異世界で始まる私の夢
よろしくお願いします!
「いらっしゃいませ」
「コーヒーを一つ」
「はい!かしこまりました。」
拝啓お父さんお母さん今私は夢だった喫茶店を、
異世界でやっています。楽しくやっているので
心配無用です!
「私死んじゃたんだ…
もう少しやりたいことがあったのに…」
周りを見渡す限り真っ白、境目のようなものが何もない。こんな真っ白な世界に異質な存在がいる。
今までにあったことがあるような気がしてくる。
記憶ではない、精神的に覚えているそのような感覚だ。だが体が反応していた、いつの間にか額を床にこすりつけながら震えていた。
生物の生存本能のようなものが訴えかけている。
ひれ伏せと。
『頭をあげよ。楽にしていい。』
震えが止まり何も感じなくなった。それは頭の中に直接話しかけられているようだった。頭を上げその姿を見たら変わっていた。
「イケメン…」
気づいたら口に出してしまうほどのイケメンがそこにいた。
『お前らは、このような姿が好きなのだろ。こっちのほうが良いか。』
そう言うと美女になったどんな顔の整った芸能人でも敵わないような美人だ。
『私は女でもなく男でもない、概念的存在だ。本題から言う、お前には異世界に行ってもらう。』
「え…異世界ですか?」
『そうだ、お前には異世界に行ってもらう一応拒否権はある。だか行ってもらえると助かる。』
「行ってみたいです!ですがなぜ異世界なのです
か?」
『そうか行ってくれるか。それでは、その説明もするぞ。』
「はい」
数十分ほどで終わったその説明を要約するとこうだ
私たちとは違う新しい世界を作って、そこを管理する神?のようなものを、配置したら私の世界の神とその世界の神が喧嘩をしたのでそれを止めて仲良くさせようとして初めの交流として、知的生命体である人間と人間を送り合ってみようということになったらしい。それで私が選ばれたらしい、選出はこの神の上司(仮)の方が決めたらしい。
「なんで私なの?もっとすごい人いましたよね。
私なんの役にも立ちませんよ。私ただの一般人
ですよ。その世界に貢献なんて無理ですよ。」
絶望的な顔で私が訴えるとその神の上司(仮)が
『何にもしなくていいよ。やりたいことをして普通
暮らしてください。向こうにはこちらで言うファ
ンタジーのような世界だから、そこで冒険をする
でもスローライフを送るでもなんでもやっていい
よ。そのために君には何らかの力や環境を用意す
るから。できる範囲でね。』
「それなら私、喫茶店を開きたいです!」