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愛した君への最初で最後の手紙  作者: 幸(ゆき)
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突然の頭痛

 5月のゴールデンウイークが終わった頃、


 一見のお客さんに


「テレビ局のディレクターをしているもので」と、名刺を渡され

「テレビでお店を紹介させてもらえないか」と声を掛けられた。


 驚き、嬉しく思いながら「はい」と答えて、

 テレビで店が紹介される事に決まった。

 

 1週間後に撮影日の打ち合わせにディレクターが来て、

 2週間後の14時から3時間位掛けて撮影をする事が決まり、放送はお盆前の8月7日だと言われた。

 

 その事を翼に話すと、少し驚きながら

「テレビに出たら忙しくなるんじゃないの、体の事が心配だけど」と言われ、6月に入った頃に翼のすすめで以前に行った人間ドックに行く事にした。

 

 人間ドックに行き、全ての検査が終わって最後の医者の問診の時に、脳の事を聞かれた後


「血圧が高いので血圧の薬を通院している脳神経外科で出してもらって下さい」と言われ


「分かりました。8月に診察に行くので、その時に血圧の事を話します」と、答えた。

 

 

 8月5日に病院に行き血圧の事を話すと、

「血圧は血圧で、内科に行って薬を貰ってくれ」と、もの凄く嫌そうな顔をされ、面倒くさそうに強い口調で言われ、


、もう直ぐテレビにも出るし、お盆で忙しくなるから、すぐは行けないなと思いながら帰った。


 

 テレビで店が紹介されて、お盆の間は目まぐるしく忙しく休みが取れない状況だった。


 そんな中の8月18日の夜、


 寝ようと布団に入るとプチンを何かがはじけたような音が聞こえて頭痛がし始め、クラクラとして、天井が回り始めた。


 もしかしたら頭の血管が切れたのではないかと思ったが、


 医者が「出血のリスクはない」と言っていたし、血液をサラサラにする薬を飲み忘れていたからかな、早く飲まないと、と思い慌てて薬を飲み、そういえば子供の頃によく似た痛みや目眩があったけど自然に治ったから大丈夫だろう、店も忙しいから早く寝ようと思い、焼酎を飲んで寝た。

 

 翌日、少しだけ頭痛がやわらいていたので、我慢をして店に行った。


 仕事中はふらつきがあったが、何とか仕事をした。


 家に帰り、夜寝る時には天井がぐるぐる回っていて頭痛があり、たまに飲み忘れる事があった血液をサラサラにする薬を飲んだ。


 5日目に、仕事での注文を忘れたりお会計の計算がスムーズに出来なくなり、

 こんな事は初めてだ、何故だろうと思いながら、翌日の定休日に一度病院に行こうと思った。


 朝8時過ぎに病院に電話を掛けて頭痛とめまいが1週間位前からあった事を伝えると、診察券の番号を聞かれ、診察券を見ながらそれを答えた後に医者に電話を繋いでもらった。


「頭痛とめまいがあると聞いたのですが、いつからですか」


「1週間ぐらい前からです」


「何処が痛いですか。右側と左側ではどうですか」


「何処が痛いかは分からないけど、右側が痛いです」


「吐いたりしましたか」


「吐いたりはしてませんが、目眩があるので、気分が悪くて吐き気はあります」


「直ぐに病院に来てください。直ぐに」と、口調が変わり


「分かりました。病院まで遠いので1時間半位掛かると思います」


「分かりました。急いで病院に来てください」と言われ、電話を切って病院に向かった。


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