表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/93

034_まとめ

 


 ここで俺の当面の目標ややるべきことを纏めておこうと思う。


 1)リーシア、サンルーヴ、セーラの3人との結婚式&結婚披露宴と新婚旅行。これ大事! 早めに!


 2)地球に帰る方法を探す。恐らくこれは赤の塔を始めとした10ヶ所の古代のダンジョンと言われるダンジョンのどれか1つでも攻略することが条件だと思う。

 しかし問題がある。例えば今後同郷の転移者と組んで古代のダンジョンを攻略するとして、10ヶ所を同時に攻略はできないので、1ヶ所を攻略した時に誰か1人が地球に帰って抜けるとその後に行う他の古代のダンジョンの攻略が難しくなる。

 攻略後に地球に帰る権利が保留できても帰ることができる人とそれ以外の人ではモチベーションに差が出る恐れもある。

 俺自身は地球に帰らずとも問題ないからいいのだけど、帰らないのと、帰れないでは気分が違うので取り敢えず帰るための方法を探すことにしている。


 3)せっかく商業ギルドの特別会員になったのだから商売の幅を広げるのもいいだろう。地球には帰らないのでこの世界で生きていく基盤や地盤は大事だし、金はあっても困らない。


 4)ブラハムを狙う貴族の対策をする必要がある。ブラハムを助けたはいいが今のままでは家の中に閉じ込めておくしかないのが現状なので、何とか外を歩けるようにしてやりたい。

 そのためにはその貴族の弱みを握るか、その貴族が手を出せないような大物をバックにつけるか、その貴族を潰すくらいしか方法はないか?

 下手に色々な権力者と関わると面倒なことが多くなるので、できれば貴族の弱みを握る方がいいのだけど、簡単にはいかないとも思えるので、他の案を模索しながら対応するしかない。


 5)今店で働いているルルとデイジーに店を持たせてやりたい。彼女たちは俺が思っていた以上によく働いてくれているので、それに報いてやるためにも店を出せるように支援をしてやろうと思っているんだ。

 そう考えると3)のことも含めて人材がもっと必要だな。


 6)俺のスキルである【魔道具作成】でマジックアイテムを作る。これは元々この世界で生きていくために必要な金を儲けるために取得したスキルだが、【通信販売】があまりにもチートなので今までほとんど使うこともなく死にスキルになっている状況だ。

 だが、せっかく異世界に来たのだから【魔道具作成】を育ていつかは生産チートを!と思わないでもない。


 7)【テイム】で仲間や従魔を増やす。これはリーシア、サンルーヴ、セーラに使ったきりだけど3人が成長するにつれ【テイム】ランクは上がっている。今では【テイム】のランクは『B』にまでなっているので凄い成長力だ。

 だけど仲間が彼女たち3人だけではダンジョン攻略は難しいだろうから2)のことを含め仲間を増やすのは必要だ。


 8)これは優先度は低い。まぁ、しなくても良いのだが、一応入れておく。同郷の者の支援だ。

 ただ支援と言うと語弊があるが、俺が思っているのは地球に帰す意味がある者の支援ということだ。

 これに関しては俺の価値観でしかないが、支援したいと思える者が現れれば支援するという感じだ。


 以上が俺の今後の活動目標って感じだ。



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ランクアップした【通信販売(C)】で取り扱いができるようになった商品を確認してみた。


『地球側の商品は市販されているほぼ全てが網羅されております。但し兵器に関しては限定的な解放となっております。そしてこちらの世界の商品ではスキルや魔物由来の商品も全てではありませんが解放されています』

『う~ん、確か俺が認識している商品が解放されるのだよな?』

『正しくはマスターが認識しているか欲しいと思っている物に類似する商品なら解放される場合があるのですが、認識していなくても【通信販売】のランクが上がれば商品群としてアップされる商品も多いですね』

『理解したよ。それで今の俺が扱えて強力な武器で購入できる物をリスト化してくれるかな』

『了解です!』


 インスから得られた武器の情報はこうだ。

 対物ライフルと装甲車、そして武器ではないがスキルの【射撃】と【遠視】、更に【集中】と【身体強化】だ。

 対物ライフルって、あれだろ? 対戦車ライフルともいわれているライフルだよね? 戦車の分厚い装甲を撃ち抜くほどの威力のライフルでその分デカくて扱いずらいやつだろ?そんな物が俺に扱えるのかな?……あっ、だからインスは俺に【射撃】や【身体強化】を進めてきたのか……

 あと、やっと装甲車が買えるらしい。トラックも良いけど装甲車ならランク3の魔物の攻撃も耐えてくれそうな気がする。


『改造なしではランク2、二段階の改造を加えればランク5の魔物の攻撃も耐えるほどにできます』

『……じゃぁ、購入して改造しておいてくれるかな……』

『了解です』

『それから一応対物ライフルも購入して改造をしておいてくれるかな』

『了解しました。付与する属性は何にされますか?』

『対物ライフルなんて近距離では使わないだろうから命中が上がる感じで頼むよ』

『了解です』


 インスに俺の考えが漏れていたようだが、俺の強化に繋がるのでいいか。

 それとインスから更に良い情報を得た。それはプラスチック爆弾が買えるようになったのだ。素人の俺が扱えるのか?と思ったが、意外と扱い自体は難しくなさそうだ。勿論、爆薬を扱う知識があればそれに越したことはないだろと思うが、俺にはインスがいるので大丈夫だろう。


『( ◠ ◡ ◠ )』


 ……何かインスが喜んでいる気がする。


 後はスキルだ。【射撃】があれば俺の銃の腕が上がるというか、補正がかかって扱いに長けるし、【遠視】があれば対物ライフルのスコープと合わせてかなり命中精度が上がるだろう。そして【集中】によって更に命中精度が上がると思う。

 だから全部購入した。武器もスキルも全てだ。

 そうしたら……


『スキルを使用しました。【射撃】と【遠視】と【集中】を統合し【精密射撃】に昇華させます。………………【精密射撃】への昇華が完了しました』


 はい、統合きました!

 早速【精密射撃】を鑑定しますかね。


 【精密射撃(E)】銃器の扱いに長け、命中精度に補正(大)を与える。

 【身体強化(E)】筋力、耐久、俊敏の能力値を底上げする。


 うん、予想はしていたけどありがたいスキルだ。これで俺も少しは戦闘の役に立つってものだ。


『マスター、装甲車の改造が終了しました。次いで対物ライフルの改造も行います』

『あいよ、改造しちゃってぇ~』

『了解しました!……………………………………対物ライフルの改造が完了しました』



 @バレットM82A1魔改2

 対物、対戦車ライフルであるバレットM82を二段階改造した化け物ライフル。

 物理攻撃力の向上を目指したためにランク7のドラゴンの鱗でさえ撃ち抜く威力を誇る。



 武器としてはかなりの威力だと考えていいだろう。サブマシンガンのMP7と比較してもランクが3つも上のランク7のドラゴンの鱗さえ撃ち抜くバケモノ破壊力だ、物凄いことだと思う。

 しかも俺にはストレージがあるので持ち運びに苦労することもない。



 @96式装輪装甲車魔改2

 自衛隊が採用している96式装輪装甲車を二段階改造した装甲車。

 愛称は『クーガー』や『96』などと言われている。

 二段階改造したことで物理耐性、魔法耐性が向上しランク5の魔物の攻撃にも耐える耐久性を誇る。



 いいねぇ~、ランク5なんて地上で現れたら大変な騒ぎになる魔物の攻撃でも耐えるのが嬉しい。

 しかし二段階改造とは言え装甲車でこれだけの性能なんだから戦車が購入できるようになったらどうなるんだろうか?


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ