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星の輝く夜に  作者: ボルシチ
1/8

プロローグ

第2作目ですが、1作目をメインで書くのでこちらの更新は遅くなるかもしれません。

「ありがとうございましたー!」

店員の明るい声を背に店を出た。外に出た瞬間冬の冷風が皮膚を刺す。

「冬もそろそろ本格的になってきたな」

そんな事を呟きながらマフラーを口元まであげて歩き出す。

部活をしていたため、もう辺りは真っ暗だ。今から家に帰って宿題や勉強をしていたら確実に深夜0時を回るだろう。

(せめて少しでも早く家に帰らないと…)

そう思い、歩を早めた瞬間

「っ!?」

──信号を無視して突っ込んできたトラックに吹き飛ばされた。

息がつまり、視界が急速に切り替わり始めた。

痛みを感じる余裕も無く、体が宙を舞っているのだけは辛うじて分かる。

どれだけ飛ばされたか、自分が今どんな状態なのか、まだ飛んでいるのかどうかすら分からないが、

──空に浮かぶ、月光を浴びて輝いている星はとても美しかった。

そうして、俺の意識はゆっくり薄れ始め…

「……うわぁああ!」

突然目が覚めた。

「…あれ?」

今俺トラックに吹き飛ばされたはずなんだけど…

「体は痛くないし、傷もない…」

身体中触ったり見たりしてみるが、どこも痛まないし、痩せているわけでもないので長い間昏睡状態だったと言うわけでもないだろう。

(もしかして、夢だったのか?)

と思ったその時

「おっ気がついたかにーちゃん!」

「え?」

突然後ろから声をかけられ、後ろを振り向くと

──二足歩行のトカゲがいた

「うわぁぁああああ!?」

驚いて後ずさるが、そこには壁があるだけだ。

落ち着いて辺りを見渡してみると、見たことのない家に粗雑な家具がこれまた雑に置かれていた。

「おいおい落ち着けって。俺はにーちゃんが道端にぶっ倒れたから助けてやったんだって」

「…あ、そうなんすか、ありがとうございます…」

いやそんなことよりも!

(何でリザードマンみたいなのがいるんだよ!)

「あの、今日って何日ですか?」

「あ?何日って何だ?にーちゃん頭かどっか打ったのか?」

……え?

「大丈夫です…あの、ここってどこですか?」

「……ほんとうに大丈夫かよにーちゃん。ここは世界一の商業街、『プラム』だろうがよ!」

リザードマンは呆れながらも自慢気にそう言った。

(……プラム?)

もちろん、聞いたことのない街だった。

もしかして俺、轢かれて死んで変なとこに来ちゃったのか?

寝ていたベッドから両足をつけて立ち上がり、ドアを開けて外に出る。

一瞬明るさに目が眩むが、それも次第に慣れて来て

道を行き交うのは、見たことのない生き物の引く馬車のような物や、獣人らしき生き物たちだった。

「一体どうなってるんだ……?」

聞いた事のない町の名前に、そこらを行き交う亜人。

どうやら俺は、異世界らしきところに飛ばされたらしかった。

文章力がないけど頑張って書きます_φ( ̄ー ̄ )

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