賭博王の軌跡
賭博王と呼ばれる男は、今日も財を蓄えていた。
「もうすぐだ、もうすぐだぞ!」
「えぇ、そうですね。最初はどうなるものかと思いましたけど、この脳内高校生の割には良く働いたんじゃないでしょうか」
「......そうじゃん、俺めっちゃ働いちゃってるじゃん」
「高校生ですらなかったようです」
ピクシーが呆れる。俺もがっくりだよ。でもちょうどいい。
「これを達成したら、俺は働くのをやめて後進育成に励むぞ!」
「頑張ってください、あくまでも目的はダンジョン防衛なんで」
「......そうだった! ダンジョン守らないと死ぬんだった!」
「記憶力が鳥のそれですか」
鳥の脳を持つ俺と、嘴のような鋭いツッコミを......というか毒百パーセントの反応、どうにかなんないかな......
「ともかく、気を取り直して、ってあああ!」
「達成してましたね」
二人は画面を見る。
そこに刻まれた文字はなんと十兆。
初期店舗の金庫の中身が十兆を越えた、ということだ。
「よし、これで引退できる」
「これだけ溜めてますけど、何に使うつもりなんですか?」
「......」
「考えずにため込んでたんですか......」
もはや棘というか毒というかが入らなくなるレベルでピクシーは続けるも、次第に勢いも衰えて「はぁ......」としか言わなくなった。
「まぁ、少し旅行してもいいかも」
「一人旅ですか。それは何とも、私を置いて楽しんできて――――」
「何を言ってる、お前も一緒だよ」
「......え」
その言葉にぎょっと驚いたピクシー。
そういえば、言ってなかったな。
「行きたいところは、もう決めてるんだ。ピクシーと、君と、一緒に」
「え......あ......」
少しずつ顔が赤くなっていく。
「一緒に旅行いこーぜ!」
「下手に意識した私が馬鹿でした」
またため息を吐くが、その息は先ほどとはまた違った気がした。
「そのためにも、死なないために難攻不落のダンジョン、一気に作るか」
「......はい!」
ダンジョンマスターとピクシーは、彼と彼女は。
旅行に行くために、どのダンジョンマスターとも敵対することなく、難攻不落のダンジョンを作り始めるのだった。
......見ていただいてわかる通り、文章力の低下が著しいです。
一回これを書くのをやめると、どうやって書いていたか忘れてしまって、出来ていたことが出来なくなってます......
一度軌跡を書いた後、本格的に戦闘シーンを書いていこうと、思っています。時間はかかると思いますが、ゆっくりと、まったりと、読んでいただけると幸いです。
それでは、これからも、大山 たろう をよろしくお願いします。




