閑話休題〜真実〜
さあこの第4弾では太朗の転移に関する部分からシルクの実態、さらにもう1つ大事なことにも触れています。
楽しんで欲しいな、と思ってます!(笑)
この方を見守って早数ヶ月が経ちましたでしょうか。どなたかがなにかミスをしたのは明白です。まさかこんな辺境にたった一人で飛ばされてくる方がいらっしゃるとは。
明らかに管轄外の仕事ではありますが残念なことにこの方は呑気な方でございました。こんな辺境に留まろうとは、予想外の展開でございます。
しかし、この魔境の山、森及び泉はワタクシの保護下でありまして無視することはまかりならないと他の方からも言われてしまっておりますね。一体どの方のしり拭いをさせられているのやら。
とりあえず報告書と個人の情報を確認致しましょう。あらあらまあまあしかしなんとも・・・。
ステータスに100が載っているとは驚きですね。最後に100に到達していた方はどなたでしたでしょうか。それも初期ステータスとは。さてさて、後の特記事項はと、スキルなしですか。これはまためずらしいというかあってはならないミスと申し上げてもよろしいかと思います。魔力もなしときましたか。
特技は生活の知恵ですか。鑑定系統の下位種ですかね。これは少しワタクシが色を付けてあげることにしましょう。どれどれ、あとはこの方がどのように過ごしていかれるかですわね。
それからしばらく経った頃でした。ワタクシの眷属の息子が一緒に暮らし始めたではありませんが。まあ前からこの子はわんぱくでしたけれども、果たしてそのようなことは許されるのでしょうか。許すも何もワタクシの管轄なんですけれどもね。それにこの子は眷属の一族とは聞かされてないようですし。しかしそのような状況で何もしないのもいささか気が引けますね。折を見て少しお手伝いをしてさしあげてもよろしいかと。そうして私の力が宿った樹木を与えたわけですがおやまあそんな使い方をなさるのですか。女神の加護とはこれまた大層なものを生み出してしまわれたものです。そんなつもりではなかったのですが。この方もワンちゃんもなにかを感じているようですし、これはワタクシの失態でございましょうか。
それにしても、この方は中々信仰深い方のようですわね。社まで用意してくださり少しばかりワタクシにも力が流れ込んでくるようになりました。人間が行う祈りでいちばん多いものは『いただきます。』でしょうか。森の恵みを使われるので毎度ワタクシにも力が流れ、魔境の山や森も活性化しているように思われます。
そしてあの日が訪れたわけですね。
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「・・・これ、何?」
「あ、これ?ここがトマトでこっちがキュウリ、ニンジン、タマネギ、ジャガイモにサツマイモかな。」
「・・・カレー!」
「トマト使って無水カレーとかもいいよねー。こんな大自然で自給自足のお野菜を使ったカレーライスかー。絶対に美味しいよね!」
「楽しみ。」
「冬越えたら大丈夫なのかなー。加護のお陰で季節関係ないのはありがたいよね。野菜ができたらお供えしないとね。」
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お供えとはなかなかよくわかっているではないですか。お供えなんて我が眷属が儀式か祈りの際にしか行いませんのに。今から楽しみが出来ましたね。しかしながらこのお野菜が全て実るにはなにぶんまだ時間がかかるようです。
それに、この方がおっしゃっている無水カレーとはどのようなものでしょう。そういえば以前にどなたかが騒いでいらっしゃいましたね。カレーですか。そうですか。どんなお料理なのでしょう。
ふむ。待ちきれませんね。今ワタクシの周りにはどなたもいらっしゃいませんし、少し手心を加えさせていただきましょう。
こうして完成した無水カレーをいただくことに成功致しました。肌ツヤも良くなった気がしております。この方の気遣いには大変痛み入りますね。
人が住まないこの地ではワタクシのようなものは大して大きな力もございませんがそれに相応しい加護を与えているのですからこれくらいは許されるでしょう。
それにしても人間はとても素晴らしいものを作り出しますわね。この方の料理は今後もお供えを怠らないようにどうにかしないといけませんわね。
後日、干渉した件がバレ、上役にこっぴどく叱られることになる女神様であった。
閑話休題4部作の締めくくりはなんと女神様でした!
神々にもいろいろあるんですかね。
さて、4部作いかがでしたでしょうか。
楽しんでいただけていれば幸いです。
次回からは第7章が始まります。
また、この場をお借りしてひとつご報告させて下さい。
作者の都合で大変申し訳ないのですが本業が繁忙期に入ってきておりまして、次回以降不定期更新になります。
落ち着けばまた毎日更新できればと思っています。
ここまで約2ヶ月毎日更新を楽しみにしてくださってる方には大変心苦しいですが、何卒ご理解いただければと。
できる限り早く更新できるように努めさせていただきます。
これからもどうかながーーーーい目で見守り下さい。




