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愛した君への最初で最後の手紙  作者: 幸(ゆき)
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倒れる前の出来事と髄膜炎

妹が「肺炎ですか。髄膜炎ですか」と、医者に聞くと


「分かりません、直ぐに検査をします」と言って出て行き、


暫くすると、男が大きな機会を運びながら医者と一緒に入って来て、

「今から肺のレントゲンを撮ります」と言って、胸に機械を当てられ、


 レントゲンのようだったので驚きながら「部屋でレントゲンが撮れるのですか」と聞くと、 


「そうです」と言って、機会を運び出て行った。


 医者に「背中に注射をしますので仰向けに寝て下さい」と言われて寝ると、大きな注射器が見えて「部分麻酔をしてから髄液を取るので、絶対に動かないで下さい」と言われ、注射を打たれた。

 


医者と看護師達が出て行くと、妹が


「お兄ちゃん、倒れたのは覚えてる」


「トイレで立ち上がって点滴スタンドを持った後、左側から崩れる様に倒れたのは覚えてる」


「1度だけ」


「そうだけど」


「その前にも1度倒れていて、2度倒れていたの。

 その後手術をして無事に手術は終わったのだけど、高熱が出て来て『誤嚥性肺炎』って、言われていたのだけど、あまりにも『頭が痛い』と言っていたので髄膜炎の検査をして、髄膜炎と診断されて、

 高い熱がでていて『頭が痛い』と言っていたので落ち着くまで集中治療室にいて、熱が下がったから集中治療室からこっちに移って、また熱が出て来たから慌てているの」


「そうか、あまり良く分からないけど、俺のクローンが出て来て

『俺はお前のクローンで、お前が大学病院で手術をした時から極秘で実験に使われている、だから誰の言う事も信用するな、特に主治医の言う事は』と、言われた。

 それからここの病院でも、闇の移植を金で請け負っていたり、人体実験をしていたから、

 今回も実験台にされていたり、若い医者の練習に使われていたかも知れないな」


『脳に大きな損傷があると幻覚を見る事がある』って聞いた事があるから、クローンや闇の移植なんかの人体実験は幻覚を見ていたのだと思うけど、

 難病なんかの手術は、病院や医者の実績や経験になるから手術をしたがって、手術をする時期じゃないのに、手術する医者もいるからね」と、微笑んだ。


「そうか、俺もまだ手術をしなくても良かったのかも分からないな」


「それはカルテ開示をして、別の脳外科の専門医に見てもらわなければ分からないけど、費用も凄く掛かるし、国立病院の医者が言っている事だから、正直に話してくれる医者を捜すのはかなり難しいと思うよ。

 別の医者で「手術の時期はまだ早い』と言う医者がいたとしても、医者個々の判断だからどうしようもないけどね」と話してくれ、


 あれは幻覚だったのだろうかと思い、考えた。

 

 

 看護師と見た事がない医者が入って来て、医者が微笑みながら


「頭の痛みはありますか」


「はい、痛いです」


「10段階で言うと、どれ位ですか」


「どのレベルからの10段階か分かりません」


「一番痛かった時と比べて」


「記憶がないので良く分からないですけど6,7ぐらいです」


「点滴を打って痛み止めを出すので、少し時間がたつと、ましになって来るから」と、優しく言って、出て行った。

 

 主治医の作り笑いや愛想の良さを思いだして、同じだと思い妹に、

「さっきの医者は初めて見たけど、好きになれそうにない」と話すと、優しく微笑みながら


「あの先生が、お兄ちゃんの手術をしてくれた先生だよ」


「え、主治医じゃなくて」


「そう、主治医は「東京に出帳する」と言って、いなくなって。

 でも、それが良かったの。

 お兄ちゃんは、1回しか倒れたのは覚えていないみたいだけど、

 2回倒れていて、2回とも痙攣をおこしてCTとMRIの検査をしたけど、

 脳内出血以外異常が見つからなくて、担当医の2人が「カテーテルの検査をした方がいい』と、主治医に言ったみたいだけど、

 

 主治医が『今ある出血の出血量が増えているだけだから、しなくていい』と言って、

 

 私にも「安静にしていたら1週間で退院できるから」と言っていて、主治医が東京に行くと出て行ってから直ぐに担当医の先生がカテーテル検査をして、モヤモヤ血管にあるMRIでは分からない小さな動脈瘤が2回破裂していた事が分かって、手術をする事になったの」


「そうか、やっぱりあの医者ダメ医者だったんだな」


「そう。直ぐに私が働いている病院に電話を掛けて、ここで働いている脳外科のどの医者が良いかを聞くと、さっき来てくれていた医者が良いと言われて、あの先生に私が手術をして欲しいと頼んだの。

『自信が無い』と言って断られたけど、頼みこんで手術をして貰った。

 頭蓋骨を取り出しての手術で、

『出来る限りの事はしました。ただ100%の自信はなく、何かがあったらいけないので頭蓋骨は外したまま暫く様子を見ます』と言われて、私は安心した。

 ここの部長の主治医見たいに、自信満々に『大丈夫、1週間で退院出来る』って言う医者もいて、


 そう言う医者の方が安心できるって言う人もいているけど、私は慎重に丁寧に見てくれる医者の方が安心出来る」


「そうか、そうだよな。前の病院でバイパス手術をした時に手術が終わってから、

 担当医が『凄く早い手術で最高新記録が出た』って言っていたけど、早いからいいって事じゃないかも。

 手術直後の血流は良くなっていたようだけど、3か月後の検査では手術直後より血流が悪くなっていたようだから。時間が掛かっても丁寧にして貰った方がいいのかも」


「早くした方が体に負担が掛からないから難しい所だと思うけど、お兄ちゃんの命を救ってくれたのは、あの先生だから」


「そうか、分かった」



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