挨拶周り その3
遅くなってすいません><
イケメンくんの部屋を去ると次は3階の301号室だ。
どんな人かなーと思いつつチャイムを鳴らすと無反応。
もしかして留守なのかな・・・・・・と思って去ろうとした時、ドアが開いた。
出てきたのはフードで顔がほとんど隠れていて良く見えない謎の人でした。
フィットした素材のパーカーから、その人がとても細いのが分かる。
胸があるようにも、くびれがあるようにも見えないので男だろう。女の人だったらごめんなさい。
「あの、202号室に引っ越してきました雨宮鈴です。これ、地元のお菓子なんですけど、美味しいのでどうぞ。これからよろしくお願いしますね」
ゆっくりとお菓子の袋を受けとった彼(推定)は彼自身を指差して
「昴」
と言うと軽く頭を下げた。
昴さん、ということで良いのだろうか。最近の傾向で表札がついていないその部屋からは名字かはたまた名前なのか伺い知ることは出来なかったけれど。
相手が軽く頭を下げた所でちらっと見えた金髪。
ハーフなのか、外国人なのか分からないのだがもしかしたら言葉が不自由なのかもしれない。
ドアはもう閉められていて、私に確認することは出来なかったから真相は不明だ。
本人が目の前にいても聞くことは出来なかっただろうが。