20話 憩いの場その4
おーい、ギーディス。どこにいるんじゃと探し回ってもおらず、机には置き手紙が置いてあった。
これを読んでいる誰かさん。俺の憩い場へとようこそ。残念ながら俺はただいま出かけている最中だから、読者の皆さんに軽くおさらいをしてあげてください。以上。
むむむ、なんじゃ。ここ最近見かけておらぬのはそう言うことじゃったのか。ごほんと咳払いをして紹介をしようとした時のことじゃった。見知らぬ女がギーディスのことをお父様と叫んでいた。あれは赤遺伝子の団員ではなさそうじゃな。
「お主誰じゃ?」
「ルマ。あ!教えてもらっていないのですね」
その子は礼儀正しく、お辞儀をして教えてくれたのじゃ。
「初めまして。近々、ティルの団に入ることになりました、ニディアと申します。以後、お見知り置きを。それからわたくしはティルのフィアンセなので、ティルには指一本触れさせはしません」
ニカッと笑うニディアであり、妾は何も教えてもらってはおらぬぞ。後でティルに確認じゃとギーディスがメモしたらしいものを読み上げていく。
「えっと今回は逃走者はいないが、エピルスの仲間約一名とカディヴィアの者たちを紹介させていただきます」
【 エピルス 】
・ウリ 能力:光
【 カディヴィア 】
・ノア総長
・ディリー総司令官
・ニディア少佐
・クガン元司令官
え…えぇぇぇぇ。なんじゃこりゃあとギーディスが置いてった資料を落としてしまった。どういうことじゃとニディアを見ると、鼻歌を口ずさみながら資料をかき集める。
「ニディア、お主」
「ティルから何も聞いてない?多分、ニディアが団に入ったら伝えてくれると思うよ。それまでは言わなーい。クガン元司令官はニディアたちのおじいちゃん、ノアが自分の部屋に入った途端に怒っていた人だよー」
「ちょいちょい話進めるのではない」
「それからルマと、ルマのお兄ちゃんであるルシャンダ。やっと会えたんだね。久しぶりに会ってどうだった?」
兄者と会えたのはもちろん嬉しかったが、ティルがおかしかったのまだ聞けておらんかったな。
「会えて嬉しかったのじゃが、妾はライディー騎士団の団に誇りを持っているゆえ、逃走はせぬと兄者に伝えたのじゃ」
「えぇ、ニディアだったら絶対に逃げ出してたと思うな」
まあそれは人それぞれじゃからな。それにしてもこの資料、本当なのかとニディアに聞いてしまう。
「ニディア、ワイズとリアのことなんじゃが」
「資料に書かれている通りだよ。リアはノールト王国の王女であり、ワイズはカディヴィアの王子でいとこ同士。二人の愛は近くにいても、感じてた。あんな恋してみたい。それにリアのお父様は違うよ。ノールト国王であるルワード陛下」
「リアの遺伝子は館長の遺伝子ではなかったのか。ならなぜ、館長は自分の子だと言い放っていたのかわからぬ」
「さあね。何か企んでたんじゃないかな。初対面した時、聞いちゃえばよかった。そしたらどんな顔をするのか」
ニディアは怖いもの知らずじゃのとギーディスの資料を見て、エピルスの四天王ウリのことも伝えておかねばな。
「ウリは妾と同じ施設で育ったのじゃ。じゃが脱出できたのはウリだけじゃったが無事でいてくれることを願っていた」
「そしたらウリはファンズマの遺伝子をもらったんだよね。なんか羨ましい」
羨ましそうな瞳でそういうニディアも何者なんじゃと疑うほどじゃった。ウリがなぜそこまでしたのかわからぬが、父はそれを望まず、普通にすごしててほしかったとティルと遊びに行った時、そう言っておった。
んで次回の予告とそれからおっ!?時間体制になるようじゃ。
「何がともあれ。ニディア、これからよろしく頼むぞ」
「よろしく。これから楽しみでしょうがないの。いっぱいいろんなところ連れてってね。次回21話、ネフィラの能力。それから毎週日曜日12時に更新する予定だそうです。変わり次第、憩いの場で伝えるようお父様に話をつけてるみたいだよ。じゃっお楽しみに」
エワンとシフォンにザズに後で報告だな。ネフィラよりブルバ、大丈夫じゃろうかと電気を消してギーディスの憩いの場を後にした。
※こちらのページは本編ではございません。情報量が多すぎると思い、作成を行いました。




