表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Utopia・Online〜開始初日で魔王になるエクストリームプレイ日記〜  作者: オタケ部長
HP1から始まる魔王降臨
32/56

幸運極振りラックくんのプレイ日記(その一)

テスト終わった!今週修学旅行だぁ!

更新遅れてごめん。

あと戦闘シーン書いてみたけど、前回の短さも含めて、何かあったら言ってね!

なろうユーザ以外も感想書けるようにしてるからぁ!


「な、なんだよあれ」


 俺の名はラック。ステータスを運に極振りし、スキル構成を召喚師とテイマー向けにしたしがないプレイヤーだ。まぁ、テイムしてるモンスターはいないし、呼び出せるのもゴブリンとスライムくらいしかない。テイマーは始めたてはキツイぜ……。


 そんな俺は先日[チュートリア大森林]に突然現れた黒い光の柱を調べるために他のプレイヤーと一緒に大森林の西部に向かった。まぁ、特別誰かとパーティーを組んだわけではない。フレンドがいないわけじゃないし、断じてぼっちではない。


 おっと。とにかく人の流れに沿って行ってみたはいいが、デカい崖があり、諦めるしかないと思っていた。


 そしたら現れたんだ。黒い軍服、燃える外套、そして泣いているような髑髏の仮面をつけた悪魔が。


「グァ!」

「ヒィ!」


 今もほら、隣にいた俺よりLVが高い戦士系のプレイヤーの首が飛んでリスポーンしていった。わろてまうやろ?


 おっと、現実逃避してる場合じゃねぇ!首を刎ねられるなんて冗談じゃねぇ!とにかく今は逃げ……


「あれー?」


 アカン!逃げようとしたら奴の興味を引いてしちまった!


 あの悪魔は両手から骨の刃を出して飛びかかってくる!な、南無三……


「この!調子に乗るなでゴザル!」


 その時、奴の移動先を先読みして、同じように“天歩”で空中に飛び出し、奴の攻撃を受け止めた短剣使いが現れた。口調の通り、どこか忍者風だ。いや、助けてくれたなら忍者でもなんでもいい!ありがとう!


「あはは」

「くっ、この!」


 忍者と悪魔は空中で斬り結び、時に木の枝を蹴って一度も地面を踏むことなく激突する。


「隙ありでゴザル!」

「いた!」


 そうしてるうちに忍者は一瞬の隙をついて奴の胸に短剣を突き刺した!


「やったか!」

「ちょ、それはフラグーー」


 思わず叫んでしまった俺に、聞こえたらしい忍者がツッコミを入れる。


 そしてフラグは回収された。キッチリと。


「やったなー」

「うぐ!?」


 悪魔は忍者の短剣を突き刺した腕に、骨の剣をブッ刺し、捩じ込んだ。そしてもう片方の骨の剣を外すと忍者の肩を掴む。


 アイツ、忍者を捕まえるためにわざと受けたのか!?


「“呪文拡大スペルグロウス イビルボール”!」

「しまーー」

 

 逃げ出そうとした忍者だったが、奴の魔法詠唱の方が早かった。


 組み合った二人を巻き込むように黒色の光が爆ぜる。


「む、無念……」


 地面に落ちる前に忍者は白い粒子になって消える。


「忍者ーー!!」

「じゃー?」


 はっ、しまった!?


「ばいばい」

「ぐわぁ!」


 首に痛みが走ったと思った次の瞬間、視界がクルクルと回る。


 刎ねられてしまったか……運はいいはずだから見逃してくれるかと思ったが……。


 にしても可愛い声だったな。あれ絶対美少女だ。


龍神カードというのを買ってみた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] サクサク読める・矛盾が無い(たぶん) [気になる点] 更新速度〜〜!・主人公が強いくせに虐殺ルート入ったから早く終わりそう [一言] 死霊術などを活用して街の攻防戦や野戦などの戦記的要素が…
2020/12/22 21:00 のーねーむ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ