表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
触手 in クーラーボックス(仮)  作者: 一級フラグ建築士
第1章 触手との共同生活

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/74

そのやりとりをする意味も時間も無い。ならば始めからやらなくていい。

ようやく念願の雨がふって、29℃を下回りました。

更新ペースを取り戻していきたい。

 『大介鱒』の名前を見る感じだとおそらく、一番近いのは『キングサーモン』辺りなんだろうが、それにしたって、もっとなんか名前の付け方がなかったんだろうか…。それにコイツダンジョンとはいえ、池でとれてるんだよなぁ。あのダンジョン()が特殊なのか、それともモンスターのほうが特殊なのか。


 まぁ、なんやかんや情報がのっているが、概ねこいつも『サクラサーモンモドキ』と似たような感じだと思えばいい。つまり、合法的に鮭の刺し身が食える。凍らせること無くだ。寄生虫がいないだけで処理が大分と楽になる。いくらのほうも処理してやりたいが、まぁそういうことならまずは刺し身にしてからだな。…ん?大きめの魔石が頭の中にあるのかこれも、あとで取り出しておくか。


 ダンジョンの一応はモンスター扱いなので、いろいろと使い道があるらしい。アラの方もアラ汁にして食べたほうがいいかな?ん?鱗にも使い道があるのか。魔力が含まれているから鱗だけでも買取対象と…。まぁ私には関係ないが、こうなると剥がした鱗も処理してとっておいたほうがいいかもしれないな。まぁただ、内蔵はさすがに捨てよう。


*****************************


 いろいろ処理していたら午後8時を過ぎてしまった。『大介鱒』を晩ごはんにするつもりだったが、今から処理していたらちょと時間がない。遅くなってしまったが、今日は冷凍庫の切り身をつかって、適当に食べようか。私はそう考えて冷凍庫を開ける。…あれ?


 「…減ってる。」


 冷凍庫の切り身が減っていた。すくなくとも、私しか食べるはずがない。あの女()は魚を食べないし、父も私のものに勝手に手を付けることはないはずだ。だが、この家は3人(と水流(みる))暮らしだ。だから、本来冷凍庫の切り身が減ることはないハズなのだが…事実へっている。あ、いや水流を勘定に入れるならあとは猫2匹もいるが。


 勝手に使われた可能性もないことはないが、父がそんなことをするとは考えにくい。となれば、別に犯人がいるか、あえて私に確認を取らずにつかったか…になる。まぁ少なくとも父ではないだろう。となると母に確認を取らねばなるまいが、わざわざ時間を無駄にしてまで、母と会話もしたくない。というか顔も見たくない。


 私は両親が普段いるリビングにはできるだけ顔を出さないようにしてるし、食事も一人でとっている。食べるものも自分で適当に作る場合がほとんどだ。


 よくないが。まぁいい。今日は切身をオリーブオイルでムニエルしてやろう。


**************************


 適当に作ったムニエルを、台所から自室へと運んでいると、犯人…というか、切身が減った原因を見つけた。うちの猫が食べている。まぁ、そうか。そういうことか。…まぁ食べたという意味では猫共が犯人だが、勝手に使ったという意味では、犯人はほぼほぼ母だろう。まぁこれぐらい別にいいんだが、…いやよくないのか?一応モンスターの肉だしな。


 ま、どうせ問い詰めたところで「沢山あるから平気でしょ」「別にそれぐらいで文句いうな」という旨の返答が返ってくるだけだ。時間の無駄だ。分かりきった返答を言うだけで、どうせ改善しない。「はいはい」と返事したうえで、どうせまたやる。まぁ猫の餌になる分には問題ない。この存在がバレなければ。


 まぁ、父には一応言っておくべきか?まぁ、自分で全部食べる気もないし、父には食べていいよと言っておくか。猫の餌にしてもいいことも、併せて言っておこう。


 …そんなことより、ムニエルを冷めないうちに食べるべきだ。

別作あり〼

愛用のクッションがどうもなにか変

https://ncode.syosetu.com/n4475kl/


青空設置しました。

https://bsky.app/profile/sternjp.bsky.social

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ