プロローグ〜普通脱却!?〜
普通の人生を歩んできた田中太朗。
気がつけば異世界の草原に立っていました。
これは普通を脱却したい田中太朗の、のんびりスローライフ物語です。
作者は頑張って(?)書きますが、
のほほんと読んでいただければと思います!
名は体を表すとはよく言ったものだ。親がつけた名前は太朗。太郎ではなく太朗。そこじゃない。そこじゃないんだ。田中太朗の名の通り、常に普通の人生を歩んできた。
田中太朗、27歳。独身。一流とも言えない大学を卒業後特にブラックでもなく一流企業でもない企業で営業を行う。もちろん成績も可もなく不可もなく。そんな私についに普通じゃない人生大逆転イベントが訪れた。
「ここはどこだろう。」
目が覚めたらそこは何も無い草原だった。辺りを見渡すと少し離れたところに森。遠くに山。大自然のど真ん中。もちろん旅行に来たわけでも記憶喪失でもなく、本当に目が覚めたらここにいた。
「もしかして死んでしまったのだろうか。天国ってあったんだなぁ。」
何不自由はなかったが決して面白みのある人生とは呼べなかっただろう私の人生。特に未練はなかったんだなぁと少し客観的に考えていた。
「ん?よく見たら格好がいつもと違うぞ。天国仕様にしてはみすぼらしいな…」
麻とも綿ともいえないすこし粗めの着心地がいいとも悪いとも言えない服を着ている。
「下着は着ているんだな。靴も。あれ、腰に袋がついてるぞ?」
腰の袋を開けてみると1枚の紙が入っていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
-------------説明書-----------------
あなたは転移者です。
ここからあなたの新たな人生が始まります。
転移者にはいくつか出来ることがあります。
・ステータスの確認(念じれば出ます。)
・言語自動翻訳(あなたが見聞きする言葉は全てあなたの言語に変換されます。)
・スキルの仕様
以上のことを生かし新しい人生を謳歌してください。
〜神様〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「こっ、これは!?」
彩りに満ちている。
風が心地よい。自然を感じている。これは夢じゃない。肌感で感じている心地良さや記憶の鮮明さ、念の為ほっぺたもつねってみよう。
「よし、痛いぞ。夢じゃない、夢じゃないんだ!」
神様からの手紙を一度は疑ったが今はなぜか確信めいたなにかがある。いたって普通の私の人生に好機が訪れた。
「やったぁーーーーーーーー!!これは、普通じゃないぞーーーーー!!」
ここから私の普通とはかけ離れた新たな人生が始まるのだ。
初投稿、そしてプロローグを読んでいただきありがとうございます。
田中太朗は、親が少しこだわって「太郎」ではなく「太朗」と名づけたり、本人もその違和感を抱きながら生きてきたりと、名前にちょっとしたエピソードはありますが……性格も人生も、いたって普通の人です。
なお、この物語はここから急にバトル展開に変わることはありません。
あくまで、ほのぼのとした日常をゆっくり楽しんでいただければと思います。
次回は、いよいよステータス確認。
そこで少し波乱を入れる予定ですので、どうぞ楽しみにしていてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。




