もしかしたら、新しいものを発見したかもしれない。
ジョーカー「艶のあるモンスター。」
私「やめろ!また!文章全部あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「さすがに寒いな。」
プライベートダンジョンにて、ドライアイスと無水エタノールによる、冷却実験を開始する。とはいっても、そのままだと池の中で実験する事になるため、池の真ん中にコンクリートブロックで土台を作り、簡単な作業台を制作する。この利点は、プライベートダンジョン内ならば何が起きても現実には影響がない事だ。仮に未遂エタノールで、火災に発展してもそのまま池のなかにバケツ毎突っ込めば良い。そもそもドライアイスによってCO2で、簡単には着火しないとは思うのだが念の為だ。
全部入れると、『10Lのバケツにドライアイスと無水エタノールの混合液が大体4Lぐらい』というところか。先にドライアイスを入れておいて、そこに無水エタノールをジャバジャバと注ぐ方式をとった。その方がたぶん無水エタノールが段階的に冷却されて、派手な沸騰を抑えられると考えたからだ。また、一工夫がしてあって、バケツの底にはステンレス製の網を敷いてある。これによりドライアイスとバケツの間に隙間ができて、保冷とバケツへのダメージが少なくなる。欲を言えば、バケツと同じ大きさのステンレスの籠があれば、作業が楽になるのだが、今回は簡易実験なので見送った。DIYする事自体は問題ではないが、そもそもタイルがどれだけ脆弱になるのかを先に実験しなければならない。
バケツにジャバジャバと、無水エタノールを投入していくのだがやはりドライアイスが動くのが目立つ。これもステンレス製の金網かなにかで押さえつけてやると…いや、籠を二重底にすればいいのいか。下にドライアイスをいれる空間をつくってやれば引き上げも楽になりそうだ。何よりバケツとドライアイスが直接接触しなくなる。底にだけ引くのでも高価はあるが、側面がどうしてもドライアイスが触れていまう。
CO2と気化したエタノールは危険であるが、低温のガスは目に見えるしPBダンジョン内の換気も問題ない。それからエタノールの揮発もCO2ガスで、ある程度抑えられてるのかもしれない。10Lバケツに投入されている混合液は4L程度であり、上部分には6L相当の余裕がある。そこに低温のCO2ガスが必然的に溜まる。…故にこのバレルに顔を突っ込んではいけない。当たり前だが。バケツの端から白いガスが、水面に向かってどんどん溢れていく。
さて、ドライアイスも無水エタノールも消耗品である。ドライアイスは使い切りだし、無水エタノールは蒸発する。ただし、無水エタノールの残った分は、再利用可能だ。…流石に家で保管する気はしないので、バケツに蓋をしてこのままPBダンジョンで管理することになる。…あーなるほど、HDPEバケツは、ドライアイスを引き上げたあとは、このまま無水エタノールを保存するのにも向いているって訳か。つくづく合理的だな。おそらく全部西田の考えだが。
…なんで実際に実験している私より、欲しいもの伝えただけの西田の方がよく理解しているんだ?
まぁいいか。
ともかく、西田オススメのこのHDPEバケツは、万能ということは理解した。やはり次もまた実験する事があれば、DIYで『ステンレス製の二重底の内部籠』は制作するべきだろう。既に、簡易実験だからといって作ってなかった私は、若干後悔している。このあとトングや穴開きのお玉で残ったドライアイスの撤去をする事になることを、今更になって理解したからである。
…そうなると溶液の汚染が心配になるが、これの解決策は既に考えている。タイル一つ一つをジップやラップで来るんだ上で、アルミホイルで包むのだ。これで無水エタノールに直接タイルが触れることがないため、無水エタノールの成分汚染を防ぐことができる。ただし、ラップやジップだけでは冷凍での劣化が不安であるのと、冷却効率が良くないので周りをアルミホイルでくるむ。アルミの熱伝導率を考えれば、ちょっと手間ではるがこの二重構造を採用することで、理想的に冷却でき——。
——無水エタノールに直接触れない?これ、サクラサーモンモドキも凍らせられないか?家庭用冷凍庫では、イマイチだったんだよな。どうしてもドリップが気になる。切り身状態にした上で、アルミホイル・ジップ袋・アルミホイルの三層構造で保護してやれば、更に熱伝導的にも良い。薄くなった切身は家庭用冷凍庫なんかとは比べ物にならない超低温で、しかも溶液に触れないで、急速に冷凍される。おそらく内部温度は-60℃ぐらいにはキンキンどころか、「ギンギンに冷えてやがるッ」程度に冷えるはずだ。
もちろん、温度としては液体窒素には勝てないけど、ちょっとしたことで爆発するかもしれない、スーパー危険物である液体窒素に比べると、トータルで見ても遥かに安全なはずだ。ドライアイスのCO2による窒息と、無水エタノールによる火気厳禁・絶対換気問題はあるが、液体窒素によく爆発被害とは比べ物にならない。しかもここれはPBダンジョンの中だ。最悪火災になっても、私が火傷するぐらいで済む。
…あれ?現在の食品冷却って、食塩か液体窒素か、業務用冷蔵庫ぐらいしかないよな?…このバケツの中に、私は飲まないけど、缶ビールを投げ込んだらどうなる?…ギンギンに冷えてる缶ビールが爆誕?
ん?なんだろう。これ、なんかこれ、うまくいきそうな気がする。思考実験上、食品の梱包と取り出し時の汚染に最新の注意を払えば、そもそもドライアイスは食品グレードだし、無水エタノールは酒分類の食品添加物で、万が一口にはいっても微量なら問題ない。
「水流ー、ちょっと魚とってきて捌いてもらえる?あ、血抜きも頼んで。」
そうお願いすると、水流は新入りと一緒に、水の中に潜って行った。
ジョーカー「艶のあるモンスター。そのままではバケツが痛む。ステンレスの網を入れろ。」
私「あのさぁ。」
ジョーカー「艶のあるモンスター。実は籠の方が良い。」
私「あのさぁ。」
ジョーカー「艶のあるモンスター。実は二重構造がいいぞ。」
私「あのさぁ!!」
ジョーカー「艶のあるモンスター。実は食品に使えるかも。」
私「お前さぁ!!!!!」
※このしばらく遅筆の原因
※どうしてこうなった
別作あり〼
愛用のクッションがどうもなにか変
https://ncode.syosetu.com/n4475kl/
青空設置しました。
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