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【完結済み】田中太朗のスローライフ〜普通な男の転移生活〜  作者: 三笠 どら
第2章 異世界生活再スタート

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第14話 突然の来訪者

知らぬ間に家の中にいた何か!

今回はこの何かが中心の回となります。

一体どんな展開が待ち受けているのか、

作者的には皆さん喜んでもらえると思っています(笑)

ぜひお楽しみください!

 家を完成させた私が目にしたものは、自分の布団(大きな葉っぱの敷物)で丸く収まりさも自分の寝床かのように寛いでいる。魔物か?色は白で・・・結構大きいな。ここで今物音を立てて襲われでもしたらどうしよう。槍持ってくるか?いや警戒されるのもよくない。というかいつ入ったんだろう。屋根やってる間かな。

『ギィ・・・。』

 後退(あとずさ)りしようとした所で床を鳴らしてしまう。すると、毛むくじゃらの白い塊がピクッと反応する。ゆっくりと起き上がるそれはのっそりとこちらを振り向く。 ・・・・。あれ?かわいい。

 起き上がった毛むくじゃらの塊改め、白い犬は寝床にお座りの状態でこちらを見ている。どうやら戦闘の意思はないようなので、こちらも刺激を与えないようにゆっくりとしゃがむ。

「えっと、寝てたの?」

 欠伸をしながらこっちを見ている白い犬になんと間の抜けた質問だろうと自分でも思う。そもそも言葉がわかるんだろうか。すると犬は一吠えする。

「ワフ!」

 おお。思ったより声低いんだな。威圧感やばいぞ。おそらく一瞬顔が引きつったんであろう。こちらを見て首を傾げている。返事してくれたのかな。

「いつからいるの?」

 そう問いかけると犬は上を見上げる。

「えっと屋根の上にいたとき?」

「ワフ!」

 また一吠えしながら尻尾を振ってくれている。かわいい。どうやら言葉は理解してくれているようだ。賢いんだな。

「近寄ってもいい?」

「ワフ!」

 承諾と受け取り、近くよってみる。逃げたりは無いようだ。極力驚かせないように気をつけ隣に座り背中を撫でる。まるで大きなぬいぐるみのようだ。

「うわー!モフモフだね!気持ちいいなあ!」

 思わず感嘆の声をあげてしまった。それにしてもフワフワでモフモフでなんとも至高の肌触りである。犬も気持ちいいのか伏せの体勢で目をつぶっている。

 しばらく堪能したところでお腹が減ったと気付きご飯にしようと立ち上がる。それを見た犬も一緒に付いてくる。

 白い犬は立ち上がると、肩の高さが腰のあたりに届くほどの大きさだった。雪のように白い毛はふわふわと膨らみなんとも気持ちのよさそうだ。実際とても気持ちが良かった。威圧感のある体格なのに、こちらを見つめる目はとても穏やかだった。

「危ないから離れていてね。」

 犬を後ろに促し、焚き火に火を起こす。火花に少し驚いていたが、背中側にいるので私は気付いていない。朝取って下ごしらえをし、大きな葉っぱに包んでおいた魚の臭いを嗅ぎ、変な匂いがしない事を確かめ串焼きにする。

「バウバウ!」

「ん?君も食べるの?」

「ワフ!」

 パタパタと尻尾を振りながら返事をしてくれる。お腹すいてるのかな。

 焼けた川魚の串焼きを食べながら犬を観察してみる。全体の色は白だが、耳の先としっぽの先は薄いグレーに染まっている。汚れているのかとおもい触ってみるがこれはそういう毛色のようだ。サイズは大型犬。なんていう犬種なんだろう。

 元々犬は好きだ。割と詳しい方だとおもう。小学校から大学を卒業して数年までは実家で柴犬を育てていた。友人には「めっちゃぽいね(笑)」などと言われていたがいいじゃないか柴犬可愛いじゃないか。と思っていた。社会人になってからは一人暮らしなので犬は飼えずにいたし、大型犬、それも少し毛の長い犬への憧れもあった。でも親戚の家のラブラドールレトリバーは少し怖かったなあ。

「君、どこから来たの?」

 疑問に思ったことを聞いてみると、犬は森の方を見ながらまた一吠えする。まあそうだよね。周り何も無いし。そんなことを考えていると、溜めてあった水の器で水を飲み家の中へ。え?なんで?後を追いかけると寝床でくつろいでいる。

「え?そこで寝るの?」

「バフー。」

 もう完全にくつろぎムードだ。仕方なく大きな葉っぱの敷物をもう1つ用意することに。

「こっちおいで。そこ僕が寝るから。」

 一向に動く気配がない。

「そこが気に入ったの?」

「ワフ!」

 気に入ったなら仕方がない。今日はここで寝るらしいからそのままにしといてあげよう。

 こうして、突然の来訪者に自分の寝床を取られ、新しく敷いた寝床で眠りにつくことにする。寝てる姿見てると眠くなったんだよね。

 そして白い犬君がいるので大声では叫ばず、心の中で思う。

(珍しい犬種なんだろう・・・。つまり、普通じゃない!!)

 まあ1日で家を建てれることも普通ではないんだが、力:100にもう慣れ始めているのでそこまで感動ではないようだ。家を建てることが出来た感動があったしね。そんなこんなで転移生活5日目が終了する。

 そういえば久しぶりに人(犬)と話したなあ。

謎の来訪者はワンちゃんでしたね。

犬の登場は最初から決めていたんですがどのタイミングで登場させようか悩みました。

どうですか皆さん?犬必要ですよね(笑)

スローライフに犬はいります。(当社比)

まだまだ始まったばかりの太朗のスローライフです。

どうかながーーーい目で見守り下さい。

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