ある国
Written in Japanese.
文才がないのは分かってますので、批判的なご感想等は、遠慮してください。
ジャンル違いはすいません。
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だ天使と悪魔が治めていた国。
だ天使と悪魔が同時に支治めている訳ではない。
いつも、どっちがこの国を治めるか争っている。
だ天使側の勢力が強くなると、天使がこの国を治める。
絶対良い事をする。
逆に、悪魔の勢力が強くなると、悪魔がこの国を治める。
絶対悪い事をする。
良い事、悪い事の間の、グレーゾーンなんてものは、ない。
良い事か悪い事か、だけ。
だ天使の時も、悪魔の時も、罰は、死刑のみだ。
罰を受ける行為は、だ天使側、悪魔側で決める。
だ天使が治めるときも、悪魔が治めるときも、上空に警備する者が、常に飛んでいる。
その者は、目がいいから、どんなに遠くにいても、その時のルールを違反した人を発見し、罰する。
この国を治める者(だ天使、悪魔)が、ころころ変わる(最短で3ヶ月)から、この国の国民は、振り回される。
教育も、その時に誰が治めているかによって、変わった。
ほとんどの人は、それを不思議に思わない。
深くも考えない。
生まれたときからそういうシステムで、考えても、どうしようもない。
だ天使と悪魔の切り替え時は、絶対最低でも一人は、死刑になる。
ルールが変わったことが、またみんな全員に知れ渡ってないからだ。
ある人は、この国はおかしいと思った。
絶対、良いこと、悪いことするなんて、両極端過ぎと。
人は、だ天使、悪魔のおもちゃじゃないと。
ある天使は思った。
良い事を、その人ではなく、こっちが決めて、それから外れるといけないなんて、なんだかおかしいと。
ある悪魔は思った。
悪い事ばっかりだと、飽きてしまう。
ある者は思った。
常に、人を見張るなんて、疲れたと。
ある人、ある天使、ある悪魔、ある者は、この国を変えようとした。