HP1から始まる【外道術師の研究所】
今回少し短めだぁ!次回初召喚であります!
そうむすのハーデス欲しいよぉ〜!!
[チュートリア崖下]
あやがエバーから邪気操作の手解きを受けながら歩いた先に、建造物があった。
崖の壁をくり抜いてできた、神殿のような造り。所々壊れている悪魔像。そして辺りに散らばっている白骨死体(人間以外にもある)。
つまりエバーの言う、『邪悪な気』の大本は……
「どう考えてもここでしょ」
『どう考えてもここだな』
『どう考えてもここですね』
満場一致でどう考えてもここだった。
「これは入ってもいいの……?」
『扉開いてるからいいんじゃないか?』
「いや開いてるっていうか……」
重厚そうな岩の扉が、中から何か巨大なものが飛び出したように爆散している。
『都合が良くて結構。とっとと行くぞ』
「あんま乗り気しないなー」
あやは白骨死体を避けながら建物へと入っていった。
[外道術師の研究所]
「名前からして帰りたい……」
『めっちゃ良さそうだな。邪悪さを感じる』
『お二人の温度差がひどいっす』
中は外から入ってくる光のおかげで、幸いにも真っ暗ということはなかった。なので見えてしまった。
「うわぁ……」
散乱する白骨。不気味な魔法陣。血の痕の黒い汚れ。
ホラーに耐性があるあやといえど、あまり見たくはないものだった。
『ふむふむ……ここの名前になっている【外道術師】とやらくらいはアンデット化しても不思議じゃ無さそうだな……』
「怖いこと言わないでよ……おっと」
足が何かにぶつかってしまった。
その何かは……コロンと転がる頭蓋骨だった。
あやの顔が急激に青ざめる。
「ヒィィィ!?ごめんなさい!ごめんなさい!」
『安心しろあや。もう死んでる』
「そういうことじゃないんだよ!」
『お嬢。これアイテムですよ。素材ですかね?』
「えっ?」
見ると頭蓋骨は、【外道召喚術師の頭蓋骨】というアイテムらしい。
『あぁ、骨が足りなくてアンデット化できなかったのか。頭蓋骨だけじゃどうにもならんしな』
「………」
頭蓋骨までアイテム名あるんだ………。
あやは呆然とそんなことを考えた。
やはり私は罪深い……冬休みの宿題終わってない……




