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【完結済み】田中太朗のスローライフ〜普通な男の転移生活〜  作者: 三笠 どら
第7章 太朗のスローライフ

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第65話 「・・・1週間。」

今回は久しぶりに街へ出向きますよ〜!

お楽しみに!

 ピザ窯を完成させた夜の食卓。

「てっきり今日の晩御飯ピザかと思ってたんスけど。」

「・・・思ってた。」

「え、だって何も用意できてないよ?」

 どうやら年少組は新しいもの好きの私はすぐ使うだろうと思っていたらしい。

「3人だとあんまり種類も食べれないし残り物で作るのはちょっと勿体なくない?」

「あーじゃあおやっさんとかも呼んじゃいましょうか。」

「じゃあジェット君に手紙運んでもらおっか。」

「・・・ピザ、いつ?」

「みんなの都合がつくまで我慢かな〜。」

「・・・むぅ。」

 そして、数日後シゲノブからの返事がくる。

「おやっさんなんて言ってるッスか?」

「1週間後に都合つけてくれるって。」

「・・・1週間。」

 またも不機嫌気味なリュウを見て今日はハンバーグでもしてあげようかなとリュウの食欲を満たす方向で計画を練る私。

 そして1週間後、相談した結果私は1度街へ行き買い出しを行うことに。

「じゃあ行ってくるね。」

「オス!行ってらっしゃいッス!」

「ヴォフ!」

「街へ行くだけだから大丈夫だよ〜。」

 いきなり来訪したドラゴンと見知らぬ人に連れられていく私を見て警戒を示すシルクをなだめ街へ。

 街へ着くとしばらくグロッキー状態なのをドラゴンライダーさんに笑われた後お礼を伝え街へ。さて、買い出しを始めようかな。

 買い出しといってもスーパーへ行くだけなんだが。半年ぶりくらいのセンタープレストの街並みを見ながら表通りを歩いていく。冬だからかイルミネーションが煌びやかな通りを見ながらこの世界にもクリスマスとかあるのかな。などとボーッと考える。

「なんか、1人って久しぶりかもね。」

 森の家ではシルクと過ごし、ユウキとリュウが移住。最近はひとりでいる時間なんて全く無かった。

「いつもみんなありがたいな。」

 転移する前は一人暮らしだったこともありほとんどの時間を1人で過ごしていたことを思い出す。もし街に転移していたらどうなっていたのだろうかなどとたらればを考えながらスーパーへの道のりを周りの人への感謝に思いを馳せる。

 さて買い出しのスタート。

 まずは小麦粉を今後のことも考え20キロ。オリーブオイルに各種キノコやチーズ、にんにく、生姜、ベーコンに生の香草などもあった。ピザに使えそうなものはこれでもかとカートに入れていく。

「なんだあれ。」

 そろそろ買い物も終わりにしようかなとスーパーを散策しているとデカデカと特設コーナーが用意されていた。人だかりも出来ており遠くからでは視認できないので近寄ってみることに。

『これぞ珍味!センタープレスト随一のキノコ!おひとり様2瓶までです!』

「キノコか。買ってみようかな。」

 そう思って2瓶手に取りカートに入れる。なぜだろう周りの人だかりから歓声があがる。しっかりと密閉されておりこの場で開けるのは不可能なようだ。試食とかもない。周りの反応に首をかしげながらレジへ向かう私であった。

「こんにちは〜。」

「あ、タロちゃんお疲れ〜。もうそんな時間?」

 スーパーを後にした私はタズナの店を訪れていた。

「ちょっと早いですけどね。日用品でも見せてもらおうかと思って。」

「毎度あり〜!なにがいる?」

 こんな会話を行いピザ打ちに必要な諸々を購入。タズナの用意が終わるのを待ち正門へ向かう。

「タロウ、久シブリデスネ!」

「クロードさん。お久しぶりです。その節はありがとうございました。」

「さて、揃ったことだし行くか。」

「ドラゴンもうちょっと穏やかにならないですかね。」

「ハッハッハ。ありゃ慣れだな。」

 正門ではシゲノブとクロードが既に待機していた。ドラゴン便に対してのボヤきに高らかに笑われ今日のシゲノブは上機嫌なんだなと確認。

 シゲノブの機嫌を予めチェックしておくようユウキたちに言われていたミッションをクリアする。

 こうして森の家へと到着した一行はリュウとシルクに出迎えられる。

「・・・遅い。」

「なんでいきなり不機嫌なんだ?」

 ピザを1週間待たされずっと不機嫌なリュウであった。




森から全然出ない太朗はずっとだれかと一緒だったんですね。

ふいに訪れた1人時間を満喫したタロウでした。

さあ!次回はピザを焼きますよーーー!

お楽しみに!

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