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愛した君への最初で最後の手紙  作者: 幸(ゆき)
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沖縄ダイビングツアーの決定

 周参見に着き、各自でハガキを書いた。

 

 ダイビングの用意をしてタンクを担いで、防犯灯の横の階段を上り岩場と岩場の間を歩き、海の中に入った。


 海の中は透明度が良く、岩場がたくさある所を抜けると、テトラポットのある手前の砂地の所に赤いポストがあった。


 ポストの前に集まり、みんながポストにハガキを入れてから、反対方向に行くとテーブルサンゴが沢山あって、とても綺麗だった。


 ダイビングを終え、器材を洗いシャワーを浴びて車に乗った。

 

 車を出して少しの間、今日のダイビングの話をした後に城が、昨日の夜に話していた沖縄の事を話し始めた。

 

 後部座席の翼達を見ると、


「沖縄で、クルーザーで、1泊で夜はバーベキューで、取れたての魚も食べられるって最高だよね」


 城が、

「取れたての魚は最高に旨いからな。

 師匠は水中銃で突いた魚を水中でナイフで締めるから、新鮮その物で旨いから。

 師匠も料理をするけど、今回はプロの松がいてるから楽しみだよな」と、にやつきながらこっちを見た。


 返答に戸惑っていると翼が、

「うん、休みが一緒に取れたら行きたいね。

 でも来月の休みの希望をだす日にちは過ぎてるから、行けるとしたら再来月になるけど大丈夫。寒くない」と、フォローを入れる様に言ってくれて、


 城が軽く頷き、

「10月末までだったらウエットスーツでも大丈夫だよ、よほどの寒がりじゃなかったら。少しだけ台風が心配だけど」

 

 翼がこっちを見ながら、満面の笑みを作り、

「台風は運だから仕方が無いけど、日頃の行いが良いから大丈夫として。

 当然、松も行くのでしょう」


少しだけ、戸惑ったふりをしながら、

「普通の会社は大体25日が給料日で、25日ぐらいから店が忙しくなるから、その前の平日の月曜日から木曜日だったら休んでもいいかなと思っているけど、合わせてもらえるかな」

 

 翼達は顔を見合わせ、鞄の中からスケジュール表をとりだして、

「再来月だったら大丈夫だよね」と、確認しあってから、


「20日から24日まででしょう。

 多分大丈夫だよ。1週間以内に返事をするから松も休めるようにしていてね」と、、

満面の笑みで言われ、


 翼の満面の笑みに心が躍り、嬉しさと楽しみさを思いながら、

「分かったよ」と、笑顔で言った。



 翌日からは依然と変わらない日常の生活が始まったが、翼からのラインがあったり、電話があり、店にも来てくれるようになって、忙しい時には手伝ってくれる事もあった。

 

 周参見から帰って来てから1週間後には翼達が店に来て、

「休みが取れた」と言って、沖縄にも行く事も決まった。


 数日後店に来ていた翼が、客がいなくなった時に、

「水中では話せないから、

 海の中ではハンドシグナルって、手で合図をしてコミニケションを取るでしょう」と、にこりと笑い、


「私達だけの秘密のハンドシグナルを海の中でしない、考えているから」


「え、どうゆう意味の」


「どちらかが『好きだよ』とサインを出ししたら『好きだよ』と返す、2人だけの秘密のサイン、ハンドシグナルを海の中でしようよ。

 もちろん陸上でもしてもいいけど」


 照れ笑いをしながら「恥ずかしいな」と言った。


「簡単なサインだから他の人には分からないし、

 周参見に行った時の手紙の事を覚えてる。大きなカシだと言ったよね」と、ニヤリと笑われ、


「分かったよ」と返事をするしかなく、2人だけの秘密のハンドシグナルを決めた。

 


 沖縄に行く日までに、店の定休日と翼の仕事の休みが会った日があって、2人で映画を見た後、水族館に行って家に来る事になった。


 突然だったので、エッチなDVDを隠すのが大変だったが、こんなにも楽しくて、楽しくてウキウキした日々を過ごすのは初めてだった。



 沖縄に行く2週間前に城が店に来て、


「4人で船を貸し切りにしたら『安くしてくれる』と、言ってくれているけど、

 旅費とか船以外の停まる所を計算したら高く付きそうなので、

 以前から『沖縄に行きたい』と言っていた、

 50代の男の人で北野さんと染森さんと言う人に声を掛けたら『行きたい、行くよ」と言ってくれたから、一緒に行っても良いかな、

 2人とも凄く良い人で害はないから」


「構わないけど翼達には話したのか」


「いや、まだ。松に話してから話そうと思ってる。

 部屋割りだけど、翼と楓がダブルベッドで、北野さんと染森さんが、ダブルベッドが真ん中から分かれて小さなシングルベッドになる所、俺達と師匠がソファーか船の2階の甲板で寝ようと思っているけどいいかな」


「別に構わないけど翼達に早く連絡をしろよ」


「わかった」と、少しだけ不安そうな顔をしながらメールをし始めた。

 

 翌日の昼過ぎ、店の仕込みをしていると城から電話があって、

「2人とも構わないとメールが来た」と言われて、6人で沖縄に行く事になった。


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