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怪談シリーズ

作者: Penguin

私は、イジメられていた。中学生の時、私には友達が何人かいた。そのうちの一人の彩ちゃんに好きな人が出来た。私は彩ちゃんが好きだったから、その恋を応援することにした。といっても、何か出来るわけではないので恋の悩みを聞いていただけだった。彩ちゃんが好きになった男の子は何と事もあろうに私のことが好きだったらしく、彩ちゃんの恋は実らなかった。しかも、彩ちゃんに私は逆恨みされてしまい、クラスで人気があった彩ちゃんは私のことをイジメた。私はイジメられることに関して何も辛くはなかった。しかし、大親友だと思っていた彼女からイジメられるという事実がとても辛かった。私は何も悪いことをしていないのに、裏切られたという事実が。

そんな事があり、私は人というものが嫌いになった。最近、こんな風な事ばかりを考えているせいなのか、変な夢を見る。うんざりするような中学校生活を終えて、高校生になったというのにこんな事ばかり思い出す自分の弱さに嫌気がさしながらも夢の事を思い出す。それは、髑髏の面をつけている私がこれまで私をイジメていた人達に「力は欲しくないか?」と言って真黒いモヤモヤしたものを彼らに手渡す夢だ。とても気味が悪い。これを毎日、渡す相手が変わる以外同じ夢を見続ける。私は心が壊れそうだった。


テレビに彩ちゃんが映っている。それ以外にも、私が夢で力を与えた人達が大勢映っている。私はますます気味が悪くなった。もしかしたら、私は人間じゃないのかも知れないと思うことがしばしばあるようになってしまうくらいには心が弱っていた。


しばらくして、テレビでは今、注目の人物達の連続死去!!といった放送が流れていた。彼らの遺言は力が足りない。だったらしい。私は鏡が目に入った。そこには、夢で見た髑髏がいた。



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