DUELEAGUE 第1話の冒頭〔 草案 〕
この内容は作者ヒヨコ戰艦から依頼され代理で投稿した内容です。
DUELEAGUE 第1話の冒頭〔 草案 〕
熱力学 第四法則
地球の在る宇宙に於いて
虚数の質量はエントロピー極性が負と為る。
砂漠を走る軍用車3輌と装甲車1輌からなる隊列。
装甲車内の戦術コンソールを操作するオペレーター。
「 霊探に感ッ 」
隊が停まる。
クフィーヤを被って岩に腰掛けていた老人が
若者の手を借りて立ち上がり、杖をつき歩きはじめる。
その足元もおぼつかない老人は
隊前方200メールで立ち止まった。
「 攻撃許可を 」
降りてアサルトライフルを構えた若き兵士が求める。
( やれやれ… だがいきなり
実弾が通じないと言われて
ハイそうですかとは為らんよなぁ )
「 許可する 」
民間人としか見えない老人に向け放たれた銃弾は、
達する事なく光の粒子を残しことごとく消滅した。
「 クソおッ 化け物めッ 」
- 装甲車内 -
「 各自、デュエルガン最終チェック。
人工賢者の石を装填 」
「 準備よしッ 」
「 準備よしッ 」
「 お前たちは右翼に展開。
俺は左翼を行く。 降車ッ 」
懐から出した古めかしい本を開き
抜き取った3枚の咒符を老人が掲げると、
全長5メートルのサソリ。
牛よりも大きく頭部が2つある黒犬。
全長10メートルは在ろう火トカゲが出現。
同じく本を携えた介添えの男も側方へ走り、
それに呼応し距離を保って2名が移動する。
左翼に展開した1名はデュエルガンから
咒符5枚を抜き取り
内3枚をスロットへ装填して銃撃。
鷲の頭部と翼、獅子の胴と脚を持つ怪物2体。
大きな斧を担いだ牛頭の獣人1体が出現し、突進。