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愛した君への最初で最後の手紙  作者: 幸(ゆき)
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2人で

 民宿に来る途中、温泉に入って来ていたので時間には少し余裕があった。

 

 荷物を置いてから、時間を潰して食堂に行くと料理がテーブルに並べられていて、ダイビングで疲れていたせいもあり腹が鳴った。 


 テーブルの席に座って、並べている料理を見ていると翼達が入って来て、

 料理をのぞき込み「お腹がすいた。美味しそう」と、話しながら席に着いた。


 平日だったからなのか、他にお客はいてなくて広々としていた。


 料理はおつくりに焼き魚、天ぷらに荒の煮つけに味噌汁、ごはんはおかり自由だった。


 美味い料理にビールや酒が合い、飲んでいると城が

「明日もダイビングがあるから、あまり飲み過ぎないように」と言って、


3人で「はーい」と口をそろえて返事をして笑っていると、笑いながら城が「先に戻るから」と、部屋に戻っていき、

時計を見ると10時を回っていて少し驚いて「酔い覚ましに散歩にいくわ」と、翼達に言って外に出た。


 外に出で歩いていると「待って私も行く」と、翼の声が聞こえ、

 

 嬉しい気持ちを抑えながら振り向いて、翼を待った。

 

 2人で少し小道を歩くと小さな防波堤があり、先に上り横を見ると翼が上りにくそうにしていたので手を取って、少し照れたけど表情には出さない様に海の方を見た。


 夜の海に星が広がり波の音がささやかに聞こえ、星空がとても綺麗だった。


 その音を感じ、星空と海を見ながらそこに座ると、翼も隣に座り、

「あの時はね、嬉しかったんだ」と言った。



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