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【完結済み】田中太朗のスローライフ〜普通な男の転移生活〜  作者: 三笠 どら
第1章 田中太朗新たな人生の始まり

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第4話 捕ったどーーーーーーーーーー!!!!

転移者として1晩を明かした太朗。

今回は少しステータスにも変化がでます。

生活の知恵とうまく付き合いながら生活基盤を整える様子を描いている第4話。

どうか優しく見守りください。

 『バキッ。ゴキッ。ゴリゴリ。』

 この日太朗は床の中で筋肉痛のような疲労感で目が覚めた。薄く目を開けるとそこは自然の中だった。

「そうか、転移したんだった。」

 重い身体を起こし、周りを見渡す。朝日が昇って間もないのか、まだ薄明るいくらい。幸いにも夜の間に猛獣に襲われるようなことはなかったらしい。木苺らしき果実や、その他草類も寝る前のそのままだ。不安で何度も目が覚めるかと思っていたが、しっかり寝入ってしまっていたらしい。おもむろにステータス画面を確認してみると、少し変化があった。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 体力:8/31

 ちから:100

 かしこさ:31

 運:20

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「体力が増えているけど減っている・・・?この疲労感はそのせいだろうか。」

 かしこさも1増えているけどこれは生活の知恵を使っているからってことにしよう。考えてもわからないし。とりあえず体力を考えてもまずは食事と水の確保だ。回復してくれることを祈って木苺らしきものを食べるがあまり変化なし。空腹感を埋めるためにもまず食事だろうということで今日の目標は魚に決定した。

「槍がいるよな。小刀と長い木の棒でできないかなー・・・・・・。」

 しばらく待ってみるが生活の知恵先生は反応なし。何か方法が違うのかな。と思いつつ思いついた方法で槍を作成してみることに。

「これ、槍だよな?生活の知恵先生が反応してないけど。」

 槍が完成。そのあと同じものを2本用意し、槍3本と大きな葉っぱ1枚をもっていざ狩猟へ。昨日の川へと舞い戻る。朝日に照らされ水面がキラキラと輝いている。

 きれいな水面に顔を落とすとゆらゆらと動く魚影を発見。魚影に向かって槍を突く。突く。突く。そんなことを10分ほど繰り返したが、全くもって成果なし。釣りならやったころあるんだけどな。なんて現実逃避をしながらそのまま川べりに座り大きな石を拾う。

「まずこれを大きな器にして水をためよう。」

 できないこと繰り返しても疲労が溜まるばかりだ。魚は今日中になんとかするとして、まずは水から解決しようと思いたち水を安全に飲む方法を考える。沸騰させて濾過したら飲めるんだったかな。それからは簡単だった。昨日と同じ要領で意志を成型し、鍋のような大きな器が完成した。鍋に水を汲んで寝床に戻る。

 まず焚火を鍋が置けるように薪を置き、火にかける。沸騰したところで昨日遊び半分で作った小さな器で水をすくう。大きな葉っぱに小さな穴をあけていく。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 生活の知恵

 大きな葉のザル:

 葉っぱに穴を空けただけ。

 もう少し工夫してほしい。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ちょっと厳しくないか。もう少しヒントをくれてもいいと思う。けど、これで濾過っぽくはできそうだ。そこから器をいくつか用意し、ザルを通して水を入れていく。程よく冷めたタイミングで水を飲む。

「おいしいじゃないか川の水!なんか生き返った感じがするなあ。」

 喉のうるおいと充実感を存分に味わい、達成感がこみあげてくる。昨日からの水問題が解決し、気持ちが高揚しているのがわかる。もう定番の木苺らしきものを口にし、魚をの問題に向き合うことに。

「槍で突くのは難しいし釣り道具なんてすぐ作れる気がしないし、網とかあればいいんだけどなあ。」

 思考をめぐらし網と口に出したタイミングで生活の知恵の効果音が鳴る。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 つたの網:

 複数本のつたを網状に編んだもの

 強度はそこまで高くない。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ありがとう生活の知恵先生。ナイスタイミングじゃないか。おもむろに昨日取っておいたつたを集め、網を作っていく。大量に用意していたわけじゃないから大きなものは作れなかったが川魚を何匹かとる分にはいけそうだ。よし、これで再チャレンジだとやる気がみなぎる。水をもう1杯飲み川へ向かう。

 そうして川に戻りまた10分が経過している。投網のように投げ、魚の前に網を垂らし追い込む。なお、釣果なし。

 一旦網を置き川を眺めながら休憩することに。ゆっくりと川の流れを見ている。魚が泳ぐ。上流から葉っぱが流れてくる。風が気持ちいい。今日もいい天気だ。

「いや、いかんいかん。のんびりしている場合じゃない。よく考えなくては。」

 そうして考えを巡らせ、罠を作ることにする。関のような形で石を並べ、泳いでいる魚の退路を塞ぐように丸く整える。網のサイズが収まるように入口を作っているとまた効果音が鳴る。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 簡易罠(川):

 適当に雑に作られた、

 決して上出来とは言えない罠

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 今回も厳しいですね、先生。いやでもこれで罠として機能することがわかった。あとは待つだけだし、それならと水を汲む作業を再開する。待ってるだけももったいないしね。

 川べりでまた大きな器をつくり、水を汲んで戻ったりつたを補充したり効率よく過ごしてから川に戻る。すると5匹ほど罠の中に魚を確認。

「え、優秀じゃないですかね先生。」

 もちろん反応なし。自分で言っておきながら少し恥ずかしくなり黙って網で魚をすくう。

「捕ったどーーーーーーーーーー!!!!」

 お決まりのセリフも忘れずに上機嫌で寝床に戻る太朗であった。



ついに魚をゲットした太朗でした。

タイトルにもなったこのセリフ絶対言いますよね?(笑)

私は言うでしょう。

さて、水と食料両方をどうにかこうにか手に入れました。

次回以降は生活の基盤を徐々に整えていこうかと思います。

どうかながーーーーい目で見守りください。

次回もお楽しみに。

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