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Utopia・Online〜開始初日で魔王になるエクストリームプレイ日記〜  作者: オタケ部長
HP1から始まる魔王降臨
31/56

HP1から始まる違和感

今回短めだし、急展開すぎたかも。ごめんね!


(んー?)


 あやは自分の違和感に気づく。どう考えてもおかしい。


 あやはくるりと後ろを向いて、プレイヤー達を見つめる。


 プレイヤー達の動きは止まっている。戦士の男があっさりやられたことに驚いている。それなりに腕が立つプレイヤーだったのだろう。


 あやは【骸の手】の{骨剣}を伸ばし、{死を望む者}によって、HPをMPに変換し、{死に急ぎ}によってステータスを強化し……。


 ――ドンッ!


 プレイヤー達に向かって突撃した。


(あれー?)


 あやはあや自身はあまり好戦的な性格ではないと思ってる。


 中学校の通知表にも『誰とでも仲良くできる大人しい子です』と書かれたことがある。


 だがどうしたことか。今もまた一人のプレイヤーの首に{骨剣}を突き刺し、捻って首を刎ねる。


(くるくるー)


 なんと言うか、夢を見ているような気分だ。ゆるゆるの思考に反して身体は的確にプレイヤーの首を狙いに行く。


「この!」

「あははー」

「ガッ」


 また首を刎ね、{骨剣}を生え変える。{立体機動}と【邪炎ノ外套】を使い上に飛び、近接戦が苦手そうなローブを羽織った魔法使いのプレイヤーの首を刈る。


(めがまわるー)


 思考と肉体が乖離しているなど、明らかな異常事態である。どうにかせねばならない。


 が、今のあやにはそれを解決する方法も思考力もなかった。


 紅い瞳は次の獲物を探す。


 


ジョリパの炙り明太子と舞茸が美味しい

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