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触手 in クーラーボックス(仮)  作者: 一級フラグ建築士
第2章 社会不適合者

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どうしても、人の顔と名前が覚えれられない。

 今日も今日とて、外出である。本当は引きこもってニートしていたいのが本音だが、探索者として活動しなければお金がない。そして、当面のゴールが、探索者活動の向こう側にある。否が応でも、陽の光の下に暗い部屋から這い出して、活動しなければならない。


 元来の陰キャである私にとって、この日の光はきつい。9月も日付がたっているのに、未だにじりじりと肌を焦がすような陽光は一体、どうなっているんだ。


 この間神埼と行った、ダンジョン…あいも変わらずダンジョン名が思い出せない。にいって、ワンサイドゲームをしてもいいのだが、あの人だかりに、一人でいくのは御免被る。人がいない、静かなダンジョンがいい。…もちろん初心者向けだとなお良い。


 かといっても、この辺にあるのは、どこもかしこも人気ダンジョンだったりする。海辺の方のダンジョンなんて、そこから出た海産物が、ダンジョンのすぐ目と鼻の先の市場に、ずらっと並べられて売られている。カニなどエビなど、タコなど、貝など、それはもう豊富にとれるらしい。かつては一時期、なんか食い尽くされた日があったらしいけど、数日で復活したってさ。ダンジョンは不思議だ。


 ま、うちのプライベートダンジョンも、いくら魚をとっても復活してるから、まぁそんなものか。


 探索者支部の端末で調べたところ、うちの近くに、初心者向けでかつ、人気のないダンジョンが存在したので、今日はそちらに足を伸ばす。


****************************


 県下にある一級河川5つの内、なんと2つが私の住む地域に流れている。南にある山から、北にある海へと流れるその河川は、私の済む地域を挟んで東に1つ、西に1つと流れている。つまりは、東西が川に挟まれた地形をしているのだ。


 そのうちの東に流れる川を、雄神川(おかみがわ)と呼ぶが、今日はその雄神川の堤防にきている。県の南から北を貫くその川は、いつもお世話になっている、ホームセンターから少し…いや、思ったより遠いが、歩いていけない距離では無い。


 広大な川幅、堤防から堤防の間は優に400mはある。その川幅いっぱいに水が流れている訳ではないが、ぐねぐねと曲がった川の流れにはいくつもの中洲が見て取れる。一見して、平和に見える流れだが、この川の流れはかなり速く、そして深い。かつて事あるごとに洪水を起こし、深刻な被害を及ぼした川も、数百年をかけて世代を何度も重ねて、幾度も幾度もかけられた治水工事の成果で、その被害が及ぶことはめったに無い。


 さて、歴史的にも地政学的にもいろいろと面白い川ではあるが、残念ながら今日は、その川自体にはまったく用事は無い。今日用事があるのは、この雄神川の堤防沿いにあるダンジョンである。名前は…なんだっけ。いや、今回は漢字は覚えているんだ。漢字は。


 ダンジョン施設に入り、受付のカウンターを見る。そこにはちゃんと、ダンジョンの名前が刻まれている看板がある。でかでかいと書かれる『葦附』の漢字。問題はその読み方を忘れたのだ。…葦ってなんだ。…い…あし…よし…よしか?よしつき?たぶんよしつきだろ。きっと。おそらく。メイビー。


 「残念ながら、『あしつき』と読むのが正解ですね。お兄さん。さて、ご要件は冷やかしですかね?」


 …全部声に出てたらしく、ダンジョン受付の女性に突っ込まれる。死にたい。しかも冷やかしだと思われてる。違うんだ、ちゃんとダンジョン探索に来たんだが…さて、肝心の受付でのファーストインプレッションに大失敗した。ここから入れる保険はあるのか?


 「…あれ?もしかして裏野さんでは?」


 おい、まじかよ、今回もこのパターンかよ。やめろって。しかも今回は、声を聞いても思い出せないぞ。人違いを装うか…?いや、駄目だ、ダンジョンに入るには探索者免許を出さなきゃいけない。本名なんてすぐに分かる。どうして毎回、初手から詰むんだ。助けてくれ。


 「…順番に、名前を間違えて申し訳ありませんでした。そして、今日は冷やかしではなくて、ダンジョン探索です。まずは受付をお願いします。」


 これだ、とりあえず、まず要件から入って、回答を引き伸ばす。っていうか、女性には恵まれてないのに、なんでこうも向こうは私の事を知っているんだ。なんでだ。


 「…いえ、こちらも申し訳ありませんでした。そうですね。まずは受付が先ですね。こんにちは。ダンジョン探索ですね。探索者免許のご提示をお願いします。」

 「こちらです。」


 「…確認しました。当ダンジョンは初めてですね?説明は必要でしょうか?」

 「いいえ、大丈夫です。」


 「それでは入場処理が終わりました。必要があれば更衣室での着替えをお願いいたします。お帰りの際は必ず、受付で退場手続きをよろしくお願いします。…やっぱり裏野さんですね。」


 さーて、誰かな。思い出せ、私。

長い事苦しめられたBSODの原因が判明しました。諸悪の根源はintelのWi-Fiドライバー…。

WindowsUpdateでも、個別のドライバ更新でもintelのドライバーは新しいのが降ってこないことを覚えました。基本的なドライバはWindowsに元からあったり、自動的にDLしてくるのに、最新のドライバはその機能で取得できないんですね…。


別作あり〼

愛用のクッションがどうもなにか変

https://ncode.syosetu.com/n4475kl/


青空設置しました。

https://bsky.app/profile/sternjp.bsky.social

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