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触手 in クーラーボックス(仮)  作者: 一級フラグ建築士
第2章 社会不適合者

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比較的影響は軽微…では絶対的な影響は?

 さて、コンポストの方だが、それはもうすごい事になっている。ちゃんと調査した訳では無いのですべて推測の話になるが…。おそらく原因は、栄養満点の食事(生ゴミ)と、これまた湿り気を与えるのにダンジョンの水、更にまとめて投入した『トミヨニ』の頭にあった魔石。そして毎日そこで遊ばせている土流。このあたりがおそらく原因だ。


 何が起きているのかと言うと、まず、分解が速すぎる。本来もっと時間がかかるはずの生ゴミが、あっという間にミミズ(と土流)によって食べ尽くされるため、生ゴミが残る暇が無い。次に、無視できなくなってきた、コンポスト表面に塊になりつつある結晶物(明らかに魔石)。そして、肥大化・活性化したミミズたち。ハーブのプランターのミミズたちにもその特性が現れつつあるが、顕著なのがコンポストで働いている方だ。


 まず生ゴミだが、魚の骨も鱗もハーブティーの出し殻も大人気だ。投入すると、まるまると成長したミミズたちが我先にと群がってくる。尚、コンポスト担当のミミズは、ミミズ達の中でもかなり人気役職らしく私が気が付かない間にローテーションが組まれている。それに気がついたのはつい最近のことで、自力で段ボールの蓋を開けて、ミミズたちが交代しているのを見てしまった。


 よくよくみるとしっかりと土の後が残っており、案の定、お隣さんとのブロック塀の穴から、あっちへこっちへ行き来した跡が残っている。つまりは、お隣の残渣置き場とうちのコンポストを行き来している。ちょっとまずい気もしなくもないが、お隣の残渣置き場と我が家のコンポストを起点にしている限り、広範囲に行動はしていないと思う。


 で、コンポスト以外にプランター担当のミミズたちも同様である。つまり、レモンバームとワイルドストロベリーのプランターのミミズたちも、お隣さんの菜園のミミズたちとローテーションを組んでいる。実のところ最近、お隣より「菜園の調子がなんか普段よりも良い気がする。」程度の話を聞いているので、徐々に影響が出始めているかもしれない。ただこれも、うちを起点にしている以上、広範囲に影響する事は無いだろう。


 証拠隠滅の方は順調だが、その結果できる堆肥については、思ったよりも早く出来始めている。だが、堆肥としてつかうには量が足りないのと、熟成と調整が必要になるので、成果物の方はまだ途中という感じ。まぁ元から堆肥が欲しくて作っているわけではないので、まぁそれはそれでいいのだが、出来た時にこれもプランターに使うと…今まで以上にすごいことになりそうなので、一旦保留。


 とまぁ、諸問題が出てきているが、最大の問題は、コンポストの表面にごろごろ転がり始めた、結晶(明らかに魔石)である。前から「なんかキラキラしてるのがあるな。」と、度々気にしてはいたが、そろそろごまかせなくなってきた。どのようなメカニズムで生成されているのかは、原因不明だが心当たりのある材料(ダンジョンの水)に加えて、更にダメ押しで心当たりのある材料(トミヨニの頭)を投入してしまったので、さもありなん。


 たぶん魔力が土流とミミズにより生物濃縮されることで、結晶体になりそれがゆっくりと結合することで…あたりが妥当な推測だと思うが、これで出来た魔石は果たして売却することができるのだろうか。いや無理だろ。探索者協会の受付担当者から「こんなもの見たことありませんよ。」とか言われかねないので、とりあえずあからさまに邪魔な大きさになったら、とりあえずは瓶詰め行きということで…。


 なんか取り返しのつかない事になりつつあるが、今のところまだギリギリセーフだ。生態系に与える影響は軽微。影響は限定的。広大な領土に多数出現したダンジョンを「管理しきれない」からといって、現在進行系で生態系に影響がでつつある、某国の状態に比べれば問題ない。


 問題ない。比較的には。


 まぁ良いこともある。ハーブが元気いっぱいに育っているのと、生ゴミが残る暇がないので、気になっていた裏庭の匂いはまったく無い。それどころかハーブの良い香りが溢れているので、むしろ窓を開けておきたいぐらいだ。収穫物に目を向ければ、想定以上に潤沢に収穫できている。ハーブの生育も、病気もなく順調そのものだ。証拠隠滅も捗ってる。


 結局は、ダンジョンの水も、魚の骨や内臓も何処かに捨てなければならない。そうであれば、コレぐらいで落ち着いているのであれば、むしろ喜ぶべきだろう。それにプライベートダンジョンだけで、これだけの影響がでるなら、他のダンジョン周辺はもっと影響がでているはずだ。…たぶん。

ボブは訝しんだ


別作あり〼

愛用のクッションがどうもなにか変

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青空設置しました。

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