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愛した君への最初で最後の手紙  作者: 幸(ゆき)
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始まった裁判

2週間後に弁護士からの電話があって、母が話し込んだ後、電話を切って話を始めた。


「被告人は未成年で、事故の事は全て自分が悪いと認めていた事もあって、過失運転致死傷罪と言った罪で実刑になったみたい。



『信号無視だったので、過去の判例から危険運転致死傷罪とう訴えも出来たと思うが、おそらく未成年で素直に罪を認めて反省をしていると検事が判断をして、危険運転致死傷罪ではない過失運転致死傷罪で起訴をしたのだと思います。

今回の事は交通事故での起訴なので、普通の刑務所ではない交通刑務所に入る事になって、刑務所に入っても真面目にしていれば数か月で出てこれる事になるでしょう。

腹立たしい事ですがあまりにも長い事、刑務所に入られると民事訴訟の時間もかかるので、ここは我慢をした方が良いと思います。

 腹立たしくて我慢が出来ないと言うのだったら検察に話をしてもいいのですが、民事訴訟を始めるのに日にが掛かる事になるかもわかりません、どうします』


『もの凄く腹立たしい思いはありますが、あまり長い期間が掛かるのは嫌なので、このままでいいです」


『分かりました。

訴える金額はあまり大きな金額にしても裁判費用が掛かるだけなので、7千万円から8千万円にしようと思うのですが、宜しいですか。

あと訴えを起こすのは、この間、話をしていた車を貸していた人もかかわる様にしようと考えているのですけど、宜しいですか』


『はいそれでいいです。宜しくお願いします』と、言う話をした」と、話をしてくれた。


 

 それから数日後に訴えを起こした。

 

 弁護士から、訴えを起こした内容と証拠などの書類が届き、その書類に1回目の裁判を行う日にちが書いていて、

 裁判への出頭の必要はどちらでも可。事務所への連絡の必要はどちらでも可と書いていたので、


「裁判に行くの、どうするの」と聞くと、


「弁護士から『裁判は1年以上は掛かり、その間に何回か裁判はあるけど代理人の私が行くので、別に来なくてもいいですよ』と言われていたけど、

1回目の裁判は見に行こうと思ってる」と言って、書類が届いてから約1か月後の裁判に母は行った。

 

それから何回かに分けて裁判はあったが、

「被告は1度も裁判所には来なく、代理人の弁護士だけが来ている」と母が話していて、いつもイライラしている様に見えた。


               ・・・・・・・・・・


 中学3年になって担任の先生に進路の事を聞かれた。

 

 数学は好きだったけど、物覚えが悪くて方程式などが覚えられず全ての科目の成績が悪かった事と、父が死んで学費の事も心配だったので、成績が良い1歳下の妹に良い高校、大学に行かせてあげたいと思い、


「成績が悪いし勉強は嫌いだから、高校には行かないで働いて料理人になろうと思ってる」と、話した。




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