表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
触手 in クーラーボックス(仮)  作者: 一級フラグ建築士
第4章 第二階層の秘密

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

99/148

ロープが繋ぐのは帰還ルートではなくて、探索者の命。ただし100m毎に2万円也。

 初めての洞窟探検は、100mの散歩で終わった。何万円もかけてこれか…と思わなくはないが、間違ってはないと思う。「帰ってこれた。」この事実が大きいのだ。帰還した後、実際にケイビングについて調べてみたが、考え方は間違ってないらしい。このように、入口からずーっと続けて張る帰還用のロープを「ライン」と呼ぶらしい。私は正しくラインロープを張っていたようだ。


 本来は、探索する洞窟の探索する経路の累計の長さ以上に用意するらしい。事前に衛星からのレーダー?などで測量などをしておくのがセオリーのようだ。問題はダンジョンなので、そんな外からの測量は不可能である。そして、このように全体像が不明、実際に潜らないと中身が分からない…つまり「不確実性が高い」洞窟に挑むときは、入口から常にラインロープを張るのが正解のようだ。


 つまり、洞窟が続けば続くだけ、ずーっとずーっと、ラインロープを張り続けなければならない。そして、ロープは100mや200mのロープを、複数本用意するようだ。つまり、長くなればなるほどロープが必要になり、ロープを用意すればするだけ、ロープ費用がかかる…という訳だね。


 つまり、考え方も用意したものもあっていたが、用意する量が足りなかった。そしてそのロープは100mで2万円である。仮に、1km探索するとなれば10本で20万円。…うっそだろ!?結論としては、未知なる洞窟へのケイビングはまともな資本がなければ不可能…ということだ。少なくとも、あのロープを何本も用意するだけの資金は無い。


 まさに命綱となるラインロープを用意できないとなれば、次はちゃんと測量して地図をつくることだが、そんな技術は私にはない。そうなると、探索者として経験を積むことで「地図作成」のスキルを獲得することが現実解だ。なるほど、道理で探索者協会の教本でも「地図作成」のスキルが重要だと書かれているわけだ。安全に帰還するためという説明もちゃんと記載されていたが…頭では分かっていても、こうやってはじめて理解できるな。


 となると、プライベートダンジョンの2階層は、再び棚上げである。


 「…つまり、プライベートダンジョンはまだ挑むには早い。そういうわけだな、水流。」


 と、水流と情報を交換する。といっても私がただ喋っているだけだが…ん?


 「えっ…、探索者になったのに、探索者のスキル持ってないの?だと…?ステータスは?って?ステータスなぁ、分かっているけど、あれどうやって見るんだ?一回、探索者免許とった時には、あの魔道具で見れたけどさ。…えっ?誰でもいつでも見れるはず?何を言ってるんだ?冗談ですよね?だって?冗談じゃないぞ?」

 「はぁ?見れないけど?…えっ?おかしいって?マジで?他の人は皆見れるの?冗談ではなく?いや、見れないけど。私は。えっ?道具で見れた時のステータス?興味なかったから、確認してないけど?」


 水流と情報のやり取りをしたが、「自分のステータスなんて知らん!」って返事した所、頭を抱え始める。いや触手に手なんて無いけどさ。ジェスチャーがもうそれだし。ステータスが存在することは知ってるけど、どうせまだ探索者になってない間にレベルが上がることはないだろうし、スタート時点のステータスなんて無駄だろうと、確認なんてしなかった。一応見せて貰えたけど、正直どうでもよかったからちゃんとチェックしてない。後ろで話を聞いている土流も、「えっ嘘でしょ…。」みたいな感じでフリーズをしている。


 あれ?これ、私が悪いのか?誰かに相談したほうがいい?…ま、いっか、ステータス見れなくても、ステータスはあるっぽいし。それにこれをきっかけに、探索者協会に目を付けられたくない。不都合が無いわけではないけど、下手にこのこともバレたほうが、やばいことになりそうな気がする。


****************************


 さて、派手に散財して、なんの成果も得られなかった訳だが、別にケイビングにしか使えないわけじゃない。確かにケイビング用の装備ではあるが、同時に探索者用の装備でもある。ケイビングスーツはそのまま防具として使えるし、ハーネスもハーネスとして使わなくっても、防刃装備としての機能を有する。靴も当然そうだし、リュックや水筒・コンパスもそのまま使える。ハーケンやザイルもどこかで出番があるだろう。ハンマーも武器になるものだし、ヘルメットも頭を守る防具だ。


 つまり、いままで行けなかったダンジョンにも挑めるようになった…訳だ。むしろ今までよくそんな装備でダンジョン探索していたよな。…だから安全なダンジョンだけにしていた訳だけど。こうなれば、探索者としての熟練度?も積みたいし、次はこっちも、第二階層にチャレンジしてみよう。となると、神埼に連絡だな。今度は葦附第二階層かな…?まぁその辺りが無難だろ。たぶん。

別作あり〼

愛用のクッションがどうもなにか変

https://ncode.syosetu.com/n4475kl/


青空設置しました。

https://bsky.app/profile/sternjp.bsky.social

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
更新ありがとうございます。 誤字報告機能では章タイトルの誤字を報告できないので、こちらに投稿します。 >>第4章 (仮題)第ニ階層 漢数字の「二」ではなくカタカナの「ニ」になっています。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ