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愛した君への最初で最後の手紙  作者: 幸(ゆき)
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ダイビングの海洋実習

 7時にショップに行くと翼達は来ていて、

 城がレンタル用の機材を8人乗りのワンボックス車のトランクに積んでいた。


「機材はこれで良いけど、ウエットスーツのサイズを見るから」と言って、

ウエットスーツを何着か持ってきて、1人1人の背中に合わせながら「これだよな」と、ウエットスーツを選んでいった。


 翼たちが後ろの席に座って、助手席に座り、運転席に座った城が、

「串本まで3時間ぐらいかかるから寝ていても良いよ。途中2回パーキングで休憩をとるけど、途中でトイレに行きたくなったり喉が渇いたら言って」と話、車が走り出した。


 翼達は寝ていて、城とたわいのない話をしながら途中のパーキングで休憩をして高速を降り、少し走ると海が見えてきて綺麗な景色になっていった。

 

 海に行った記憶は学校の行事ぐらいしかなくて、綺麗な景色を見ているとテンションが上がってきた。


 話し声が聞こえてきて後ろを見ると楽しそうに窓の外を見ながら2人で話をしていて、こっちに気づいて、

「綺麗だね」と話しかけられ


「うん、綺麗だ」と答え、(翼がな)と、心の中で呟いた。


 

 ダイビングの施設に到着して、車を停めた。

砂浜ではなく少し小さな岩や大きな岩が遠くにあり、浜には砂利があった。

 

 施設は大きなログハウスで、中に入り中の人と城が少し話をしてから

 「ここで休憩をしたり食事をするから、トイレはここでお茶はここ」と簡単な施設の説明をして、

着替えをする場所とロッカーの鍵を渡され、

、「着替えたらここで待っていて、用意をしておくから」と言って、車の方に歩いて行った。


 着替えを済ませてお茶を飲みながら待っていると水着姿の二人が入って来て、その姿に少しドキドキして、戸惑いながら目線をずらしてお茶を飲んでいると城が入って来て

「用意が出来たけど、潜ってる時はタンクの中の渇いた空気を吸うから喉が渇くので、お茶を飲んでから行こうか」と言って、

4人でテーブルに座り、お茶を飲んでから城に着いて行った。

 

 器材とタンクが置いている場所に行き、器材のセッティングの仕方を教えてもらいウエイトを渡された。


 「翼達は2キロで松は4キロのウエイト、タンクも重たいから翼達は8リットル、松は10リットルのタンク」と言って、タンクを渡され、 ウエットスーツを着ると汗が出てきて、

ウエイトをして器材を担ぐと重くて少しふらつき、翼達を見ると翼達もふらついていた。


 頑張ってポイントの海まで歩き海に入ると重さは感じなくなっていて、海の中でマスクとヒィンを付けた後、


「いきなりスキルをするのではなく少し耳抜きの練習を兼ねて遊ぼう。レギレターをくわえて海に顔をつけて」と城が言って、


 レギュレーターをくわえ顔を付けると息が出来き、少し驚いた。。


 そのあと1人ずつ城が手を取ってゆっくりと海の中の岩場の周りを回り、ブルーの色の魚やクマノミがいて、翼達のテンションが上がっていて楽しかった。 

 

 スキルの練習になって、マスクの中に水を入れてその水を抜いたり、マスクを外してからマスクをつけてなおして、マスクの中の水を抜くのがなかなか出来ずにみんなに笑われ、幼少期の頃に、

「背の立つ深さのお風呂で溺れた事がある」と、母親に言われた事を思い出し、トラウマかなと思った。

 

 なんとかスキルを終えて海から上がると、タンクとウエイトの重さがズシンとやって来て、行きよりも帰りの方がキツク感じた。


昼食を食べて、次に来た時のボートダイビングをする時の、ボートが止まっている防波堤に行った。


 防波堤から下の海を除くと透明で下まで透き通って見えていて、さっき潜って見た同じ種類の魚達が泳いでいた。


「ここでは運が良かったらウミガメが見られから」と、

、ボートダイビングで見られる生き物などの説明を城から聞き、施設で保護されているウミガメを見てから戻った。


 2回目のダイビングでは城が水中カメラを持って行き、多くの写真を撮ってくれて各自のケータイにデーターを送ってくれ、ログブックを付けた。


 ログブックとはダイビングで見た生物や地形などを書いて自分が何本潜っているのか、どんなダイビングをした事があるかなどを書き込むもので、講習の間は城にインストラクターのサインを書いてもらわなければいけなかった。

 

 城から魚の名前や、何メートル、何分間潜ったかなどを聞きながらログ付けをしてサインをかいてもらうと


「今日の感想とか好きな事なんかをみんなで書きあって、ログにサイン《名前》を書いてもらうと、思い出にもなって良いよ」と言われ、


 2人が楽しそうに、

「そうだね。名前と感想なんかを書くから、松も書いてね」と、ログブック渡された。


「感想って、何を書いていいのか分からないし、めんどうくさいからな」と、

照れ笑いをしながら言い(翼と一緒に来れて、楽しかった。嬉しかった。なんて書けないだろう)と,

心の中で呟いた。


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