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サバイバル  作者: 伊右衛門


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探索編3

○無事、お屋敷に帰還する事が出来た。


これでオレと優子さんはマスターの試験をクリアした事になるので、本格的な探索に行く事ができる。

あとは探索する場所の選定が必要になってくる。

今回の探索で島に生存者がいる可能性がある事がわかったので、島に探索に行くことにする。

さとるさんに例の地図を見てもらい可能性が高い場所を選ぶ。

しかし問題もある。オレ達はだれも船の操縦、操船が出来ないのだ。

そのため最初に探索に行くのは橋で行ける島になる。

橋だとキャッホーがいる可能性があるがそれでも生存の可能性は高い。

生存者を探すのにこちらが死んだら意味が無い。

安全第一で計画しないといけない。

次の探索に出発するのはまだ先になるので、その間にも訓練をしておこう。


「無事でよかったわ。あたしの訓練に耐えれたから大丈夫だと思ってたけど、やっぱり心配だったわ」

マスターがオレの腕を掴んで言う。

離れてもらいたいが、心配してくれていたので邪険にできない。

美咲ちゃんは優子さんにべったりだ。

あう、これでは予定の入念なケアが…

オレの心を読んだマスターに叩かれる。

「バカなこと考えないの」

どこまで読まれたかな?あんな計画やこんな予定もバレたか?


「しかし、真人くんのいう世紀末キャッホーは興味深いですね」

ん?キャッホーになんの興味が?

さとるさんによるとキャッホーはゴブリンほどではないが知能が低下している可能性があるらしい。

キャッホーの知能が低いのは知ってるがそれがなにか?

「こんな時代ですから暴走する者がでるのは分かっていましたが、そこまでの数の人が暴走するでしょうか?」

つまり知能低下により正常な判断ができてないのか。

「それなら村の女性が妊娠していないことにも理由がつきます」

つまりさとるさん判定でキャッホーはクラスが違っている?

「便宜上、Dクラスマイナスですかね。正式にはキャッホーを調べなければいけませんが」

さとるさんはキャッホーの脳に変異がおきてると考えているそうだ。

「つまりゴブリン化しそこなったゴブリンもどきみたいな事ですか?」

「そういっていいでしょう」

なるほど。

ん?そうすると、

「妊娠率の低下は未確認になります。お二人には不確定な情報で惑わせてしまって申し訳ありませんでした」

さとるさんがオレと優子さんに頭を下げる。

「いえ、どうせ探索には出ていました。村に男性が必要なのも事実ですし」

この状況で正確な判定なんて不可能だろう。さとるさんが間違ったとは感じない。

オレと優子さんの間に子供ができる可能性はどの程度なのだろう?

まぁあせることじゃないか。

自然に任せよう。


翌日、村に持ってきた物資を持っていく。

女性たちが集まってくる。

う~ん、すごく女くさい。

マスターじゃないけどここまで女性に囲まれるとどうしていいか分からないな。

「優子さん、お願いしてた物ありましたか?」

ん?お願いしてた物?

「大丈夫ですよ。なんとか見つかりました」

優子さんが車の荷台からいくつかの段ボール箱を降ろす。

ああ、あれか。

オレはそっと席を外す。

後ろから歓声が上がる。

あの箱の中身は服や下着などだ。少しだが化粧品も入っている。

村の女性たちに服や下着なんかは結構深刻な悩みになっていたそうだ。

これまで探索に行ってたオレやマスターも出来るだけ服や下着などは探していたのだがメーカーやデザインまでは分からない。

村の女性たちも探索が危険なのは理解してくれているのであまり我儘は云わないようにしてくれていた。

だけど今回、優子さんが探索に行くので意を決して頼んでみたそうだ。こんな状況だけど、いや、むしろこんな状況だからこそ楽しむ事は大事だと思う。


ご迷惑をおかけしました。


もっと暮らしやすい村にしたいなぁ。


村から帰る時にそんなことを優子さんに話してみる。

優子さんがこっちをじっと見ている。

なに?よく分からないが優子さんわき見運転は止めてね。

「真人、分かってないの?」

「なにが?」

村に行ってもあまり女性とは話さないからなぁ。

オレが近付いて怖がらせるとかわいそうだし、どうも集団の女性は苦手だ。

オレのはなしを聞いた優子さんはため息をついて車を止める。

まだ、お屋敷じゃないよ。

「真人、今ここで唯一の男だって分かってる?」

ん?オレにマスター、さとるさんに大先生。

4人いるよ。

「そうじゃなくて、恋愛対象としての男性ってこと」

恋愛対象?

マスターは除外だね。さとるさんもいい人だけどさすがに難しいか。大先生はお年だし…

「でも、オレ怖がられてるよ」

最初、がくがく震えてた。間違いない。

「最初はいいの。真人、優しいし頼りになるし」

「それは優子さんの欲目でしょ」

オレが笑って答えると優子さんに耳を引っ張られた。

「真人が望んだらあそこはハーレムになっちゃうの」

そうなの?

でも、ハーレムか。

いらんな。

優子さんがいるし。

どう考えても浮気としか感じない。

オレにハーレム王になる素質はないな。

「私はちょっと考えてた。真人しか子供が作れないなら仕方ないし」

まぁそんな事態になってたら困るな。

ちょっとうれしいかな?

また、耳を引っ張られた。かなり強く。

痛いよ。優子さん。

優子さんがキスしてくる。ちょっと激しめに。

「でも、やっぱり真人が私以外とって考えるといやだった」

優子さんの頭を撫でる。


「今度の探索で生存者さんが見つかったら、子供のこと考えていい?」

優子さんが耳を赤くしながら言う。

「もちろん」

オレも子供ができたらうれしい。

ここならさとるさんや大先生がいるし、村の女性もいる。

出産は可能だろう。

しかし、それにはこれまで以上にがんばらないといけないな。

「あっでも、生存者さんが見つかったらね。今、妊娠すると探索に行けなくなるし」

いやいや、予行練習は必要だよ。

練習は大事だよね。

さあ、優子さん屋敷に急ごう。

出発だ。

「真人、私のはなし聞いてる?」

全然、聞いてません。



「う〜、ばか」


優子さんに叩かれた。

今回の探索で優子さんも何着か気に入った服やオレが喜びそうな服を見つけてきてくれていた。


それでオレの前でファッションショー的に見せてくれたのだが・・・

そんなものを見せられて我慢出来る訳も無く・・・


せっかく見つけた優子さんお気に入りの服の一着はあっさり廃棄される事になりました。


よく考えてみたらオレ、優子さんのスカート初めて見たんだし仕方ないよね。これは。


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