冒険者編12
★わたしは目を閉じている真人さんをじっと見つめる。
スゴかった。
優子さんからそれとなく注意されてはいたが、想像以上にスゴかった。
最初の方はなんとか覚えているけど、途中からはあまりのスゴさに翻弄され記憶があいまいだ。
そっと真人さんの下半身を見る。
あんなにしたのにまだ盛り上がっている。
わたしは甘くしびれる身体を動かす。
「うっ」
わたし自身に走る痛みに思わず声がもれる。
でも、不快な痛みではない。甘い痛みだ。
わたしは目を閉じている彼にくちづけをねだる。
○オレは静かに唇を離す。
香織さんの顔は赤く染まり瞳は潤んでいる。
「あの、もう一度・・・」
香織さんがうわごとのようにつぶやく。
「喜んで」
オレはもう一度香織さんにキスをする。
香織さんの腕がオレの身体に回される。
そのまま二人でゆっくりと横たわる。
まるで骨がなくなったように脱力した香織さんを抱き締めてまたキスをする。
1時間ほどして香織さんの呼吸がようやく落ち着き痙攣が止まった。
良かった。
「わたし、もうなにがあってもあなたから絶対に離れません」
香織さんはオレに肢体を絡ませながらそう宣言した。
まぁ、オレも離すつもりは無いからちょうどいっか。
肢体を絡ませる香織さんを優しく撫でる。
香織さんから徐々に力が抜けていった。
そのまま、眠りについた香織さんをそっとベッドに横たえる。
オレはそのまま床に寝転ぶ。
床が、にちゃにちゃするなぁ。
優子さんが戻る前に明日は早起きして掃除しないとな。
オレはそう思いながら眠りに落ちた。
★窓から朝日が差し込んでいる。
明るい中で見ると、やはりスゴい。
よく受け入れられたものだ。
わたしは自分自身をそっと指で確める。
なんだか少し拡がったような気がする。
でも、その方がいい。
わたしの身体が彼専用になっていく。
それはとても心地いい。
わたしの肉体はこれからどんどん彼専用に作り替えられていくだろう。
その日々を想像すると、わたしの肉体は甘くせつなくしびれていく。
翌朝、オレは心地いい感触と少しの息苦しさで目が覚めた。
ん?なんだ、これ?
眼の前がなんだか小麦色だ。
「うふふ」
香織さんがオレの頭を抱きかかえて微笑んでいる。
輝くような香織さんの笑顔は獲物を見つけた肉食獣のそれだった。
短いですが今夜はここまで。
ありがとうございました。




