞いてないだべよ。
戸惑っているとまじかとツァッセは言っており、知っているような表情だべ。
「ウバンたちは逃走したからそこまでファンズマの種類は教えてもらってないだろ。あれはガラシャディといって絶滅したと言われている水系ガラス属性とも呼ばれているファンズマだ。通りで水槽にこだわっていた理由がはっきりした」
ぼかぁは植物に関しては詳しいだべだが、ファンズマの種類に関しては全て把握できていないだべ。解析の結果、ぼかぁとツァッセで倒せるだべらしいから、きっといい方法があると考えていいはずだべよ。
「久しぶりにこの姿になったっすけど、腕は鈍ってないことを願うっす。準備はいいだべか?」
「ルシャンダにガラシャディの弱点調べてもらいたいが、ルシャンダはそれ以上に力を使っている。ウバン、俺が攻撃をしていくから、ウバンは弱点を見極めろ。見極めたら叫べ」
「わかっただべ。気をつけるだべよ」
ツァッセは軽く準備運動をし、かかって来いと言いながらぼかぁたちから避けてくれるだべ。属性は相性がいいだべだが、ガラス製となると植物で対抗したとしても、攻撃度は上がらないだべよ。
ツァッセの切断能力は効果がいいと思っただべが、さっきみたいに傷一つつけられなかっただべ。そうなると緑遺伝子のぼかぁたちが鍵になるだべか。
考えるだべよとタングとツァッセの姿を見て、そうだべと義兄弟に伝える。
「風を使える人いるだべか?」
半分が手を上げ、その半分は植物だべらしい。そう言えばぼかぁも風を使用できただべがあれ以来使えていないべ。確かこんなことを父さんが会議が終わった後、教えてくれただべ。
〝緑遺伝子には二種類存在する。一つは植物、もう一つは風だ。どちらかのほうが強く、その一方の力は弱い。ウバンはおらぁと同じ植物が強く、その一方風の力は弱い。そしてウバンの本来の能力はまだ目覚めていなく、基本の能力で過ごしていた。いずれウバンの力が出ることを願う〟
ぼかぁはてっきり植物の能力がぼかぁの能力だと思っていた。本来の能力はどんな能力なのだろうと思いながら、義兄弟に指示するだべ。
「いいだべか?風が強い人たちタングを追い詰めるべ。植物の力が強い人たちはツァッセを癒しつつ、地面にもう一度根を張るべよ。準備ができたら合図するべ」
これが正解なのかはわからないだべがやってみる価値はあるだべと、風が強い子たちはタングを追い詰め、植物が強い子たちはツァッセを癒しつつ、地面に根を張ってもらっているだべよ。
ぼかぁの力は一体なんだべと一歩踏み出した時のことだっただべ。踏み出した足の中心に花が咲き誇り、もしやこれがぼかぁの能力だべなんか。まだ使い方が不明だべが、咲いている花を一本とると弓矢へと変形しただべ。なんとなくわかってきただべよと根っこで弓を作り、弓矢となった花を通しタングに向ける。
タングは今、ツァッセに夢中だからこちらで何をしているかは知らないだべ。弓矢を放ちタングに当たれと思っただべが、ファンズマに当たり、当たった弓矢から根が出て拘束しただべよ。
それを見たタングはこっちに来ようとして、もう一度と足元に咲いている花をとろうとしたら、手ごとタングに踏まれ消えてしまっただべ。
「ふう。ただの植物能力じゃなさそうっすね」
「離せだべ!」
「やなこったっすよ。その前に」
ツァッセが向かって来てくれた瞬間にツァッセがファンズマの水槽の中へと入ってしまって、ぼかぁの義兄弟たちもファンズマの水槽の中へと入ってしまっただべ。
「相性悪いっちゃ悪いけど、植物能力も終わりっす。今すぐ撤退してくれたら、解放してあげるっすよ」
「リアを返してもらうまで、帰らないだべ!」
「そうっすか。なら溺死してもらうしかないっすね」
ツァッセたちが完全に水の中に入ってしまい、溺れている姿を見せられせっかく根を張ったものをツァッセたちに使うことになるだべよ。
ファンズマは消えツァッセたちはゲホゲホと咳き込んでいるだべ。
「何かしてるなとは思ってたけど、そういうことっすか。わんぼを捕まえるための根をファンズマに使ってもらってよかったす」
「俺たちは絶対に撤退はしないっ」
「だったらこうするしかないっすね」
さっきとは別のファンズマが登場し、ガラスのファンズマが複数ぼかぁたちを囲むだべよ。タングがぼかぁをツァッセのところに放り出され体制を立て直すだべ。
「ツァッセ」
「手こずりそうだな。ウバン、さっきのように花を武器にすることはできそうか?」
「まだ慣れていないだべだから、うまく花を出せるかわからないだべ」
「ウバンの能力は植物の応用編のような能力。だからすぐ使いこなせるからウバンはタングを止める班に入ったんだろ?俺がまた止めているから、何度でも練習すればいい。周りのファンズマはウバンの兄弟たちに任せて、ウバンはタングを止めることに集中すればいい」
ツァッセは何をすればいいのかすでに理解しているような顔立ちで、タングに再び挑み出しただべよ。ぼかぁは集中しながら向かってくるファンズマは植物で倒すだべ。
深呼吸して心を落ち着かせ、集中力を高めていくと足を踏み出さずに周りには花がたくさん咲いただべよ。ぼかぁがたくさん花を摘むと弓矢が数本出来上がるだべ。今度、弓矢を入れる矢筒作っておこうと思っただべよ。
地面に置き、一本試してはもう一本とタングに向けて放っただべ。失敗してもツァッセに当たってしまいそうでも矢を放つだべ。
◇
ウバンがタングに向けて矢を放っているも、簡単にはいかないかとタングを切断しようとするもファンズマが出現しファンズマが粉々になるだけだ。
毒を使ってもいいだろうがウバンが必ずやってくれると信じて、ファンズマの姿となったタングの動きを鈍くすれば必ず当たる。だから俺はそのままタングに攻撃をやめたりはしない。ここでガラシャディに会えたのは奇跡なことだが、ファンズマは俺たちの敵でもあるから弱点を知って損はない。
「切断くん邪魔っすからどいてくれないっすか?」
「それは無理だって言ってんだろ。さっさと大人しく捕まってくれればこっちは好都合なんだよ」
「いやぁこっちも譲れないことがあるんすよね。だから早く撤退してくれるとこちらは嬉しいんすよ」
誰のせいでタングを止めているかわかってるだろうがと切断の力を使っているとウバンが放った矢がタングに刺さった。よしと今度こそと切断の力でバラバラにしようとした瞬間のことだ。
タングはまた水になり消えてしまって警戒をしているとウバンの背後にいる。
「ウバン!」
まずいこのままだとウバンがタングに捕まりそうだと思った時。突風が吹き、ウバンを守ったのは緑遺伝子副団長、フラ。以前はザズが副団長だったが、ザズがティルの団に入ったことでフラが副団長を務めている。
「間に合ってよかった。館長がいきなり応戦に行けって言われたからさ。ウバン」
そうだったな。ウバンとフラは実の姉弟だったな。ウバンは植物でフラが風の力を持つ双子。スパイになった理由も、フラはウバンを探すためでもあったと聞いたことがあった。こうやって再会できてよかったじゃんと見届けていたら、タングが現れ二人に忠告する。
◇
ツァッセの忠告で、ぼかぁとフラは一度距離を離しそこにタングが水のファンズマとガラスのファンズマを両方出した。フラとぼかぁ能力で止め、ツァッセの切断能力でもう一度やれば大丈夫だべか。
それともいい方法が思いつければと思考を膨らませていると、フラの能力でぼかぁたちの周りを風で覆い始めただべよ。フラは翼をつけて空を飛んでいるだべ。
「ほーあんな能力あるんすね。ヨウミさん好きそうっす」
「わたぁはあんたたちのコレクションになるつもりもない。ウバン!」
何かを投げられそれをキャッチしたら、それは矢筒でそれに地面に置いていた矢を入れるだべよ。姉じゃは翼を使ってガラスのファンズマを倒していき、ツァッセは遅れをとらずにタングに攻撃をし始めただべ。
よしっとぼかぁは今度こそとタングに向けて矢を数本打ち、タングに当たれと願ったら三本タングに刺さるだべよ。
そこでタングは身体が鈍き、ツァッセが切断能力を使って、タングの身体がバラバラになっただべ。これで終わりだべかと念のため、バラバラになった身体に根を張っといただべよ。
「はぁはぁやったか?」
「やっただべか?」
タングの顔を見ると元の姿に戻り、降参っすと呟いて、ツァッセとフラでハイタッチをしただべ。
「ヨウミさん、ごめんっす。この三人を止められるのはちょっと無理があったみたいす。はい、はい、了解っす。三人に伝えておきますっすね。三人ともわんぼを止められたのは褒めてあげるっす。ただし、何度も言ってるっすけど、ここから離れてってす。今は戦場でありますし、これから建物がもしかすると爆発する可能性が高いっす。エピルス全一同は公表をしてくれなかったことで、怒ってるすけど君たちを巻き込みたくないんす。このことを伝えて撤退してほしいっす」
建物自体が爆発するだなんて思っても見なかっただべが、それが本当なら建物に入ったワイズたちが危ないんじゃないだべか。
「館長、聞こえますか?こちら、緑遺伝子副団長のフラです。タングを倒しましたが、妙なことをタングが言っていました。これから建物内が爆発すると。指示をお願いいたします」
フラははい、はいと何かを聞き取っている間に、タングが元に戻してとツァッセに頼んでいただべ。それでもツァッセがうんともすんとも言わないのは指示を聞いているんだべよ。
話が終わったのかぼかぁに根を外すよう言われ、根を外し、ツァッセがタングを元通りにしただべ。
「ふう。よかった。あのままだったら何もできなかったっすからね。それでそちらの策はどうなったんすか?」
「爆発する理由を教えてほしいと言われた。無線貸すから館長に報告して」
えぇと苦笑いしながらも、貸してっすと耳につけ館長に報告しただべよ。
◇
「館長ご無沙汰っす。いい加減、自分が犯したこと全部吐けばこうなることもなかったんすけどね」
『どういうことだ?』
「今、建物内で暴れてる姿を防犯カメラを通して見てるんすよね?だったらわかっているはずっすよ。帝王ジェバールはリアを使って何をするのか。それを阻止するためにわんぼたちはいるんす」
『それが目的ならリアを使えばいい話だ。ただそれを発動させたらどうなるかお前たちが一番にわかっているはずだろ。リアは必ず返してもらうと伝えておけ。以上だ』
ブチッと切れてしまい、目の前にいたら一生喋れないようにしてあげるっすからと怒り混じりで無線を外しフラちゃんに返すっす。
「館長はなんて?」
「やはり危険がぷんぷんするっす。とにかくフラちゃんたちは外で戦っているライディー社の子たちを止めて離れてっす」
「タングはどうするんだべ?」
「わんぼは四天王と呼ばれる存在っすから、一度ヨウミさんのところに戻って報告してくるっす。後今忌々しい館長に言われた言葉を伝えにいかなきゃならないっすから。気をつけるんすよ」
そう言いながらわんぼは水となって建物内へと入りヨウミさんがいる場所へ向かったっす。




