表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラッドカラー  作者: 福乃 吹風
23/195

23話 リア誘拐事件

 翌日のこと、ワイズが名前を決めたらしく、発表してもらってみんなが納得しその名前でやっていくことになった。会社名はフリジンダ。

 これから忙しくなりそうな時期に、私は少し自室で横になっていた。熱っぽさはないけれど、体がだるく感じる。なんだろうこの感じとこのまま眠りにつきそうな時のこと。ガッシャーンという音が聞こえ、なんだろうと部屋から出てみた。


 食堂の方へ行ってみると、ごめんとご飯係の子が食器を落としてしまったようだ。これは大変だと手伝おうとした時、吐き気を感じて流しに思いっきり吐いてしまう。ここは大丈夫とみんなに言われ、ゆっくり休んでと追い出されてしまった。


 ここ最近、あちこち回ったから疲れが溜まっちゃったのかなと、ふらふらして自室に戻ろうとしたら、ワイズが抱っこして運んでくれる。ありがとうと伝え、ワイズの温もりでつい寝てしまった。


 ゆっくり目を覚ますとどれくらい寝ていたのだろうかと上半身を起こすと、水が置かれてあってそれを飲む。ワイズを探しに行かなきゃと、ベッドから降りようとしたら、ワイズが食事を持って入って来た。


「具合どお?」

「まだだるさがあるぐらいかな」

「じゃあこれ食べて、寝てていいから。リアがやることはまず体を休めること。いい?」

「うん。みんなに任せちゃうけどお願い」


 まずは体力つけなきゃとワイズが持ってきてくれたご飯をしっかり食べた後、再び眠ることに。


  


 リアがぐっすり寝ていることを確認し、食器を片付けてそっと部屋を閉める。食力はありそうだけど、リアが厨房で吐いてしまった理由をコルアが俺に教えてくれた。


〝あなたたちはまだ未成年でもあるし、まだ嫁入り前のリアに手を出すだなんて。ワイズ、いい?こうなってしまった以上、リアを絶対に守り抜きなさいよ。あたしも協力してあげるけど、これは内密にね〟


 そう言われたけど、どういうことだと食器を厨房に持っていき、食器を洗う。これを作ったのはコルアであって、しばらくリアのご飯はコルアが作ると言っていた。リアの具合がなんなのか知っているなら、コルアに任せるしかない。

 食器を洗い終え、俺はモニター室で、会社を創るための資料を作成していた。こんなもんかなと再度チェックをし、えっとリアの兄であるノアにメールを送る。ルシャンダに送り方を教わって、送信した後、届いているか念のため連絡をとった。サンコールでノアが出てくれる。


『よっ、ワイズ。メールさっき届いた。後で目を通しておく』

「ありがとうございます。あのこのまま俺らがこの島でやっていくのが希望なんです」

『手続きは済ましてあるから、本日付けでワイズのものだ。ただ管理はカディヴィアがしていくから、ライディー社にここがばれるのはないから安心していい。それからワイズ、リアが体調崩していないか?』

「はい。実は今朝方から体調を崩してるっぽく、今は寝てもらってます」


 ノアは確かタイムトラベラーでもあり、この先の未来はすでに知ってるんだよな。


『一度、リアをカディヴィアに連れて来てくれ。要塞の入り口に防犯カメラが設置している。ゲートを開ける許可を出しておくから、リアを連れてすぐに来い』

「わかりました。そちらへ伺います。ルシャンダ、開ける準備してて。リアを連れてくるから」


 了解でありますとルシャンダに準備してもらいつつ、ノアに後ほどと通話を終え、リアを起こしに行った。まだぐっすり寝ているから、あまり起こしたくはないけど起こすしかない。

 リア、リアと起こして事情を伝え、羽織をかけリアの鞄を持ち、ゆっくりモニター室へと向かう。まだ睡魔に襲われているのか、ちゃんと歩けそうになく、抱っこして運んだ。


 ルシャンダと叫ぶとゲートが開き、ここがカディヴィアに通じる要塞。突っ立っているとノアが中から入って来てこっちだと要塞の中へと入り、見たことがない乗り物で行くようだ。シートベルトを着用して乗り物が宙に浮き動き始める。

 凄い乗り物だなと景色を見ていたら、ノアに言われた。


「普通にタメ口でいいよ。俺たちいとこだからゆるゆるで全然オッケー」

「館長とか見てて、会社ではそういう口調で喋るのかなって思ったから。ノアがそういうならタメ口使うし」

「それでいい。リアはこのままカディヴィアが保護して守ってあげたいけど、リアの意志があるだろうから止めはしない。念のため、ちゃんとした医師に診てもらうだけ。診てもらっている間は俺がカディヴィアがどんな場所なのか案内する」


 リアと一旦分かれてしまうのは残念であっても、カディヴィアがどんな場所なのか興味あったからよかったのかもしれない。この乗り物、ヘリコプターに乗って数時間後に到着した場所に医師たちがいてここで分かれる。

 何もないことを願うしかないとノアが本部内を見せてもらった。ここがカディヴィア本部で、ノアを見た人たちはすれ違い頭を下げて行ってしまう。


「ノアって何者?」

「こういう者」


 すっと俺に見せてくれたのは名刺というもので、こう書かれていた。カディヴィア総本部、総長、ノア・ノールディン。


「ノールディンって?」

「一般人には名字と言って家の名前がつくんだ。ワイズの場合、こう呼ぶ。ワイズ・ヴィアント」

「ヴィアント。じゃあ他のみんなも家の名前が実際にあった?」

「だろうね。邪魔だから館長は伝えず、名前だけを呼んでた」


 知らないことがもっとありそうともらった名刺はポケットにしまい、総本部内を見せてもらいいろんな研究を見せてもらった。


「感想は?」

「なんか何もかも新鮮すぎるっつうか、まだ俺たちには知らないことがあるんだなって実感した。これからどうやって会社の評判を上げたりすればいいのかも参考になりそう」

「興味もらってよかったよ。答えられる範囲なら、なんでも聞いて」


 そうだな。一番知りたいのはやっぱりこれかもとノアに聞く。


「俺はいつ、どこで死ぬの?」


 聞いちゃいけないのはわかってるけど、知っておきたい情報で、ノアは俺の隣に来て研究を眺めながら言った。


「ヨウミの本部敷地内、リアを助け脱出した瞬間、ティルに刺されて死亡する。それを阻止するために、ワイズの妹、ニディアが志願した」

「え?この前会ったときはそんなこと何一つ言ってなかったし、逆にこっちは脅されてんだけど」

「前々からそういう子なんだよ。周りには強がってわがままで生意気な態度をとっていても、実際は家族思いで兄のことを常に思ってる子なんだ。自分はたくさん両親に甘えさせてもらった分、今度はワイズの幸せを守る為に動いてる。これはニディアには内緒にして。言ったことばれたらパンチどころじゃなくなりそうだから」


 ニディアにそんな一面があるとは知らなかったな。今度会ったら目一杯甘えさせてあげよう。本部の外に出ていろんなお店までも見せてもらっているとノアが誰かと話している姿をみた。

 仕事関係の人かなとリアに似合いそうとアクセサリーを見ていたら、診察が終えたっぽい。診察の内容は教えてくれなかったものの、リアは嬉しそうな寝つきでいる。


「じゃっこのまま、あの島へと連れてってあげてくれ。俺はここまでだけど、また何かあったらいつでも連絡して」

「ありがとう、ノア」


 感謝を述べヘリコプターが動き出し島に帰ることになった。


 ◇


 昨日、いつの間にかカディヴィアに来ていて、その場には少女姿のお母さんとお父様がいらっしゃってた。なぜここに連れて来られたのか、お母さんから聞かされびっくりしちゃったよ。

 あまりその記憶がなくとも、なぜその症状が出ていたのかはっきりし診察が終え、睡魔に襲われたからそのまま寝ちゃった。気づいたらもう私の部屋にいたから、あれが夢だったとしても身体を大切にしようと決心する。


 昨日より少し楽になり、軽く何か食べようと食堂へ行くと珍しく、コルアが厨房で料理をしていた。


「コルア」

「起きちゃった?ご飯、しばらくあたしが担当するから座ってなさい」


 返事をしてテレビをつけ、ニュースを見ていたら、続々とみんなが起き始めてくる。ワイズも起きたみたいで、ワイズは私の隣に座り、具合どおと聞かれたから、だいぶ良くなったよと伝えた。


「今日、外出られそう?」

「平気だよ。どうかした?」

「そうじゃないけど、仲間探し。その人がさ医療系の能力持ってるらしくて、その人を探しておきたいんだ」

「私がここにいない間に怪我人出ちゃったら困るもんね。それとさ私、レッツォみたいな大工系の能力者もいたほうがいいんじゃない?ここを会社にするならそれぞれの家があってもよさそうな気もする。そこはみんなに聞かないとだめだけど」

「だな。ここを豊かな島にするにもまだ雑草だらけな場所もあるし、みんなが暮らしやすいようにしていこう」


 ワイズと二人っきりで話していたら、コルアがお待たせと私専用のご飯が出来上がり、俺のはとワイズがふざけて言うと取りに来なさいよと怒られるワイズであった。

 

 ぺろっと食べ切った私はコルアにお礼を伝えて、出かける準備をする。朝食を食べている時に行く先を教えてもらったけれど、初めて行く場所だから気温差がどれくらいなのか不明だ。

 普段のワンピースにいつものローブ来ておけばいいかなと準備を整えているとキアが部屋に入ってくる。


「姉貴、あのさ。帰って来たら話したいことがある」

「わかった。キア、留守番よろしくね」

「うん。気をつけて行ってらっしゃい」


 行ってきますとモニター室へと行き、ワイズと一緒にボルダウ国へと出発した。

 ボルダウ国は防犯カメラがなく、少し離れたスナナ街へと入り、ゴーグルをつけた。スナナ街は砂埃が激しい場所とも言われている。オンジーレの土地だから岩属性や土属性のファンズマがいるから、ネフィラかウバンも連れてくればよかったと思ってしまった。

 ただ二人は別の仲間探しに行ってもらっているから、ワイズと二人きりで行く。砂埃の影響で何がどこにあるのか特定できなくても、ワイズがしっかり私の手を握ってくれているから、逸れることはまずない。


「リア、大丈夫?」

「平気。とにかくどっかお店に入って情報かき集めよう」

「そうだな。店見えたから入るぞ」


 うんとワイズがお店へと入り、私もその中へ入ると場違いのお店に来ちゃったみたい。そこはライディー騎士団の休憩所らしく、緑遺伝子の団員が一斉にこちらを向いた。

 指名手配書を確認している団員一人がいて、出たとしても外は砂埃の嵐のようなもの。そしたら奥にいた人が調べなくてもいいと言い出した。

 誰だろうと思いきや、出てきたのがなんとフラである。


「ここで捕まえたいけど、今それどころじゃない。新種のファンズマが出ててお手上げ状態なの」

「属性は?」

「虫属性とエスパーっぽい属性がいる。手伝ってくれたらこの砂埃を消してあげる」

「フラが砂埃を起こしてるのかよ」

「そう。このままだったら団員たち全員、全滅に陥ってたからそれにエピルスの四天王、ハディックがいる」

 

 ハディックは一度私を助けてくれた時に会った虫使いの子。虫属性ならあの子が指揮をとっているのはわかるけど、エスパー系属性のファンズマは一度もみたことがなかった。

 どうするのとフラに聞かれ、虫だったら炎だし、ワイズはやると言い出すだろうな。


「俺はやるけど、リアはここにいてほしい」

「私も戦う」

「駄目だ。それに怪我はさせられない。フラ、いいだろ」


 フラは疑問を抱いているも、わかったと了承を得てしまい、フラの部下半分を置いて、ワイズとフラたちは行ってしまった。私も戦えるのにと立ち尽くしていたら、どうぞと椅子を持って来てくれてそこに腰を下ろす。



 リアの安全性を考えるとやっぱり連れてくるべきじゃなかったのかもしれないと考えていたらねえとフラに言われた。


「ねえ、もしかしてリア、妊娠した?」

「答えるつもりはない。それでどこら辺にいんの?」

「解除するけどいい?解除したらおそらく出てくると思う」

「準備はできてる」

 

 俺は剣を構えフラの能力を解除してもらうと同時に、見たことがない新種のファンズマが出現する。色的に緑が虫属性で、紫がエスパー系属性ってか。

 俺は思いっきり剣を振るうと虫属性のファンズマは消えるが、エスパー系属性のファンズマは消えない。エスパー系属性はどうやって倒せばいいと考えていたらやたらと大きい虫の上にハディックがいる。


「やっぱり、フラについてきて、正解。ワイズ、発見、したよ。うん。わかった。ワイズ、動かない、で」

 喋り方が遅すぎなんだけどとハディックにぶつかろうとした時のことだった。急に眠気が襲いかかって、エスパー系ってそういうことかよと、眠気に襲われる。



 やっぱり一緒に行ったほうがよかったんじゃないかと思いながら、待っていると扉が開いてそこに現れたのはノデッド。緑遺伝子の団が立ち向かうも、フラが言っていたエスパー系のファンズマが出現し緑遺伝子の団員が次々と倒れていく。

 私が呼びかけても反応がなく、何をしたのと告げたらただ眠っているだけらしい。


「やっと見つけたじゃん。さっきワイズがフラと一緒にいるって聞いたから、こっちは手薄だろうなってな。悪いけどリア、眠ってもらうじゃん」


 一か八かで私はファンズマに触れて、ノデッドに触れるとあっと言いながら眠ってもらう。ファンズマはノデッドが支持しない限り、動かないことがわかって、私はワイズを探した。

 エピルスが私を捕まえに来た理由が理解できず、砂埃はすでに消えているからはっきり見える。ワイズどこと周囲を見渡したら、見つけて行こうとしたら眠ってもらったはずのノデッドが私の手を掴む。


「危なかったじゃん。今度こそ眠ってもらうじゃん」


 嫌だと思ってもノデッドの目から逸らせず、ノデッドの後ろからファンズマが現れてしまって段々と目の前が真っ暗になってしまう。



 大変でありますと援護をしに行ってもらおうとゲートを開けるにしても、蜘蛛の糸が張り付いているせいでゲートが開けないであります。

 無線でワイズとリアを呼んでも応答してくれず、一体何が起きたでありますかと違う場所の防犯カメラで確認したらワイズとフラが倒れていたでありました。被害は幸いなくともリアが見当たらないでありますと、他を当たると防犯カメラにメモが張り付いていたであります。


「ライディー社よ、大事なリアはいただいた。返してほしければ全世界に公表しろ。しなければリアの命はない…。どういうことでありますか」


 せっかくワイズとのデートを邪魔するだなんてと島全体に聞こえるように放送を流す。


『至急至急、キア及び島に残っているリーダーはモニター室に来るであります!繰り返すであります!至急至急、キア及び島に残っているリーダーはモニター室に来るであります!』


 ワイズがあんなあっさりファンズマにやられるだなんて想像はしたくないでありますが、新種の情報が少なすぎてやられてしまったんだと思うのであります。

 何があったとキアが一番最初に来て、それから続々とリーダーが集まったであります。


「これを見てくださいであります」


 中央の画面が大きいでありますから、そっちの画面にさっきの貼り紙を見せ、キアはすぐにスマホでノアと連絡をとってもらっているであります。


「とにかくワイズをこっちに連れ戻さないと」

「そうでありますね。コルア、頼むであります」


 任せてとゲートを開き、ワイズの救出に行ってもらい、全力でリアの居場所を探すであります。スマホには和吉特製のウイルスを忍ばせているでありますから、GPSが起動していなくてもつけられるであります。

 リアはどこにいるのでありますかと数秒後、GPSが起動し始め位置情報が掴めたであります。今は移動しているようで、ゲートは開けないであります。


「キア、どうだった?」

「それが兄貴や本部に連絡しても、誰も出ないんだ。襲われたとかはなさそうだけど、もしかしたらこの前言ったことが時期に起きるのかもしれない」

「それか俺たちがカディヴィアの団に入らなかったから、こんな早く動き出したってことなのかもしれない」


 どちらにせよ、リアが奪われてしまった以上、こちらも動かないと危ないであります。コルアがゲートを開けてと言われゲートを開けるも、ワイズはまだ眠っているであります。


「ワイズ!ワイズ!」


 んんと目を覚ましリアと飛び起きるも、和吉たちは首を横に振る。


「リアはエピルスに奪われた。どういうことだよ。カディヴィアと和解したはずなのにどうして」

「ワイズ、これを見るであります。なぜなのかはわからないでありますが、リアを助けに行かなければリアの命が危ないであります」

「兄貴たちに連絡しても、音信不通になったからカディヴィアにも何かが起きてるのかもしれない。とにかく姉貴がどこに運ばれているのか確認してみないと」


 リアがスマホを持っていて正解だったでありますとGPSを辿っていくとオンジーレの土地を出てレッドヴィークの土地へと向かっているようであります。  


「俺が海を凍らせる?」

「危険だ。ノデッドのファンズマは睡魔系のファンズマだから一発で眠らされる」

「じゃあどうする?」

「どうするもなにもレッドヴィークの土地にエピルスの本部が必ずあるだろ。おそらくリアはそこに連れて行かれたと判断したほうがいい。とにかくまずはインディーが戻って来ているか確認して、戻ってたらインディーに聞いてみる」

「わかったであります。すぐゲートを開けるであります」


 ゲートを開けワイズはインディーのところへと行き、キアもしれっと行ってしまった。キアは透明人間でしたから、大丈夫であることを願うであります。


「ルシャンダ、ライディー社の様子って見れるかしら?」

「見れるであります」


 キーボードで本部内の防犯カメラを見せると、慌ただしくしており、モニター室の画面には和吉たちが発見したものが流れているであります。

 ライディー社も黙ってはいないようで、館長は館長室で思い悩んでいる模様であります。そしてティルはモニター室で指示を出しているのが見えたであります。ルマは今、本部にいないようでありますね。


「早いわね。ライディー騎士団が動く前に、あたしたちがリアを助けないととんでもないことが起きる。ルシャンダ、あたしたち準備しておくから場所特定できたら教えて。ワイズ、ちょっと」


 コルアはワイズと一緒に出て行き、みんなも戦闘の準備をするためにモニター室から出たのであります。リア、どうか無事でいてほしいでありますと願うしかなかったであります。



 部屋でくつろいでいる最中に警報が鳴り、何が起きたと部屋を飛び出したらファンズマが多くいて止まれとファンズマに伝えると止まった。

 止まったファンズマを倒すライディー騎士団であり、警報が鳴り止まないということはヨウミが侵入している証拠だ。どこにいると探し回っていたところ、眩しい光が来て目を閉じる。


「ルーマー、ルマどこ?助けにきたよ」


 その声はウリの声で眩しい光が消えたようで、ゆっくり目を開けるとそこにはヨウミがいた。


「やあ、ティル」

「何しにきた?」

「館長に会いに来たが、扉が頑丈らしくて部屋から出ないんだ。ティル、説得してもらえないだろうか?」

「説得?僕らの敵だというのに易々と館長の部屋に連れて行く馬鹿がいるか。用がないなら立ち去れ。それとも自首しに来たのなら話は別だよ」


 ヨウミは僕の言葉を聞かず仕方がないと新種のファンズマが出てくる。ヨウミは無線で誰かと喋っており、上機嫌になって俺に宣戦布告をしてきた。


「リアをっリアをやっとゲットしたようだ。館長に伝えてくれ。リアを返してほしければ、全世界に公表しろと。何を公表するかはわかっているはずだと。では、我が輩はリアを拝みに帰るとしようか。ウリ、光を」


 逃がさないと止まれと叫ぶも光によってうまく発動できたか。少しして光が消えたのを感じみるとヨウミとウリはいなくなっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ