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愛した君への最初で最後の手紙  作者: 幸(ゆき)
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再出血

目が覚めると病室らしい部屋のベッドで寝かされていて、体に沢山の配線が器材と繋がれていた。


 体を起こそうとしたが起きられず、左手足に全く力が入らなかったので大きな声で「すいません、すいません。誰かいないですか」と言うと、看護師が来て「良かった、目が覚めて」と言われ


「体が起こせなくて、左手足に力が入らないのですが」と話すと、顔を曇らせ


「右の脳の運動機能を司る所に障害が残ったようなので、でも命が、命が助かって良かった」と言われ、何と答え、話して良いのか分からなかった。


 翌日の朝医者が来て、簡単な手術と病状の説明を受けた後、今後の事の話をされたが余り頭の中に入って来なかった。


 その後リハビリの担当と看護師とで時間を掛けて体を起こす練習をして、何とか体を起こせるようになった。


 

 夕方頃に翼が来てくれ、話を聞いた。


「夜、掃除をしていて脳の血管が切れて倒れていた松を、常連さんが『店の中に電気が付いていたから、松がいていると思って中に入って行くと、松が倒れていたので慌てて救急車を呼んだ』と、話してくれた。


『もしも見つけてくれてなかったら死んでいただろう』と、医者が言っていから命があって本当に良かった」と、涙を流しながら話してくれ、左手足が動かない事に複雑な思いと、それでも生きて行かなければならないのかと言う絶望感を感じながら小さく「うん」と頷いた。

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