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【完結済み】田中太朗のスローライフ〜普通な男の転移生活〜  作者: 三笠 どら
第5章 本格物作り 【破】

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第45話 でもだって無スキル

シゲノブ一向滞在2日目はまだまだ続きます!

さあお楽しみに!

 女神の加護が付与されていることに気が付いた翌日、森の祝福のおかげで季節問わず農作ができるということで大量に種や苗を購入した私はクロードに内装の相談をしている。

「やっぱり外に作るのがいいですかね。」

「ソウダネ、コノスペース二作ルトチョット手狭カモネ。」

「なんの相談ッスかー?」

「お風呂を作ろうと思ってるんだけど、最初は中に作るつもりだったものを外側に増設しようかなって。」

 当初は1人用1LDKくらいのイメージでと相談をしていたが、大黒柱も相まって天井も高く吹き抜け空間も多いところでお風呂は勿体ない様な気がしていたのだ。

「外っスか!?」

「うん。そうだよ。ここの壁を切っ・・・。」

「おやっさーーーーん!露天風呂らしいっッスーーーーー!!」

「え?ちょっ・・・。」

「なんだと!?そいつはいいじゃねぇか!」

「タロちゃーーーん!女風呂もよろしくーーー!」

 こちらの話を聞かず先走ったユウキのおかげ(?)で露天風呂の制作が決定。クロードは「ジャパニーズ温泉!イイネ!」と乗っかってしまった。

「そもそも露天風呂って温泉でもないとどうやってお湯沸かすんですかね。」

「さすがに業者雇った方がいいんじゃないっスか?クロードさんも設計は出来ても温泉は掘り当てれないッスもんね。」

「力不足デ申シ訳ナイネ。」

 なるほど業者に頼むという方法もあるのか。ここまで自分の力で作ってきたのにちょっとそれはもったいない気もするな。

「一応その筋に当たってはみるがよ、まずはドラム缶風呂ってのも良いもんだぞ。」

 そう言ってちょっとワクワクしてそうなシゲノブ。この人最近思ったけどちょっと茶目っ気あるよな。

「そもそも井戸もなくない?水どうやって運ぶつもりー?」

「いやでも露天風呂ッスよ。テンション上がりません?」

「ノリと勢いだけじゃ無理だよー。ちょっとチートだけど無スキルの人だもん。」

「スキル無いのきついッスよね。」

「スキル無いって結構生きづらそうだよね。」

「・・・見て。」

 タズナとユウキの能無し扱い畳み掛けにより私の体力はもう0だ。それを見たリュウが2人に私の姿を示す。2人は謝りながらもどんまいという雰囲気が醸しでていた。

「ひとまず温泉のことは置いておきます。」

「はい。」

「ッス。」

 少し冷たかったかな。とも思わないでもないが、2人には少しお灸をすえておく。それにしても温泉か。まず井戸だと思うんだが、果たして井戸を引くってどうやったらいいのだろうか。さっぱり見当もつかないな。

「おいタロウ。そういえばレンガでかまどを作るって言ってたか?」

「そのつもりですよ?」

「石灰岩大量にあったろ。あれ漆喰の材料になるから焼いちまいな。」

「漆喰?」

「今風にいうとモルタルとかが近いか?おい!リュウ!タロウに漆喰について教えてやれ。あとかまどの使い方もな!」

「・・・分かった。」

 こうして昼からの私の予定が決まった。まずは石灰岩が纏まっている場所へいく。この時リュウがまた穴を掘った土を各素材に仕訳してくれた。

「・・・まず、砕く。そのあとに、焼く。」

 端的にだが説明したあとカチンとハンマーで石灰岩を砕き手に収まるくらいのサイズにする。この作業を繰り返し行い大量の小さい石灰岩が出来たところでそれをもちかまどへ移動する。

 石灰岩をかまどへ放り込み、火をつけどんどんと薪を追加するリュウ。いやはやなかなかの手際の良さだ。普段のリュウからは考えられないスピードと手捌きで火を大きくしていく。

「タロウさん、ふいご。」

 こちらを振り返りはせずいつもより早口に詰まることなく手を差し出してくるのでインベントリからふいごを出して手渡す。リュウはふいごを力強く何度も押し込む。すごい汗だ。近くにいるだけの私も熱気と熱風を感じているから作業中のリュウはより熱いだろうがそのようなことは感じさせず熱心にふいごで空気を送り込む。なかなかに力のいる作業のようだ。ん?力?

「リュウくん。ちょっと代わってくれる?」

「・・・何?」

「ちょっと試したいことがあるんだけどいいかな?」

「・・・うん?」

 首を傾げながらもリュウと場所を交代しふいごを手に取る。渾身の力を込めてまず1回。

『ブォーーーーーーーン』

 ものすごい空気の入り方だ。やはり力ステータスでなんとかなるようだ。力ステータスを使う分には私は疲れないから尚更だな。こうして数回爆風を送り込み、中の薪がオレンジ色に輝きだしたと思えば次は炎の先が青白く燃え始めた後一気に青い炎が立ち上った。

「・・・チート。」

「いやいや、ほら無スキルだから全然そんな。ね?」

 自分の頑張りを数回の風送りで済まされたリュウは少し不貞腐れている。それを先程弄られたネタを自虐で塗り替えフォローする。しかし、すぐ目標とする800~1000℃の温度に達してしまった。これってもしかして、鉄もいけるんじゃないかな。今後のかまどの活躍に目処がたってきたぞ。



ふいごってそうじゃなくない??

という意見は聞きませんよ!(笑)

いいんです。ファンタジーなので。

どうかゆるーーーーーくながーーーーーい目で見守ってください!

特に作者を!!!

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