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【完結済み】田中太朗のスローライフ〜普通な男の転移生活〜  作者: 三笠 どら
第4章 本格物作り【序】

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第31話 前途多難

ついに!やっと!ようやく!

拠点をよりよいものに変えていく決意をした太朗。

いったいどのように改良し、どのような壁が立ちふさがるのか。

第4章スタートです!お楽しみに!

 かまど大火事未遂事件から数日、かまど製作は難航していた。粘土と水の配分を変えては成形し乾かす。柔らかめにしたり硬めにしたりと試行錯誤を繰り返すも上手くいかず、粘土が尽きればため池の近くを掘り進め粘土層の土を掘り出す。これの繰り返しである。

 不幸中の幸いか粘土層の土はそれほど深い層にはなく、新しい家の土台に出来るように広さを取りながら掘り進めることにする。

「何がいけないんだろう。こういう時スマホがあれば便利なんだけど。」

「ヲフ?」

 ベンチに座り昼食を取りながら粘土について思考を巡らせる。ここ数日肉体労働を繰り返していたからか、ステータスを確認すると体力とかしこさも少し伸びていた。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 体力:76

 力:100

 かしこさ:48

 運:20

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 休憩がてらインベントリから家の計画をしているメモ帳を取り出し気持ちを紛らわせる。

「キッチンはかまどが出来ないとサイズとかも作れないしなあ。魔力箱の火は魔力がないとってタズナさんも言ってたしコンロみたいなのは難しいだろうな。」

 現世は便利な世界であることに思いを馳せながら間取り図は諦め考えを文字にする。

「キッチン、寝室、リビング、風呂でしょ。1LDKだな。でもシルくんがいるからもう少し広い方がいいよね。」

 この日は粘土層の土をさらに集めながら住宅ゾーンを確保することに留める。粘土層の土は一箇所に集め大きな葉っぱで覆うことにより少なからず乾燥を防いでいる。この日は木を切り出し、拠点の近くに運んで作業終了。

 翌日、切り出してきた木を製材し大中小サイズの異なる板を何枚も作る。今日はタズナの依頼分に取り掛かる予定だ。かまど作りも難航中だし行き当たりばったりで家を作ってもね。出来ることからコツコツと、だ。食器棚作成を始めようかなという所でふと大事なことに気付く。

「あ。これは盲点だったな。作る前に気付けて良かった。」

 完成した商品を置く場所がない。今回は自分のものではなく完全に商品として取引される予定のものだ。少しでも綺麗な状態で納品したい。さらにいうと雨が降っても困る。

「よし、まずは倉庫を作ろう。シルくーん!この後森いくよー!」

「ヲ?ワフワフ!」

 遠くでサッカーボール大の犬用ボールで遊んでいたシルクを呼び戻す。森に行く時は必ずシルクがどこからともなく現れるのだが。ボディガードなのだろう。無言で向かうとたまに怒る。ちなみにこのボールは街でのお土産である。ずっと走り回るわけではないがたまに激しくたまにつつくだけと遊んでくれているから気に入ってくれたんだろうと見ている。

 先程食器棚用に製材した木材を大きな葉っぱで包み、シルクに先導され森へ行く。

「この辺もだいぶ切ったけど大丈夫なのかな?」

「ヲフ?」

 1番近いところの入口はもうだいぶ切り倒している。自ずと森へも遠くなって少し不便である。あと生態系的に同じところを伐採し尽くすのも良くないとなにかで見た気がする。

「他の動物とか大丈夫なのかなって。この辺なら切ってもいいよー。とかある?」

「ワフ!」

 元気に返事をして川側へ歩き出すシルク。ちょうど川と森の境目のところまで歩いたところでここでいいよと言ってくれる。(言ってくれたんだと思う。)

 ここならあまり拠点にも遠くないしいいか。と思い作業を開始。とりあえず10本切り倒す。その間シルクは川で魚と遊んでいた。もとい、魚取りをしていた。尚釣果は1匹。この1匹をインベントリにしまい、木を運ぶ。どうやら私のインベントリでは丸太丸々1つは入らないようだ。検証の結果製材した木の板であれば30枚入った。大きさや重さによって自動的に判別しているようだ。魔法アイテム凄い。

 拠点に戻り、まずは倉庫となる小屋に取り掛かる。生活の知恵で得た知識を用いて作る為作業自体は素早く進んでいく。前回家を建てたときより少し広めに敷地を取るが、前回と違うところは土台を穴に埋めないところだ。

「商品を置くんだから地面からは少し離れている方がいいよね。」

 まず地面に製材した板を並べる。前回が4メートルだったので倍の8メートルに。さらに正方形にするため縦横8メートルの空間を作ることに。なかなかに広い空間である。ほぞや梁、棟木などなど前回生活の知恵に教わったものを同じように作る。アレンジをするほど知識もないしね。

「湿気がこもるとあれだから少し風通しを良くした方がいいかな。」

 8メートル四方に板を嵌め、壁を作り屋根を作ってから壁に穴を開ける。この時雨が降ったら閉めることができるようにつっかえ棒で支える式にする。まあ手動なんだけどね。夕日が沈むころには倉庫が完成。家と同じつくりなのでこれでいいのでは。と思わなくもないが倉庫にするには家も手狭なので考えなかったことにしよう。

 ただ、ここでまた一つ新たな問題点に気付く。製材しているときにたまに虫に出会うのだ。

「防虫加工?防腐加工もいるよね?」

 商品にするなら虫食いや腐食が早いというのは問題である。この対処法にはひとつ考えがあるので、明日は朝からそれに取り掛かろうと決め、夕食の準備に向かうのであった。


改めまして第4章もよろしくお願いします!

さて、第4章ではいきなり前途多難。

現状問題しか起きてませんね(笑)

今後どのように動いていくのか、

第4章もながーーーい目で見守ってください!

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