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【完結済み】田中太朗のスローライフ〜普通な男の転移生活〜  作者: 三笠 どら
第6章 本格物作り【急】

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第60話 冬の訪れ

さあ!慌ただしい準備の後はまったりと行きましょう!

ゆっくりほっこり読んでください!



『グワァオォーーー!』

 聞き馴染みのないドラゴンの声に私は驚きシルクは警戒。

「あ、来たッスね。」

「・・・。」

 "元"ドラゴンライダーのユウキが出迎えに行き、リュウは緊張状態なのか自分に落ち度が無いか探しているのか、とにかくキョロキョロ見渡している。私も玄関までシゲノブを出迎えに行く。

「いらっしゃい桂屋さん。」

「おうタロウ。じゃまするよ。囲炉裏はどうだ?」

「いい物を送っていただいてありがとうございました。」

 そう言いながらもう勝手知ったるという感じで家の中へと入って行くシゲノブ。そして玄関で泥んこシルクを発見する。

「おいおいシルク泥だらけじゃねぇか。」

「あ、それは。」

「おやっさんの為にシルくん森で頑張ったんスよー!それはもうおやっさんの為にって張り切っちゃって!」

 説明しようとしたところ食い気味にユウキが話を盛る。

「おうおうなんだそうか!シルク、ありがとな。」

「そうだ、まずおやっさんシルくん洗ってあげたらどうッスか?」

「おぉ!そいつはいいな!よし、緑坊準備してくれ。」

「はいッス!」

 そう言ってシルクを引き連れて外へ出ていくユウキとシゲノブ。

「・・・タロウさん。今のうち。」

「え、何が?」

「・・・囲炉裏。使わないと。」

 なるほど。今作りましたよ。じゃダメなわけか。必要なアイテムをタズナから買取り少し灰を汚す。ちなみにタズナは静かだったわけではなく、バタバタしているユウキとリュウの間を行ったり来たりして要所要所で必要なものを売っている。いつでもどこでもちゃっかり娘の魔女っ子である。

 こうしてシルクと一緒に戻ってきたシゲノブはご満悦に囲炉裏の横に座るのだった。

「お、タロウわかってるじゃねぇか。」

 囲炉裏の真ん中に置かれた牡丹鍋を見るやいなやニマッと笑うシゲノブ。

「やっぱ囲炉裏っていやぁ牡丹鍋だよな。」

「そうなんスか?」

「囲炉裏には牡丹鍋って相場が昔から決まってんだよ。」

 そういいながらシルクを隣に呼ぶシゲノブ。シルクもだいぶ懐いてるな。優しいからね。

「あ、そうだ!」

「ん?」

 ご飯も食べ終えそろそろダラダラし始めるだろう雰囲気が流れ始めた時、タズナがインベントリから何かを取り出す。

「冬っていえばねぇ。」

 そんなことを言いながら悪い笑みを浮かべるタズナ。

「「うわぁ〜。」」

「お、どこのだい?」

 やばいなー。と思ったのは私とユウキ。興味を示したのはシゲノブだ。取り出したのは一升瓶。

「これはねー、イースト領内の端の方のイーストエンドって村のお酒でねー!うっっっまいんだぁ!」

 ちなみにセンタープレストはセンター領内らしい。領の名前がどの街にも頭につくとのこと。

「タロちゃん熱燗でよろしく!」

「はいはい。飲ませすぎないで下さいよ。」

 そう言ってキッチンへ向かう。実際熱燗楽しみなんですよね。これが。嗜む程度には好きなんです。

 一升瓶にはちゃんとラベルも貼られており〔東果(とうはて)〕と書かれている。そのままだな。色は澄んだ透明だが少し青みのある瓶に入っている。それにしてもご丁寧に徳利とおちょこまで用意されている。とりあえず徳利2つを温め鍋は囲炉裏へ移す。

「ユウキくん飲み過ぎないようにね。」

「タズナさんに言ってくださいよ〜。俺じゃこの人は止めれないッスよ〜。」

「自己責任っ!」

「断り方も覚えねぇとな。」

「とりあえずおつまみ用意しますね。」

 巻き込まれる前に退散することに。今日も宴会だなこれは。そうしてキッチンに向かうと、リュウが付いてくる。

「・・・手伝う。」

 そうかお酒飲めないから暇なんだな。と思っていると、

「タロウさんのご飯美味しいから覚えたい。」

 とのこと。どうしようおじさんキュンとしちゃいました。とりあえず日本酒に合いそうなのは私がつくり、簡単なものをリュウに教えながら作ってもらう事に。

 実は初料理という事で恐る恐るだったが、言われた通りに頑張っている姿は微笑ましいものがあった。

 その後、あっという間に(タズナが)一升瓶を空けワインとチーズやサラミなど各種おつまみを取り出し縁側へと移動したタズナとユウキとリュウ。私はシゲノブと2人で残りの熱燗を嗜む。

「囲炉裏あるとだいぶおもむきありますよね。」

「今どきの子にはちと馴染みないもんかもしれんがな。」

「僕も祖父母の家にしかありませんでしたよ。その分楽しみでしたけどね。」

 祖父母の実家は田舎の割と山の近くで純日本家屋とでも言うような佇まいだった。囲炉裏もそうだが茶室があったりトイレも所謂ぼっとんだった。

「タロウさん!雪ッス!!」

「ワフワフ!」

 縁側で熱燗を飲んでいる(タズナに引きずられ付き合わされている)ユウキから呼ぶ声がする。

 冬の到来を告げる初雪である。



第6章 完

この章は各キャラクターに注目して書きました。

みなさんの推しキャラはだれですか?(笑)

よければ教えてください!

第6章もありがとうございました。

物作り編三部作の急では矢継ぎ早に展開が進み、

尚且つ太朗の生活が変化していく様を描きました。


お楽しみ頂けたでしょうか。

さて、明日以降は閑話休題をなんと4話!

よりキャラクター達を知っていただけたらと思います。

乞うご期待!長ーーーーーい目で見守ってください!

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