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【完結済み】田中太朗のスローライフ〜普通な男の転移生活〜  作者: 三笠 どら
第3章 異世界生活〜出会い編〜

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第28話 青空バザール

舞台は魔境の森に戻り生活改善にとりかかった太朗ですが、今回はこれまた後回しにしていたモノに取り組みます!

新素材の登場、そしてタズナとの再会!

お楽しみください!

「うむ。」

「ヲフ。」

 この日私はため池の隣に出来た小山の様な塊の前で腕組をし考え事をしていた。ちなみにシルクは真似をしているだけである。

「これ、やっぱり粘土だと思うんだよね。」

 ため池を掘っていく中で粘る土の層に当たり、粘土ってなにかに使えそうだなと思い分けておいたのだ。粘土といえば幼少期の工作を思い出す。サーベルタイガーを作ったはずがカバとして地域の展覧会の幼稚園の部で受賞した経歴を持つ太朗である。

「粘土ってどうやって加工するのかな。」

 とりあえず手のひらに納まる量を手に取りおにぎりの容量で握ってみる。少しゴツゴツしていて私の知っている粘土とは質感が異なる様子。

「固まるのは固まるのか。」

 次は水を混ぜてみる。掘り出したままの状態だと私の知っている粘土より固かったので柔らかくしてあげるイメージ。水の分量を変えながら何パターンかの粘土おにぎりを作っていく。そしてここで街で手に入れた便利アイテムその2、メモとペンの登場である。

「なにごともトライアンドエラーってね。どれくらいの水の分量でどれくらいの粘土になるのか書き留めておこう。」

 しばらく放置した後、粘土おにぎりの様子を見に行くと水分が蒸発?したのかな。乾燥した粘土が割れていたり歪んでいたりする。

「ちょうど粘土10に対して水の分量を2とか3の割合にした当たりが1番近い感じがするな。よし、とりあえずこれを目安にこねてみよう。」

 そうして目安にした粘土を手に取ると生活の知恵が反応する。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 生活の知恵

 粘土:

 水を混ぜると柔らかく形を作れ、乾くと固まる。

 高温で焼けば火に強い道具になる。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 これは大成功ってことじゃないか。ありがとう先生。粘土が手に入ったらまず作りたかった物があるんだよね。まずは大量にこの適度な柔らかさの粘土をこねる所からはじめよう。

 方針も決まり、まずは作業台の作成。板を製材し、大きめのテーブルを作る。そしてテーブルのサイズに合わせ大きな葉っぱをカットする。カットした葉っぱを木の釘で打ち付けて完成である。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 生活の知恵

 木の台:

 木で出来た台。机や作業台になる。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なんかだいぶ木工作業にも慣れてきてスピードも上がっている気がするな。」

 最近は切ってそのまま使うこともなく(かんな)や桐を使って綺麗にしたり釘を使ったりして丈夫さも意識しながら作っている。

「ワフ!」

 テーブル作成が終わり一息ついたところでシルクがトンカチを咥えながら尻尾を振っている。

「もうトンカチ終わったよ?」

「ヲ・・・!?」

「本当にトントン好きなんだね(笑)」

「ヲフ。・・・・ヴォフ!ヴォフヴォフ!!」

 トンカチの音が好きなシルクは残念そうにトンカチを置きに戻る。微笑ましいことこの上ない光景である。粘土作業に取り組もうかなというところでトンカチを置いたシルクが空に向かって警戒を示す。

「タロちゃーーーーーーん!」

「ヴォフ!」

 引き続き警戒をしながら私の前に立ち塞がるシルクを気にもとめず箒に跨ったタズナが旋回飛行から無事着陸。シルクに大丈夫だよ。と伝え前に出る。

「こんにちはタズナさん。」

「やっほー!タロちゃん!あと犬くんも初めまして!」

「ヲフ!?」

 相変わらずテンションが高い。シルクも思わず驚いている様子だ。シルクにタズナを紹介し、タズナにもシルクを紹介する。

「よくわかりましたね。ここ。」

「魔境の森の周りに家なんてひとつしかないからねー!」

「それで今日は?」

「ご注文の品となんかいろいろ珍しいもの持ってきたよー!」

 ほう。それは興味深いな。それにしても仕事が早いことこの上ないなこの人。

 タズナ曰く青空バザール開店ということで持ってきてもらった品々を吟味する。頼んでいた生活用品の他にもいろいろ持ってきてくれているみたいだ。黙々と吟味していると、タズナが声をかけてくる。

「それにしても本当に魔境の森に住んでるんだね。」

「まあたまたまここで目覚めただけなんですけどね。」

「ここねー。ユウキくんみたいにドラゴンだと飛び越えれるんだけどボクだと迂回して来ないと魔物に襲われちゃうんだよね。」

「魔物がいるんですか?」

「いるよー。うようよいる!ねーシルくん?」

「ワフ!」

 結界ってすごいんだな。もし結界が無かったら目が覚めた途端に人生終わっていたかもしれない。そしてこの人ボクっ子だったんだな。相変わらずぶれない。それにしてもシルクはそんな森で育ったんだな。だからいつも守ってくれようとするのか。ありがたいな。シルクへの感謝に思いを馳せていると、商品の中に気になるものが。

「これって?」

「お、相変わらずお目が高いね?でも値が張るよー?それは冷蔵庫だよー!」

「冷蔵庫!?」

 突如現れた現代に生きる上での必需品に動揺を隠せない太朗であった。


冷蔵庫!?いや電気は!?どうなる太朗!

的な感じですかね(笑)

次回はこの冷蔵庫からのスタート!

気になりますね!

どうしましょう?(笑)

そして第3章も終わりが見えてきました!

どうかながーーーーい目で見守り下さい。

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