第16話 僕が太朗だから次朗?小太朗?
白い犬君との共同生活が本格始動!
まずは・・・となにか思うところがあるらしい太朗ですが一体何を考えているのか。
1人と1匹になったスローライフもぜひお楽しみください!
白い犬君はどうやらここに住むらしい。まずは白い犬君ではどうにもあれだし、実際まだ君、としか呼んでない。今は日向ぼっこかな。起きてはいるようだ。
「ねぇ、ちょっといいかな?」
呼びかけるとムクっと頭を上げてこっちを見たあと、ゆっくりと近付いてくる。賢いなあ。本当に。
「君には名前はあるの?」
「ヲフ?」
「決まった名前がないなら君の呼び名を決めたいんだけどいいかな?もちろん、君が気に入ればなんだけど。」
「ワフワフ!」
「よかった!いつまでも君だとあれだもんね。」
やはり言葉は理解しているようで、しっかりと会話が出来る。名前を決めたいと言った時も尻尾を振ってくれていたしね。
さて、肝心の名前だけど。
「そうだな。あ、僕は太朗って名前なんだ。よろしくね。そうだな。僕が太朗だから次朗なんてどうかな!」
「ヴォ、ヴォフヴォフヴォフヴォフ!!」
「あれ!?だめ!?」
「ヴォ。」
少し驚いた後強めに断られてしまった。兄弟っぽくていいと思ったんだけど。ちなみに実家の柴犬は高太朗といった。なんでも、私より偉いからだそうだ。親にもこの扱いだったなあ。あ、そうだ、そしたら。
「じゃあ小太朗っていうのはどうだろう!」
これぞ!と思いつき渾身の名前を告げる。
「ヴォフヴォフヴォフヴォフ!!!」
「わぁごめんごめん!ごめんって!もっと考えるから!」
「・・・ヲフ。」
飛びかかる勢いで怒られてしまった。大きいんだから恐いよ君。太朗の相棒だから小太朗だとおもったんだけどな。だめか。
(日本の名前に馴染みがないのかな。いっその事横文字の名前にして・・・。でも呼びやすい方がいいよな。愛称があるとなお呼びやすいよね。白くて大きくて、モフモフで。)
しばらく白やフワフワしたもの、大きいものなどを連想しながら考える。
「よし、君は山みたいに大きいからマウンテンはどうだい?マウくんとか呼ばれると思うよ!」
「ヲーーーーーーー、ヴォウ。」
しばらく考えた後、首を横に振る。でもさっきより反応はよさそうだ。そして実はこっちが本命。ちゃんと両方聞くつもりだったよ?
「実はまだ候補があるんだ!こっちが実は本命でね、君は触り心地がすごく良くて、とっても白いよね!実際には君は毛だからおそらくウールって表現が正しいと思うんだけど、すごく肌触りのいい物に絹っていうのがあってね!そこからとってシルクはどうだろう?シルくんって語呂も気に入ってるんだけど。」
少し説明長かったかな。でもちゃんと考えたんだよ。って伝われば嬉しいな。反応はどうだろう。
「ヲーーーーーー、ヴォ、ヲフ。」
ああまあそれならいいだろう。みたいな感じなのかな。仕方なしにって感じに見えなくもないけど。
「じゃあこれから君はシルクだね!改めてよろしくね!シルくん!」
「ワフ!」
いい返事だ。尻尾を振りながら答えてくれる。私もここぞとばかりに頭を撫でる。やっぱりシルクの毛並みはすごくふわふわで気持ちがいい。絹ってサラサラが正しいけど細かいことはもういいや!と開き直る。
「よし、シルくん。じゃあこれからここに住んでくれるってことでいくつかルールを決めよう。」
「ワフ?」
まずはトイレの場所だ。賢いからかわざわざ森へ帰ってしてくれていた。でもそれじゃ不便だよな、と簡易的にトイレをつくる。ここで用を足してもらうことにする。
次はご飯についてだけど、と思い問いかける。
「シルくんはご飯はいつも森で食べてたんだよね?魚だけどと物足りない?」
「ヲフ?」
「森に好きな食べ物はある?」
「ワフ!」
そういってまたかけ出そうとするシルクを引き止める。
「今じゃなくていいよ(笑)じゃあ次から定期的に一緒に取りに行こうね。」
「ワフ!!!」
次は家かな。寝床(元々自分の寝床だった場所)は気に入っているみたいだけど。犬だと外に小屋があってもいいかもしれないけど。
「自分の家はいる?建てようか?」
「ヲフ?ヲフヲフ。」
「家の中が気に入ってる?」
「ワフ!」
なるほど、じゃあ後々家は増築かなあ。キッチンと言うか炊事場も家の中に作りたいんだけど。川から水ひけるかな。異世界ものでたまにあるよね。こうしていろいろ確認事項を済ませた。
まずはシルクに森を案内してもらおうかな。
ワンちゃんの名前はシルくんになりました!
みなさんもシルくんと呼んであげてもらえると嬉しいです!
次回はシルくんとの森を散策するところからですね!
森に詳しいシルくんと一緒なので作者も安心です。
シルくんと一緒に太朗とそして作者もながーーーーい目で見守り下さい!




