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愛した君への最初で最後の手紙  作者: 幸(ゆき)
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翼との再会

少し早めに待ち合わせ場所に行くと、もう翼が来ていて顔を見たらドキドキした。


 2人で店に入り個室に通され、予約していたコースの料理と飲み物を頼んだ。


「城くんに聞いたけど、障害年金が降りたんだよね」


「うん」と頷くと、ドアをノックする音が聞こえドリンクが運ばれて来て、乾杯をした。


「誕生日おめでとう。一緒にモルディブに行ってくれない」

 

 沖縄に行った時に、

「今は仕事が忙しくてモルディブには行けないけど、新婚旅行にはモルディブに行こう」と、話していた事を思い出していると


「認定看護師の資格も取ったし、私が看護師になるきっかけは松だから。

私が松を出来る限り支えるよ」と言われ、


 その言葉に少し戸惑い。ありがとう。本当は俺から言わないと行けないセリフなのにと思いながら、あふれ出る感情から出てきそうになる涙をこらえた。


「大丈夫。」と、微笑み。

「親に話をしたら『どうせ言い出したら聞かないのだから好きにしなさい。松くんの事も小さい頃から知っているしね』て、言われたし、一緒に暮らそう。私は君を愛しているから」と、微笑まれ、

こらえきれず涙をこぼしてしまい「ありがとう、行こう。でも1つだけ約束をして欲しい。籍だけは入れないで欲しい」


「どうして」


「理由は聞かないで。それよりモルディブの何処に行くのか、いつ頃行くのか決めないと」


「2か月後位だったら長期休暇が取れるから。城くんに、どの辺りが良いのか聞いて、結婚式が挙げられる所を捜してもらおうと思ってる。

 籍を入れなくても2人だけの結婚式だったらいいでしょ」と、満面の笑みで言われ、


 少し戸惑いながら、

 沖縄に行った時に「モルディブに行ってみたいね」と話していて、


「8日も休めないけど、新婚旅行だったら店を休むよ」


 「じゃあ、約束だから。指切り」と、小指を出して来て小指を絡めながら、小指から出ている赤い糸が絡みあって、強く結び逢えたらいいなと思った事を思い出しながら、「うん、それならいいよ」と、答えた。

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