引越ししました。
住むところを探している間に荷物は既にまとめていたので、見つけた次の土曜日にはもう引っ越しだった。
シスコンの兄と姉と親バカの父に、滑り止めで受かっていた地元の私立の大学にしろとさんざん反対されたが、
母が兄、姉、父を一喝すると「何かあったらいつでも連絡しなさい」と言って私を送り出してくれた。
母は強し。
新しい私の住まいには夕方に着いた。
アパートは駅やバス停から程よく近く、通う予定の大学も歩いていけるほど近く、さらになんと一階にはコンビニがあるので超便利なのであった。
最近のコンビニってすごいよね。
お弁当美味しいし、野菜とかまで売ってるし。デザートも完璧。
引っ越しした初日だったし、荷物の整理とかもしてくたくただったので夕食は自分を甘やかしコンビニのご飯だ。
部屋は小さいけどお風呂とトイレは別々だし、壁や床もなかなか綺麗で、私的にはとても満足だった。
あの怪しげな男は大家さんだったのだが、これで経営的に成り立つんですか・・・・・・?と経営とか全然分からないけれど一応聞いたら、
「あぁ。あれ親から貰ったアパートだからさ、自由にしていいんだ。というか全然お金には困ってないし」
とさらっと言われてこのお金持ちがぁぁとちょっとイラッとした。いや、かなりイラッとした。
まぁ、一階にコンビニあるし、住人からお金を巻き上げなくても収入は十分あるのだろう。
そういう彼もこのアパートの住人である。
ざっと説明すると、このアパートは全部で6部屋あり、一つの階に3部屋ずつあるため合計3階建てで、
私は2階の真ん中の部屋に入居した。ベランダのみだが、そのおかげで荷物の配置はしやすい。
他の部屋の人のことはまだ分からないが、大家さんが言うには「他の住人もみんな大体同じ年齢」らしい。
仲良くなれるといいなぁ。東京の人はご近所付き合いしないって聞いたけど、一応引っ越しの挨拶くらいした方がいいよね。
今日はもう遅いので明日引っ越しの挨拶周りをすることにした。
一人で食べ、一人で寝る生活なんてよく考えたら今までに無かったかもしれない。
それを思うと一人って寂しいんだなと思った。そんな3月の夜だった。