第2話 食べ物を求めて
ステータスを確認するも普通から脱却できずにいた太朗ですが、ついに転移者ライフを動かします。
どのように新たな人生の歩を進めていくのか、ながーーーーい目で見守ってください。
じっとしていても始まらないと思い、探索を開始する事にし、森とは逆方向に歩いて行く。
「それにしても風が気持ちいいなあ。」
10分と少し歩いただろうか。過ごしやすい気候のようで風がサラサラと肌を撫でる。
「あれ、川じゃない?」
少し先にキラキラとした光を確認。そちらに向かって歩を進めると綺麗な川があった。
「綺麗な川だけどそのまま飲むのもな。街はないのかな。とりあえず川沿いを歩いてみよう。」
そのまま川沿いを歩いてみることにする。どうやらこの川は真っ直ぐではなくグネグネとうねった川のようだ。そこから20分ほど歩いただろうか。
「あれ、これさっき見えてた森がどんどん近付いているんじゃないか。大きくぐるっと回っただけみたいだ。」
森は思ったより遠くにあったわけではないようで、最初の位置から10分で川、10分で森という位置だったらしい。なんというご都合設定だ神様。
「あれ!あそこに見えてるの道じゃない!?舗装された道ではないようだけど、人も通るのかなあ。」
川から少し離れたところに道を見つけた。あの道を辿れば街に行けるかもしれないと思うと少し心細さから解消される。とりあえず道まで出てみよう。
「うーん。見渡す限り建物や人の姿はないなあ。ここからは遠いのかな。」
少し残念だが歩いてみようかと悩んでいると、ぐぅー。とお腹が鳴る。
「30分以上歩いたからかな、そういえば目が覚めてから何も食べてないや。何か食べるもの確保しないとまずいかな!?」
なにをするにもまず体力だ。体力30ってめちゃくちゃ燃費悪いんじゃ…。
「森の奥に入るのは危ないかもだけど木の実とかあるのかな。食べれるものがあるといいけど。」
とりあえず森を散策してみよう。奥に行き過ぎないようにしないとな。ひとまず人里の探索は後にして川を辿りながら森に戻ることにしよう。
そこから5分ほどで森と川が隣接しているところについた。
「うーん。川には魚もちらほら見えたけど生で食べられるかわからないし。」
こんな誰もいない場所で食中毒にでもなったら堪たまらない。新しい人生初手で詰んでしまうよね。
「とにかく食べれそうなものと火だな。まず火が大事だ。忘れてた!」
こうして森を探索しながら目に付いたものを拾っていく。
木の枝や木の板、葉っぱや色々な形の草、木苺のような果実などを腕に抱え歩を進める。
「それにしても全然重たくないや。これが力:100の恩恵だろうか。木苺みたいなのはいい匂いがしたから齧ってみたけど食べれそうだし。」
意外と怖いもの知らずなんだなと自分の新たな一面に関心しつつ両手いっぱいになったところで開けたところに戻ることにする。
「火ってどうやって起こすんだろうやっぱり木の板に木の棒をグルグルする感じなのかな?」
そう思ってまず木の板と木の棒を手に取ってみる。すると頭の中でピコンと音が鳴った。
「ん!?今の音なに!?あ、もしかして!」
効果音に反応してステータスと念じる。
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生活の知恵
火起こし道具:
木の棒と木の板を合わせるとできる
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なるほど頭の中に効果音が鳴るとこういう感じで情報が手に入るのか。生活の知恵めっちゃ便利じゃない?いろいろ手に持ってみたいけどまず火を起こさないとと思い2つを合わせてみる。
「・・・。なにもできない。急に合成されるとかじゃないのかあ。」
落胆していてもはじまらない。生活の知恵が教えてくれたんだからこれを擦れば火はつくはずと思い物は試しでやってみるがうまくつかない。
「なんか木のかすみたいなのをかませたりしてた記憶があるなあ。それからくぼみも作ってっと。」
試行錯誤を繰り返し、煙が出るところから火がついて消えるを繰り返し着火剤代わりに燃やすものを用意する頃には日が傾いていた。
「なんとか焚き火になったけどもう夕方だな。魚は見えなさそうだし諦めるとして、とりあえず木苺で飢えはしのげてるけど・・・。」
前途多難な異世界ライフ。火をつけるために右往左往。これじゃ原始人以下だよ…これからの生活どうなるんだろう。
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生活の知恵
火種←new
焚き火←new
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さて、前書きにも書きましたがながーーーい目で見守って頂きたい田中太朗のスローライフですが、少し文明(?)を動かせたかと思います。
本当はしっかり食べ物を確保するまで描きたかったのですが書きながらまず火じゃね?となりました(笑)
そして、遂に生活の知恵の出番がやってきました。
果たして便利なのかどうか、今後のことは作者もわかりません(笑)
もう一度いいますがながーーーい目で見守ってください。
次回は力:100をもっと動かしてみようとおもいます。
ながーーーい目でおたのしみに!




